◎トヨタ労組23春闘賃上げ要求案 職種・資格ごとに12に分ける
トヨタ自動車労組執行部は1月31日、評議会に23春闘の要求案を提案しました。組合員には「評議会ニュース」で明らかにしました。職場討議を経て、評議会(2月8日)で採決します。
21春闘まで全組合員の平均で賃上げ要求していたのを、22春闘から職種・資格ごとの12に分けて要求することへと大きく変え、それを踏襲しています。
表のように、事務技術職・医務職の主任職は5860円(22春闘は4900円)を要求します。技能職のCX級は4560円(22春闘は3580円)を要求する――などというものです。


18春闘で豊田章男社長は、「昨年を上回る」と日本語回答し、ベアを非公表にしました。組合は、19春闘からこれに合わせてベア要求を非公表にしました。トヨタのベアがそれ以降、まったく分からなくなっています。
23春闘でトヨタが加盟する労働組合の全国組織・連合は、5%程度の賃上げを掲げています。内訳は、ベアが3%程度で、定期昇給分が2%です。トヨタ労組が加盟する金属労協(JCM)は、昨年の2倍の6000円以上の要求を掲げています。
本田技研労組は、ベア相当分として1万2500円、定昇分と合わせて1万9000円、5%程度の要求を掲げるとしています。ベアは昨年(3000円)の4倍余りというものです。
いずれも急激な物価高を反映してこれまでにない要求になっています。ところがトヨタ労組の要求は、まったく分からなくなっています。
トヨタ労組は、「賃上げ額に焦点が当たるのを避けるため」にとしてベア要求額を非公表にしているのです。日本1の利益を上げるトヨタで、ベアの非公表を続けることはまともなことでしょうか?
しかも執行部は、「賃上げに対する基本的な考え方」として、「トヨタにおける賃上げは、毎年必ず昇給するものではなく、毎年会社との交渉を通じて獲得するものであり、約束されたものではない」などといいます。
一時金の要求案は、基準内賃金の6・7カ月(22春闘は6・9カ月で満額回答)です。
21春闘まで全組合員の平均で賃上げ要求していたのを、22春闘から職種・資格ごとの12に分けて要求することへと大きく変え、それを踏襲しています。
表のように、事務技術職・医務職の主任職は5860円(22春闘は4900円)を要求します。技能職のCX級は4560円(22春闘は3580円)を要求する――などというものです。


18春闘で豊田章男社長は、「昨年を上回る」と日本語回答し、ベアを非公表にしました。組合は、19春闘からこれに合わせてベア要求を非公表にしました。トヨタのベアがそれ以降、まったく分からなくなっています。
23春闘でトヨタが加盟する労働組合の全国組織・連合は、5%程度の賃上げを掲げています。内訳は、ベアが3%程度で、定期昇給分が2%です。トヨタ労組が加盟する金属労協(JCM)は、昨年の2倍の6000円以上の要求を掲げています。
本田技研労組は、ベア相当分として1万2500円、定昇分と合わせて1万9000円、5%程度の要求を掲げるとしています。ベアは昨年(3000円)の4倍余りというものです。
いずれも急激な物価高を反映してこれまでにない要求になっています。ところがトヨタ労組の要求は、まったく分からなくなっています。
トヨタ労組は、「賃上げ額に焦点が当たるのを避けるため」にとしてベア要求額を非公表にしているのです。日本1の利益を上げるトヨタで、ベアの非公表を続けることはまともなことでしょうか?
しかも執行部は、「賃上げに対する基本的な考え方」として、「トヨタにおける賃上げは、毎年必ず昇給するものではなく、毎年会社との交渉を通じて獲得するものであり、約束されたものではない」などといいます。
一時金の要求案は、基準内賃金の6・7カ月(22春闘は6・9カ月で満額回答)です。
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