FC2ブログ

◎超新星にいつなる? ペテルギウス

 古代エジプト人は、ナイル川の氾濫の時期を星座で知ったといいます。上流から肥沃な土壌が運ばれてくるからです。その目印が全天でもっとも明るいシリウスでした。

 シリウスが夜明け直前に東天に現われる時期と増水する時期が重なっていたといいます。現在の7月下旬になります。シリウスとプロキオン、ペテルギウスは、冬の大三角を形作っています。

修 星座


 そのペテルギウスが、いつ大爆発して超新星になるかが今注目されています。オリオン座の三ツ星が腰にあたり、ペテルギウスは肩の部分にあたります。ハッブル宇宙望遠鏡が公開しているペテルギウスを見ると、赤く輝いています。

 NHKのBSプレミアムは、毎週木曜日の夜に「コズミックフロント」を放送しています。「爆発直前!?赤い巨星・ベテルギウス」として放送したことがあります。

 ベテルギウスは、太陽の約1000倍、質量は約20倍という赤色超巨星です。星は一生が終わると超新星大爆発を起こします。星が無くなるのになぜ、“新星”なのか? 大爆発で明るく輝くことから、新しい星が生まれたと考えられてきたからだといいます。

修 ハッブルNASA ペテルギウス
(赤い星がベテルギウス=NASAのホームぺーから)

 超新星爆発が1054年に出現したことが、鎌倉時代の藤原定家の『明月記』に出てきます。中世の文化人にとって、とんでもない現象だったのでしょう。「大きさ歳星の如し」と、「歳星」(木星)」のように巨大だったと驚いています。

 鉄より重い金や銀などの元素は、超新星爆発の超高温の状態で作られるといいます。ベテルギウスの超新星爆発は、天文学者にとって宇宙や星の誕生などを明らかにできる絶好のチャンスです。

 この地球に生きる人類は、137億年前のビックバンで誕生した宇宙のなかで奇跡の生物です。広大な宇宙で、他の生物は未だに発見されていません。その地球が温暖化で悲鳴を上げています。

 温暖化を阻止し、戦争をなくすのがわれわれの世代のもっとも重要な仕事のはずです。定家の時代はただ驚いていただけですが、現代の人間は超新星爆発によって宇宙とは、人間とは何かの解明に近づけるところまで来ました。

 今夜、ペテルギウスを見上げてみませんか。
スポンサーサイト



その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/02/12 18:11
コメント

管理者のみに表示