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◎「沖縄リポート 19年末」⑦ 那覇の対馬丸記念館

 那覇の不屈館を訪問した後、車で5分ほどの対馬丸記念館へ行く。戦前の沖縄戦で、激しいたたかいとなった1944年(昭和19年)8月21日、集団疎開する学童1500人近くが対馬丸に乗船し、長崎に向かう途中で、米潜水艦に撃沈されて犠牲になった。

 記念館は、この悲劇を2度と起こさないようにとつくられたものである。記念館の玄関前で、小学生10数人が記念撮影をしていた。入り口へ行くと、今日木曜日は定休日だという。

対馬丸0 IMG_0291


 記念館の中に人がいたので、とりあえず記念館の会費だけは支払おうと思い中へ入った。先程の小学生は、北海道の函館から来た豆記者なので、定休日だが特別に対応したのだと言っていた。

 豆記者のために、当時のことを知る語り部の女性が来ていた。私が愛知県から来たと言うと、とても感激してくれた。この記念館の近くにある「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」は愛知県の小学生の1円募金が発端になって出来たことを話してくれた。

 「小桜の塔」は、愛知県のすずしろ子供会が、沖縄に子どものための慰霊碑がないので、自分たちの力でつくりたいと1円募金を始めたという。記念館にもよく来ているが、まったく知らなかった。

 記念館は、退位した平成天皇と皇后が来館したことで知られている。壁一面に展示されている子どもたちの写真。何度見ても、胸が苦しくなる。戦争は2度としない、させない――子どもたちの犠牲の上に憲法9条があるのだ。

対馬丸記念館
(犠牲になった子どもたちの写真=対馬丸記念館)

 ホテルに帰り、久しぶりに近くにある有名な国際通りを歩いてみた。何度も来ているが最近はだいぶ印象が変わってきた。通りの両側に雑多な土産物や、食堂、レストランが並んでいる。大きなホテルが3つつくられ、通りのかなりのスペースを占めている。

 洒落たステーキハウスが増え、途中にあった牧志公設市場も移転した。全体にスマートになった印象だ。昔の雑多で猥雑な雰囲気が好きだったなぁと思う。帰りに沖映通りにあるジュンク堂書店の沖縄関係のコーナーで本を数冊買って帰った。
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沖縄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/01/15 20:50
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