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◎思想家 内田樹さんの「桜を見る会再論」

 通常国会の予算委員会で、安倍首相主催の「桜を見る会」に、首相が自らの後援会員らを多数招待して私物化したことを野党が追及している。安倍首相の棒読み答弁、政治責任と違法を絶対に認めない答弁――いや詭弁、珍答弁などを聞いて、イライラする国民が多い。

 思想家で神戸女学院大学の内田樹名誉教授が執筆した「桜を見る会再論」は、安倍首相の答弁の本質を言い当てており、すっとした思いになった。安倍首相と首相を守ろうとする官僚への痛快な論評である。

 内田氏は、「ふつうは申し開きのできない証拠をつきつけられて『申し訳ありませんでした。私がやりました』として『犯人』が白状して、火曜サスペンス劇場が終わるところで、ぜんぜんドラマが終わらない」と嘆く。

 そして、「昔、東京地検に勤めていた友人から、推理ドラマはあれは嘘っぱちだという話を聴いたことがある。検察官に供述の矛盾を衝かれて、顔面蒼白となって、『もはやこれまで』と自白するのは『自分が知性的な人間である』ということにおのれの存在根拠を置いている人間だけだというのである」と紹介している。

 なぜか? 友人は「そういうのは、落すの簡単なんだ。供述のわずかな矛盾を指摘しただけで、がたがたっと崩れちゃうから」と語り、「だから、ヤクザなんかは供述の矛盾をいくら指摘しても、平気で、『オレ、そんなこと言いましたっけ。あ、それ間違いですから、消しといてください。今日話したのがほんとの話です』と済ませてしまう」と語る。

 つまり、安倍首相の答弁はヤクザ並みだというのだ。さらに内田氏は、「桜を見る会」の招待者名簿にしても、ホテルニューオータニの「前夜祭」領収書にしても、それを「はい」と提示すれば、首相の潔白が満天下に明らかになる文書を、なぜか官僚たちも安倍後援会の人たちも、全員があっという間に捨ててしまった――と強調する。

桜を見る会 NHK
(「桜を見る会」での安倍首相夫妻=NHK放送から)

 日本共産党の宮本徹衆院議員が、安倍事務所が後援会員に参加を幅広く募集したのではないかと追及したことにも触れ、安倍首相は「幅広く募っているという認識」ではあったが、「募集しているという認識ではなかった」という没論理的な答弁をしたこと。今回は招待者名簿について「公開の対象とは書いてるけど、公開されるとは書いてない」という小学生のような答弁をしてみせた――ことなどをあげた。

 こうした安倍答弁の数々の事例をあげた上で内田氏は、「これから後も首相は有罪を免れるために、あらゆる『申し開きのできない証拠』に対して、『論理的に思考できないふり、日本語がわからないふり』をしてみせるだろう」と指摘する。

 このような安倍首相の答弁の「成功体験」が広く日本中にゆきわたった場合、この日本どうなるのか――。内田氏の「桜を見る会再論」の全文は、次の通り。
http://blog.tatsuru.com/2020/02/01_1152.html
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安倍政権 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2020/02/04 17:13
コメント
No title
>「だから、ヤクザなんかは供述の矛盾をいくら指摘しても、平気で、『オレ、そんなこと言いましたっけ。あ、それ間違いですから、消しといてください。今日話したのがほんとの話です』と済ませてしまう」と語る。

おぉ!まさに日本共産党のやっている事ですね!!

>『申し開きのできない証拠』に対して、『論理的に思考できないふり、日本語がわからないふり』をしてみせるだろう」と指摘する。

残業代不払いとか政党職員は労働者として認められている司法判断を出しても政党職員は労働者じゃないとか言って開き直る共産党そのものですね!

なるほど、ブログ担当者も現在の共産党上層部への不満が溜まってるんですね。

No title
今日のブログは立憲民主党への痛烈な批判も含めて居たのですね。

>安住国会対策委員長は、記者団に対し、みずからがコメントを書いたことを認めたうえで、「ちょっと調子に乗りすぎた。冗談のつもりで、取材規制をしたつもりはない。不快な思いをしたなら反省している」と釈明しました。


立民 国会内の部屋に新聞記事“評価コメント”を掲示
2020年2月4日 21時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200204/amp/k10012272561000.html
立民 国会内の部屋に新聞記事“評価コメント”を掲示
立憲民主党の国会内にある部屋の扉に、新聞各社の政治記事を評価したコメントが書き込まれた紙面が一時張り出され、報道各社は、取材規制とも受け取れるとして問題視しました。安住国会対策委員長は、「冗談のつもりで、取材規制をしたつもりはない」と釈明しました。
立憲民主党の部屋の扉に張り出されたのは、新聞6社の4日朝の朝刊の政治面で、ピンク色などのペンで、記事に対する評価が書かれています。合意に至らなかった国民民主党などとの合流について、「それでも結集を諦めるな」と題して書かれた記事には、「すばらしい」というコメントが、また、3日の予算委員会での「桜を見る会」をめぐる野党の質問の記事には花丸のマークが、それぞれ記されています。

一方、自民党の岸田政務調査会長の質問を取り上げた記事には、「くず 0点 出入り禁止」というコメントのほかバツ印が、「政府に注文 自民存在感」という記事には「論外」と書かれています。

紙面は、廊下から見える場所に貼られ、しばらくして剥がされました。これに対し報道各社は取材規制とも受け取れるとして問題視し、党に見解などを明らかにするよう求めました。

安住国会対策委員長は、記者団に対し、みずからがコメントを書いたことを認めたうえで、「ちょっと調子に乗りすぎた。冗談のつもりで、取材規制をしたつもりはない。不快な思いをしたなら反省している」と釈明しました。
自民 森山国対委員長「うなりたいときも真摯に」
自民党の森山国会対策委員長は記者会見で、「自民党としては、朝、記事を見て、うなりたくなるときもあるが、それぞれの立場で書かれて記事になっていることなので、真摯(しんし)に受け止めるのが基本だ。野党が言論封殺などを考えていることはないだろう。マスコミにはマスコミの立場があり、事実に基づいた報道をしていただければ、国民にとってもありがたいことだ」と述べました。
No title
『オレ、そんなこと言いましたっけ。あ、それ間違いですから、消しといてください。今日話したのがほんとの話です』

「ちょっと調子に乗りすぎた。冗談のつもりで、取材規制をしたつもりはない。不快な思いをしたなら反省している」


ビックリするほどの相似関係。
No title
内田氏の論考がよほどこたえたのですね。「桜を見る会」の私物化を暴露した日本共産党に八つ当たりするなんて。
桜を見る会なんて現政権の支持者への
イベントじゃん、今さら税金でとか
政規法にとか、しょーもねー事を言うな

ってのが大半の意見です

共産党員では理解できないと思うので
教えてあげます

犯罪なら訴えろや、ホテルが協力してくれないとか、話してくれないとか
頭は大丈夫ですか?

思想家?笑

思想家ねぇ 笑
共産党は国会議員を輩出する政党で唯一の
「うちの政党職員は労働者じゃないから労働人権は無い」
なんて人権蹂躙宣言しているのを指摘されるのは相当に不味いんでしょうね。


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