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ジャストインタイムゲーム

 トヨタ会館に、「ジャストインタイムゲーム」というコーナーがあり、子どもたちが遊んでいます。“ジャスト・イン・タイム”とは、必要な時に、必要な物を、必要なだけつくるというトヨタ生産方式のことです。

車は、前工程から後工程へと部品を流し、組み立てていくと、つくりだめが増えます。トヨタは、これを逆転させ、後工程で部品が無くなると、前工程にかんばんという伝票で部品を請求します。在庫が不要で、つくりだめがなくなるからです。

 トヨタは、工場から部品在庫を無くし、部品が無くなれば、そのつど下請けにかんばん伝票で発注します。下請けは、トヨタに部品がなくなればどんな少量でも、夜でも届けなくてはなりません。

トヨタがかんばん方式を追求してきたのは、コスト削減と利益の最大化を追求できるからです。乾いたタオルも絞れば水が出る―かんばん方式のおそるべき手法を表現したものです。欧米では、リーン生産方式といわれています。リーンとは、ぜい肉をそぎ落とした筋肉質な体を意味します。

これを人間に応用したのが人間かんばん方式と呼ばれます。労働者も、必要な時に、必要な労働者を、必要な人数だけ配置するというのです。2008年のリーマンショック時のように、生産が落ちれば6000人以上の期間従業員が解雇(雇い止め)されました。

 かんばん方式は、一方でもろい側面を持っています。2007年7月の中越沖地震で、新潟の部品工場(リケン)の生産が止まり、トヨタの工場が止まったことがありました。1つの部品で生産がストップするのです。

 トヨタは、かんばん方式で世界1の自動車メーカーになったことはよく知られています。むだをなくする―当然でしょう。しかし、待ってください。むだなことはすべて悪なのでしょうか?

ジャストインタイムゲーム
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その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/11/27 05:46
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