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◎技術者に聞いてみよう 牛の糞尿と中古ガソリンエンジンで発電できる?

牛フンで発電 
(中古ガソリンエンジンで発電=トヨタシンポジウムでの井内教授のレジュメから)

 牛の糞尿と中古ガソリンエンジンでバイオガス発電をしている―ドイツの農家の自然エネルギー発電を名城大学の井内尚樹教授が第28回トヨタシンポジウム(11月13日)で報告しました。原発に頼らず、自然エネルギーをつくりだす、しかも中古のガソリンエンジンで。どんな方法?

 この農家は、4軒の農家の糞尿とみずからの牧草・トウモロコシを発酵させます。そこで生まれたガスを使います。メルセデスのトラックの中古エンジンを改良し、モーターを回して発電しています。

 井内教授は、「自然エネルギー設備は、日本では高価だというが、それは大企業のプラントメーカーが提供しているからだ」といいます。ドイツの農家の中古エンジンは、100万円程度と推定しています。しかも、メンテナンスも自分たちがするといいます。

こうした設備は、地域の中小企業の仕事になり、循環型地域経済を構築することになると井内教授は語ります。

 ところで、中古エンジンで発電ができるの? トヨタ自動車のエンジン開発に携わった技術者に聞いてみると―。

 「中古ガソリンエンジンを、ガスを燃料としたガスエンジンに改造することは十分可能です。日本では、LPGを燃料にしたガスエンジンがタクシーに、都市ガスを燃料にしたガスエンジンが発電と温水を利用するコージェネレーションシステムに使われています」

「燃料噴射装置(キャブレターやインジェクター)をガス用に変更すれば、ほぼそのままガソリンエンジンをガスエンジンに変えることが出来ます。バイオガスはメタンが主成分ですのでプロパンやブタンと比べれば出力が出ないのですが出力に合わせた発電機を選べば良いのです」

「原理は分かっても、いざ作るとなると大変だと思います。自分たちでガスエンジンに改造したり、ガス供給装置を作ったりしているのはすごいと思います。ディーゼルエンジン発祥の国、マイスターの国、家も自分で作る国の人達はすごいと思います」

プリウスエンジン
(プリウスのエンジン=トヨタ会館で)
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原発ゼロへ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/11/25 08:43
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