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◎40日間のGMスト 賃上げ、1工場の存続など獲得

 全米自動車労組(UAW)は10月25日、GMで9月中旬から続いていたストライキを終えると発表しました。ストは、1970年の67日間に続く40日間の長期にわたりました。

 「しんぶん赤旗」や朝日新聞、日経新聞などの報道によると、UAWはGMなど自動車大手3社と4年ごとに労使交渉し、労働協約を改定してきました。9月14日が改定の期限でしたが、組合側は15日深夜から12年ぶりのストに突入しました。

 組合側は、GMが昨年秋に発表した4工場の閉鎖反対を掲げました。3工場の存続を守れませんでしたが、1工場の存続(GM本社地元のミシガン州デトロイト・ハムトラマック工場)を守りました。

修 GM工場
(存続になったGMのハムトラマック工場=米デトロイト、グーグルアースから)

 また、年3%の賃上げや1万1000ドル(約120万円)の一時金、医療保険の維持、3年間働いた非正規労働者の正社員化などを盛り込んだ労働協約で仮合意しました。

 その結果を受け、25日までの組合員による投票で6割近くが賛成したために、ストは終了しました。ストには、組合員約4万8000人が全米の約50拠点で参加しました。

 UAWのディッテス副議長は、「国中の人々の心をとらえたGM労組メンバーを強く誇りに思う」との声明を発表しました。UAWは今後、フォード、フィアット・クライスラーとの交渉に入ります。

 UAWの労働者の40日間にわたるストライキは、労働者のたたかいとは何かを、日本の自動車労働者にも教えてくれるものになりました。3工場の存続を果たせなかったものの1工場の存続を守り、賃上げなど様々な労働条件を獲得しました。

 トヨタ自動車では、トヨタの社長とトヨタ労組の委員長が結んだ1962年の「労使宣言」以来、半世紀以上にわたってストライキはありません。労使の団体交渉は「労使協議会」になり、春闘での賃上げは1発回答で終わっています。

 2002年春闘では、トヨタは1兆円以上の営業利益を上げながら、組合側の1000円の賃上げ要求に対し、会社回答はベアゼロでした。以来、2013年春闘までの12回の春闘で、ベアがあったのはわずか3回でいずれも1000円でした。トヨタは2兆円を超えるばく大利益を上げるなどしている中でのことです。

 14春闘からの6年間は、4000~1300円の回答があったものの、18、19春闘の回答は非公表になりました。トヨタ労組は、春闘のリーダー労組の役割から降りました。日本のトップ企業・トヨタが連合春闘を崩そうとしています。

 欧米では、労組がストライキでたたかうのは当たり前のことです。UAWのたたかいは、“CASE”と呼ばれる「100年に1度の大変革の時期」(豊田章男社長)のなかで、労働組合とは何かを教えているのではないでしょうか。
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その他 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/10/27 14:52
コメント
どんな立場で話しをしているのか
理解に苦しむ

なぜ対決姿勢なのか

いっそ組合を無くせば良くないか?

年間50億位銭動いてんやん

従事者はプーさんになるけど😂

同一労働同一賃金のバカな理屈なら
年収300万程度で十分できる仕事を
平均850万位頂いている事になる

ベアも何もなかろうが

格差是正するなら、まずは

トヨタ社員の給料を下げる事から

主張すればどうかな?


人員削減と引き換えに残る社員が賃上げ、日本の労組だと出来ない判断ですね。

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