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◎アメリカで社会主義に傾倒する若者が増えている NHK

 10月11日のNHKの朝のニュース。「トランプ政権下のアメリカ社会で新たな現象が起きています。社会主義に傾倒する若者が増えているのです」というワシントン支局の西河篤俊記者の報告に思わず身を乗り出しました。

 若者の世論調査で、「社会主義に好意的」と答えた人は51%にのぼり、資本主義の45%を上回ったというのです。GAFAなど資本主義の権化のアメリカで、「ソーシャリズム=社会主義」に若者は希望を見いだしている?

 記者は米国の各地を取材。ジョージア州アトランタでは、全米最大の社会主義団体「DSA=Democratic Socialists of America」(アメリカ民主的社会主義者)の集会を取材しました。

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 1000人余りの参加者で目立つのが若者の姿といいます。DSAは3年前の会員数の5000人から10倍以上の6万人と爆発的に増えているというから驚きです。

 集会では、富を分配し、福祉を充実させて公平な社会をめざす理念の実現へ3日間、議論が続いたといいます。アメリカのこれまでのイメージがすっかり変わりました。

 アメリカは、民主党と共和党という同じような2大政党が交互に政権を担ってきました。そこへ社会主義をめざす動きが出てきたのか! 前回の大統領選では、社会主義者を自認する民主党のサンダース候補が大善戦したことは記憶に新しいところです。そうした流れが続いているのです。

 番組では、「この集会は、アメリカで社会主義が最高潮を迎えていることを象徴する歴史的なイベントです。この左派の運動を盛り上げれば、社会を根本的に変えることができると信じています。私の地元では、若者たちが切迫した状況に苦しんでいます」と語る33歳のスチュアートさんをシアトルまで追っかけます。

 スチュアートさんは、必死で働いても給料が上がらず、経営陣が利益を独占していると感じています。アマゾンやマイクロソフトの本社があるシアトルでは、この10年間で家賃が10倍に高騰しました。

 「私たちは資本主義の恩恵を受けていない世代です。アメリカでは富を持たない人が99%、持つ人が1%。そして、トランプ大統領が就任してから、格差はさらに広がっています。だから社会主義を支持するようになったんです」

 スチュアートさんが語るアメリカと日本はそっくりになりつつあるのではないか? アベノミクスで株を持つ富裕層はさらに豊かになる一方で、貧困と格差が広がる。分厚いといわれた中間層の実質賃金はまったく上がらず、将来不安は高まるばかり…。

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(シアトルのテント村で暮らす母親と赤ちゃん=NHKの番組から)

 番組では、シアトルのホームレスが暮らすテント村があり、ホームレスは実に1万1000人を超えているという驚愕の事実をリポート。そこで出会ったカーラ・コイヤーさん(28)は、10カ月の赤ちゃんとテントでの生活を続けている!

 前回の大統領選では、衰退する鉄鋼産業や自動車産業などで働いていた五大湖周辺(ラストベルト地帯)に住む白人が熱狂的にトランプ氏を支持し、大統領に押し上げたといわれています。

 貧困と格差の問題は、トランプ氏のような排外主義など極端な政策を掲げるポピュリズム(大衆迎合主義)へ傾倒する人々を生み出す一方で、社会主義に未来を見出そうとする人々も生み出します。

 番組は、これからの社会のあり方を考える上で、説得力のあるルポになっていました。来年の大統領選のNHK報道では、こうした米国民のルポをどんどん出して欲しいものです。

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その他 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/10/12 17:20
コメント
社会主義国の現実を知らないから

格差がなくなる←全員が底辺

平等←底辺は平等

それで民主化で資本主義のながれ

アメリカ第3の政党であるリバタリアン党の近年の拡大については「小さな政府志向」「自由主義」と言った日本共産党の志向と異なるため取り上げない方針となっております。
https://toyokeizai.net/articles/amp/267247?display=b

こちらを取り上げた共産党の関係者をお見かけの場合は都道府県の委員会党へご連絡下さい。
直ちに除名処分等の対処を実施いたします。

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