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◎「沖縄リポート 19年末」⑤ 宮古島の地下ダム

 沖縄県宮古島には、サトウキビ畑の中に、珍しい地下ダムがある。地下ダム資料館(宮古島市城辺字福里1645-8)へ行った。参観者は他にはいなかった。係員が詳しく地下ダムについて説明してくれた。

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(宮古島は、平らな島で山や川らしいのがない)

 沖縄は、台風の通過道であり、しばしば被害に遭ってきた。宮古島は、年間降水量も2000mmを超える多雨地帯だが、サンゴ礁が堆積した琉球石灰岩でできている。このため雨は地中に染みこんでしまう。地下にある水脈も、そのままでは海へ流出してしまう。

 干ばつがくり返されてきた。そこで考えられたのが、石灰岩に竪穴を掘り、そこにコンクリートを流し込んで壁を作り、地下貯水池を作るというアイディアだった。飲料水や農業用水として使うという方法だ。

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(宮古島は琉球石灰岩のために雨は海へ流れてしまう=地下ダム資料館の展示から)

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(地下ダムの方式=地下ダム資料館の展示から)

 宮古島は、農業生産額が年間100億円を超えるように、沖縄県の市町村ではトップだ。サトウキビや葉タバコ、肉用牛、野菜、果実などが盛んで、県は「地下ダムを中心とする土地基盤整備が確実に進み、その成果が出ている」という。

 ダムというと水力発電という発想しかなかったので新鮮な驚きだった。この年は、愛知県の明治用水の関係者も活水と言う観点で視察に来たと言っていた。地下ダムは、島の発展に大きな役割を果たしている。

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(宮古島の模型=地下ダム資料館の展示から)
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沖縄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/01/13 11:04
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