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◎大波乱? 20年代幕開けの元旦

 2020年代の幕開けとなる20年元旦を迎えました。20年代が波乱の年代になるような動きが早くも始まっています。それも自動車産業にかかわる動きです。

 分厚い元旦各紙を見て、まず驚いたのが「トヨタイムズ」の見開き広告です。
 「トヨタは、どこへ向かうのか」という赤の大見出し。
 「コネクティッドシティ? 世の中どこまでつながっちゃうんですか?」

 写真は、都市高速道路をトヨタの「e-Palette」が走り、空飛ぶクルマが飛んでいます。「e-Palette」とは、トヨタが、移動、物流、物販など多目的に活用できるモビリティサービス(MaaS)専用次世代電気自動車として開発し、20東京オリンピック・パラリンピックで披露します。

 俳優で「トヨタイムズ」編集長の香川照之氏が語ります。車中で豊田章男社長にインタビューしたら、「飛びだした言葉はコネクティッド『シティ』構想! …マジですか? 街ですか?…こうなりゃ街ごとつくってつなげちゃぇ!って発想なのだろうか」――。

 こうした「シティ」構想、中国ではすでに「自動運転シティー」として現実のものになっています。このブログ「トヨタで生きる」で紹介したように、昨年5月にNHKや日経新聞が紹介しました。

 中国で大規模な自動運転シティーをつくり、コネクティッドはもちろん、一挙に自動運転の技術とそのシステムの世界への輸出をねらうという驚くべき動きが進んでいるのです。
http://toyotaroudousya.blog.fc2.com/blog-entry-2892.html

 自動運転は、電動化、コネクテッド化などとともに「CASE」と呼ばれ、世界の自動車の「100年に1度の大激動期」(豊田社長)の中心技術となるものです。

トヨタイムズ IMG_0176


 20年代、「CASE」は私たちの身近なものになるのでしょうか? それは私たちトヨタで働くものに、何をもたらすものでしょうか? 元旦のもう1つのびっくりニュースが日産自動車のゴーン・元会長の「大脱出」劇です。大みそかから元旦の最大のニュースとして流れました。

 ゴーン被告は、日産を食い物にし、約350億円ものばく大な金を流用・私物化し、金融商品取引法違反などの罪で逮捕・起訴されました。15億円を出して保釈されていました。春には裁判が始まると見られていましたが、何と大阪の関西空港からプライベートジェット機で脱出し、レバノンへ。

 日本全国に顔を知られたゴーン被告が、なぜ厳重なはずの出入国管理体制をかいくぐってレバノンへ逃亡できたのか? 元旦の新聞各紙によると、レバノンの国家権力や軍関係がかかわっていたのではないかと伝えています。

ゴーン保釈
(ゴーン被告の最初の保釈で10億円の札束の見本をつくって伝えるNHK=19年3月6日)

 推理作家も真っ青になるほどの国外脱出劇です。このままでは裁判は開けないのではないかといわれています。コケにされた日本の司法当局やゴーン被告の敏腕弁護士、それに日産自動車。

 汗水して働いてきた日産の労働者は、ゴーン被告によってリストラされ、利益を私物化されました。ゴーン被告は、海外に逃亡し、「日本の不正な司法制度の人質にはならない」などとレバノンから高笑いするような「声明」を発表しました。

 「我がなき後に洪水よ来たれ!」――マルクスの「資本論」に使われている言葉です。経営者の“甘言”を見抜くことが絶対に必要なことを教えられた元旦でした。
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決算・経営計画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/01/01 11:25
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