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◎トヨタ社員自殺 「バカ アホ」のパワハラで労災認定

 11月19日、NHKをはじめテレビがいっせいにトヨタ自動車の技術者が上司のパワハラが原因で自殺し、労災認定を受けたという衝撃的なニュースを流しました。その後も、新聞各紙がネットで流しました。

 遺族側の弁護士から取材した各報道によると、自殺したのは男性社員(当時28)で、東京大大学院を修了後、15年4月にトヨタに入社。1年間の研修後、豊田市本社の車両設計の部署で働いていたといいます。
 
 配属先の上司から、「『バカ、アホ』『こんな説明ができないなら死んだ方がいい』などと言われたほか、個室に呼び出されて『録音してないだろうな。携帯電話を出せ』などと詰め寄られたこともあった」(朝日新聞)といいます。

 男性は16年6月ごろに適応障害を発症し約3カ月間休職。職場復帰後、その上司とは別のグループに復職しましたが、席は斜め向かいだったといいます。男性は周囲の人に「死にたい」と語り、17年10月に社員寮の自室で自殺しました。

14 トヨタ本社とテクニカルセンター
(豊田市のトヨタ自動車の本社=右側=と技術者が働くテクニカルセンター=左側)

 遺族は、大阪過労死問題連絡会などで過労死と取り組んでいる立野嘉英弁護士に相談。トヨタは当初、遺族に「死亡は上司の言動によるものとまでは認められず、会社として責任を負うものではない」(朝日新聞)と説明していたといいます。

 これに対し豊田労働基準監督署(愛知県豊田市)は、今年9月11日付で労災認定しました。男性の遺族は弁護士を通じ、「一生懸命育てた息子がこのようなことになり、まだ受け入れられません。労災認定を契機にトヨタには職場環境の改善に努めてもらいたいです」と語っています。

 トヨタは、「労基署の決定を真摯に受け止め、労働災害の防止、社員の健康管理に今後ともいっそう努めて参ります」とコメントしています。

12 厚労省のポスター
(厚労省が毎年11月を「過労死等防止啓発月間」として張り出しているポスター=愛知環状線三河豊田駅構内で)

 トヨタではこの事件以外にも、15年7月に夫が自殺(当時40歳)に追い込まれたのは、過密・過重な仕事とパワハラが原因だとして、妻(44)が労災認定を求めて名古屋地裁に訴えています。

 当時の中日新聞によると、「男性は乗用車の駆動系統の製品を生産するための準備業務に主任として従事。(リーマンショック時の)2009年秋ごろから『仕事が気になって眠れない』と訴えたり食欲が低下したりし、12月にうつ病の診断を受けた。10年1月、『出勤する』と出掛けたまま連絡が途絶え、2日後に遺体と遺書が見つかった」といいます。

男性は、上司から大声で怒鳴られるなどのパワハラを受け、心労が重なっていたといいます。

                ◇

 厚労省は、「職場のパワーハラスメントの定義」として、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」としています。その上で6つの類型があるといいます。

(1)身体的な攻撃
暴行・傷害

(2)精神的な攻撃
脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言

(3)人間関係からの切り離し
隔離・仲間外し・無視

(4)過大な要求
業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害

(5)過小な要求
業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと

(6)個の侵害
私的なことに過度に立ち入ること
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過労死 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/11/19 18:03
コメント
くだらん

トヨタでダメならダメだわ

悪いけどな
No title
何で↓の記事がかかれたコメントを消しちゃったの?
まさかパワハラした側の党内での処分が出来てないとか?

http://www.jcp-gifu.jp/2018/0914-160817.html
党岐阜地区委員会が「党岐阜市議の離党と会派離脱にともなう声明」を発表しました。
2018年9月14日
カテゴリー: 地方議会
 日本共産党岐阜市議団と原菜穂子市議は5日、共同で記者会見し、原市議が党員からのパワハラ被害を理由に離党し、会派を離れることを発表しました。
 党員、後援会員、支持者のみなさんから、ご支援をいただいた原市議を、パワハラで離党にまで至らしめたことを謝罪し、お詫びを申し上げます。
 地区委員会は現在、指摘されているパワハラ問題を厳正に調査し、厳格に対応していきます。このような事態は断じて、あってはならないことと考えており、重く受け止めています。
 日本共産党は一人ひとりの人権を大切にする政党です。こうしたことが二度と起こらないよう、深く反省し、今後は総括を深めます。地区党あげて、ハラスメントを許さず、人間的に尊重し合い、高めあう温かい党風をつくるために力を尽くします。
 原市議は今後、無所属で活動されます。党市議団は、原市議と一致点での市民の暮らしを守れるよう、奮闘していきます。
2018年9月9日 日本共産党岐阜地区委員会

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