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◎賃金や一時金の前にトヨタの成長?

 トヨタ自動車の社内誌「トヨタイムズ」のWEB版が21春闘でのトヨタ自動車労組の申し入れについて伝えています。

 トヨタ労組(西野勝義委員長)は2月17日、定昇込みの総額で9200円の要求を会社に提出しました。昨年の1万100円より900円少なく、妥結額の8600円より600円高くなっています。

 しかも、総額にはベア(賃上げ)分が含まれているか明らかにせず、公表しないという姿勢です。

 驚いたのは、「トヨタイムズ」の次の記述です。
 「今回の申し入れは、賃金や一時金の要求よりも前に、トヨタの持続的成長に向け、話し合いたいテーマが示された」

 「トヨタイムズ」によると、確かに西野委員長は、「トヨタの持続的成長に向けて、下記観点で議論をしていく」というのです。その内容は、① 働きがいや能力の、最大発揮を阻害する全社的課題、②自動車産業のさらなる発展に貢献するため、オールトヨタの力を最大化し、さらに取り組むべきこと――といいます。

 春闘時の労使協議会とは、組合員の賃金や一時金の要求の前に、トヨタの成長について話し合う場所なのか‥???

 申し入れを受けた労使協議会議長の河合満エグゼクティブフェローは、「1年の総決算の場」として、会社、従業員が「『本当に大切なことは何なのか』、議論を尽くしてまいりたいと思います」と応じました。

トヨタ 三角形の労使協議会
(20春闘の労使協議会では机を三角形にして話し合いました=「トヨタイムズ」から)

 「トヨタイムズ」では、労使協議会の象徴の場として、20春闘では19春闘以前のように労使が向かい合うのではなく、机を三角形に大きく変更して話し合ったことについて改めて強調しています。

 三角形とは、①労働組合、②会社=議長、執行役員、幹部職/基幹職の代表、③豊田章男社長、副社長、取締役――です。日本の企業ではあり得ない三角形でした。21春闘では、どうなるのでしょうか?
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21春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2021/02/22 11:27
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