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◎”年越し派遣村”からもうすぐ3年、労働者派遣法を改めて考える―その1

 民主党と自民党、公明党が、労働者派遣法の改正案から製造業派遣禁止を骨抜きにすることで合意していたことが11月15日、明らかになりました。住まいを失った派遣労働者の“年越し派遣村”が東京・日比谷公園につくられ、日本国中に衝撃を与えてからもうすぐ3年。労働者派遣法を改めて考えてみました。

トヨタ自動車の車を、期間従業員だけではなく派遣労働者がつくっていたことを知っていますか? プリウスやエスティマを組み立てているトヨタ車体です。2008年には5000人を超える派遣労働者がいました。

 リーマン・ショックの嵐が吹き荒れた2008年秋、トヨタ車体富士松工場(刈谷市)で奇妙な事が行われました。同工場では、A直、B直の2交代制で車を生産しています。正社員と派遣労働者がいました。

同年10月から、A直にいた正社員がB直へ、B直にいた派遣労働者がA直へ配置変えになりました。A直は、派遣労働者が主体になり、B直は派遣労働者がゼロになり正社員だけになりました。3カ月と1日たった09年1月からは、A直の派遣労働者がB直へ、B直の正社員がA直へ配置変えになる予定でした。これが終わると、2008年9月の時点に戻すというものでした(図参照)。

この手の込んだやり方は、A、B直とも3カ月と1日だけ、派遣労働者をゼロにするためだったのです。なぜか? 労働者派遣法は、派遣労働は「臨時的、一時的な場合に限る」「正社員を派遣に置き換えてはならない」という2つの原則があり、そのために派遣期間は最大3カ年という制限を設けています。

トヨタ車体は、派遣労働者を3年以上いつまでも使い続けたいと「3カ月と1日」というクーリング期間をつくったのです。これを2008年10月7日の衆院予算委員会で追及したのが日本共産党の志位和夫委員長でした。

テレビで中継された質問は、大反響を呼びました。トヨタ車体は、志位質問の1カ月後、同社のクーリングを違法と認め、配置変えを中止しました。

志位質問のニュースは、下記のアドレスで読むことができます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-10-08/2008100803_01_0.html

トヨタ車体 クーリング



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労働者派遣法 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/11/16 16:37
コメント
No title
ク-リングですね。
今の派遣先ではそう呼んでいます。
法律で決まっているから、仕方ないと言われます。
このような事は、部署単位で2年に一度行われます。
私は、4年で、4回配置が変わりました。

その度、新しい事を1から覚えなければなりません。
社員さんは、何年も同じ事をしているのに、同じ

レベルを求められるのは疑問を感じます。

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