FC2ブログ

◎縄文の女性はオシャレだった 大きな耳飾り

 文化庁が毎年、全国各地を巡回している「発掘された日本列島2019 新発見考古速報」が名古屋市博物館で開催中です(12月28日まで)。これに合わせて「尾張の城と城下町 三英傑の城づくり・町づくり」も開催しています。

 今年の「発掘された日本列島」展は、東京、岩手、青森、愛知、福岡の5カ所。東京以外の地方の開催県は毎年変わりますので、愛知県民にとっては発掘から日本の歴史を学ぶ絶好のチャンスです。

12 家形埴輪


 会場でまず目に飛び込んでくるのは、岡山市の金蔵山古墳(墳長約160m)から出土した埴輪です。柵形埴輪に囲まれた中に囲型埴輪があり、さらにその中に導水施設が表現された家形埴輪…と古墳で行われた祭祀の様子を見ることができます。どんな祭祀だったのか? 

 今年は大阪府にある大山古墳(墳長約486m。宮内庁は仁徳天皇陵に指定)をはじめとした5世紀代の百舌鳥(もず)・古市の巨大古墳群が世界遺産に登録されただけに、古墳ブームが起きています。

 ちなみに豊田市にも、トヨタ本社の南東の河合町に豊田大塚古墳(墳長約30m)があるのを知っていますか?

14 土製耳飾り


 展示で驚いたのが縄文時代の土製の耳飾りです。長野県松本市のエリ穴遺跡から、何と日本最多の2643点も出土しました。展示してあるのは、その一部分ですが、数㎝もある巨大な耳飾り。時代とともに大きさ、文様が変化していきます。

 こんな大きなものを耳からぶら下げていたら、耳が痛くなるのではないか? そんな思いに駆られます。しかし、それに耐えて飾り立てていたのでしょうか? 縄文女性のおしゃれにはびっくりです!

 青森県西目屋村の白神山地東麓縄文遺跡群は、津軽ダム建設に先立って行われた発掘で、段ボール箱1万5000箱以上の遺物が見つかりました。様々な土偶や漆塗り堅櫛などが展示してあります。

14 人面付き注口土器


 中でも人面付き注口土器のピッカピカに磨かれた表面には見とれました。まだ階級社会でなかった縄文時代は、人々が平等であり、そこから生まれた豊かな文化を想像させます。

 一方、「尾張の城と城下町」展は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という戦国時代の三英傑の城づくり・町づくりについて展示しています。封建時代の頂点に立ったのがこの3人です。家康の祖先が住んでいたのは豊田市の松平といわれています。

12 金箔瓦


 生活に欠かせなかった土器とともに、金箔瓦など権力の大きさを誇示するものが展示してあります。なかでも清須城(後期)のように、城の石垣の基礎部分に、大きな木材(枕木、横木)を並べ、その上に石垣を築いている手法には驚き、感心しました。

10 石垣の木材


 歴史を単なる懐古趣味にとどめず、歴史から深く学び、人間の未来を考え、よりよい明日へ展望するものにしたいものです。是非、名古屋市博物館に行ってみませんか。
スポンサーサイト



その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/11/22 18:04
コメント

管理者のみに表示