FC2ブログ

◎原発マネーにまみれた関電役員ら 第3者委員会報告

 原発マネーにまみれていた関西電力の会長や社長ら歴代の役員ら! しかも、住民らが支払う電力料金から流れていた! 

 福井県高浜町の森山栄治元助役(昨年3月死去)が関西電力の役員らに金品を渡していた問題で、第3者委員会(委員長・但木敬一元検事総長)が3月14日、調査結果を公表しました。

 受け取っていたのは、辞任した八木誠会長や岩根茂樹社長ら75人で、総額は約3億6000万円にものぼります。調査報告書は、資料を含め200㌻を超えるぼう大なものです。

 森山元助役が金品を配り始めたのは、高浜町にある高浜原発3、4号機が稼働を始めたのが発端でした。森山元助役は1987年に助役を退任すると原発関連企業の役員などに就任しました。なかでも東京電力福島第1原発事故があった2011年以降のことについては驚きました。報告書は次のように指摘します(要旨)。

60 関電 第3者報告 図
(第3者委員会報告書から)

……
 東日本大震災以降、原子力発電所の運転の順次停止や新規制基準への対応などで工事発注の増加が見込まれた時期に、金品を受領した役職員や金品の額も大きく増えていった。

 森山氏がなんら見返りを期待せず多額の金品を提供することは容易には想像しにくい。見返りとして、自分が関係する企業へ工事などを発注させ経済的利益を得るという仕組みを維持することが目的だったとみるのが自然で合理的。
……

修 関電 金品受領者一覧
(関電役員らが受け取った金品の一覧表=第3者委員会報告書から)

 日本の電力会社で原発への依存がもっとも多い関電は、原発事故で安全のための工事発注額を大幅に増やさざるを得なくなりました。金品を配っていた森山元助役の関連する企業の仕事は、当然、増えたのです。

 第3者委員会の報告書を関電のホームページからダウンロードしました。 私は、名古屋市東区の関電東海支社前での原発ゼロをめざす市民運動に参加していました。その運動のさなかでも関電の役員らは、森山元助役から金品を受け取っていたのです。

 怒りに震えました。関電幹部らは、原発マネーの還流を受けていたのです。会長、社長らが辞任するだけでいいのか。公務員は、わいろを受け取れば犯罪になりますが、民間会社である関電の幹部へは「不正の請託」が立証できなければ難しいといいます。

関電前行動 20121012
(名古屋市東区の関電東海支社前での原発ゼロの行動=2012年10月12日)

 「関電の原発マネー不正還流を告発する会」は昨年12月13日、会社法の特別背任容疑などに当たるとする告発状を大阪地検特捜部に提出しています。全国の3272人が告発に名前を連ねています。

 関電だけなのか? 他の電力会社は、このような原発マネーに汚れていないのでしょうか。大阪地検特捜部は告発に応じるべきです。同特捜部は、森友疑惑問題で佐川宣寿元財務省理財局長ら10人を不起訴処分としているだけに心配です。世論を盛り上げる以外にありません。
スポンサーサイト



原発ゼロへ | 2020/03/15 21:22