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◎香港区議選 民主派が8割超の議席で圧勝

 香港で11月24日、区議会(地方議会、定数452)選挙の投票が行われ、民主派は8割超の388議席を獲得し、圧勝しました。改選前に約7割を占めていた親中派は大惨敗しました。

 香港は、1997年に英国から中国へ返還され、「1国2制度」がスタート。民主派が区議会で過半数を取ったのはこれが初めてです。中国本土への犯罪容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改定案が大問題になった今年6月以降、100万人規模のデモが相次ぎましたが、今回の選挙で香港の民意が明確に示されました。

 強権で市民のデモを抑えようとする香港政府と背後にいる中国政府にノーを突き付けました。習近平中国共産党総書記・国家主席と林鄭月娥・香港行政長官は、民主派の意見を取り入れ、香港での事態を平和的に解決するべきです。

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(「逃亡犯条例」改定案に反対して香港の街頭を埋め尽くした6月16日のデモ=ロイターの撮影をニューズウイーク日本版が掲載)

 中国へは21世紀に入ってから数回、旅行へ出かけました。中国は、清の末期からの近代化の遅れ、それに乗じた英国など列強と日本帝国主義の侵略、内戦などと長期にわたる戦争で国民は疲弊しました。

 旅行に行くと、子どもたちが旅行者に粗悪品を売りつけている姿に驚き、悲しみました。当時の中国共産党の指導部は、文化大革命を起こし日本共産党に干渉するなどした覇権主義的な毛沢東の誤りを認める誠実な対応を見せました。

 その中国が、わずか20年ほどで日本を追い越しアメリカと張り合うくらいの経済大国になりました。現在の習近平指導部になると、尖閣諸島の領海侵入などに見られるように、新しい大国主義・覇権主義が目立つようになりました。

 「中国の夢」と言って中華民族の復興をかかげ、アジアからヨーロッパ、中近東、アフリカ東部までに広がる「一帯一路」経済圏をつくろうとしています。それは、明、清など歴代の中華帝国をほうふつとさせるものです。

 数年前に中国へ旅行に行くと、歴史都市・西安の郊外は高層の住宅が延々と続き、かつての貧しいイメージは一変。首都北京は乗用車であふれて大渋滞し、空はスモッグに覆われていました。

 最近、中国の西域へ遺跡の旅行へ行った学者は、ウイグル族への弾圧に怒っていました。チベット族にも強権で押さえつけようとしているといいます。香港と同様のことが中国各地で起きています。

 香港区議選での民主派の圧勝は、人々が求める自由と民主主義、人権は決して強権では抑えられないことを示しました。
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世界で今 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/11/26 16:27
コメント
そう言う日本共産党は党のトップを党内で選挙する事もなく密室で決め続けているのはどうなんですかね?
民主的な政党と自信をもって言えますか?
No title
「党内で選挙する事もなく」? ちゃんと選挙していますよ。知らないの?
No title
https://www.sankei.com/premium/news/161029/prm1610290015-n3.html
Q4 志位和夫さんは長く委員長をしていますが、役員に任期はないのですか

 A4 党規約では、党員は大会の代議員や指導部たる役員を「民主的に選挙」するとされています。しかし、実際は所属する党組織(末端は党員3人以上の党支部)の一級上の党機関に関する代議員や役員しか選挙できません。「立候補」も認められていますが、代議員や役員の候補は党機関執行部があらかじめリスト化し、選挙ではこのリストに◯付けする信任投票がされます。事実上、指導部主導の根回しで決まるということですね。

 こうした形を何段階か繰り返して選ばれた代議員たちが2~4年に一度開催される全国的な党大会で中央委員会の役員を選出します。支部、地区党会議、都道府県党会議で各執行部によるリスト化でふるいにかけられてきた代議員に、党中央へ批判的な者が入っている可能性は、ほぼゼロです。

 党大会に提出される中央委員会の候補者リストも最高指導者たち(志位委員長や副委員長たち、小池晃書記局長、なぜか不破哲三社会科学研究所長)が決め、代議員は◯付けの信任投票をするだけ。全国レベルの会議では代議員はリストの役員候補者を個々には知りませんから、執行部への信頼を根拠に機械的に◯付け投票し、晴れて全員信任となるわけです。

 更に最高指導者たちの意のまま選ばれた中央委員の最初の会議でこれもあらかじめ根回しされたメンバーがその上の幹部会委員として口頭で推薦され、拍手で承認。次の幹部会委員の最初の会議でも同じ繰り返しで最高指導者の最側近集団である常任幹部会委員(21名前後)を選出…。

 結局、すべてがトップとわずかな側近たちで決められているのです。健康を壊したり、上級の不興を買わない限り、党役員に再選を妨げる規定はありません。党のトップは自分を含め、お気に入りの役員を事情が許せばいつまでも再任させることができます。

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