FC2ブログ

◎週60時間もの残業 建設業の現場監督

 私の親戚に、大手ゼネコンの現場監督をしている40代前半の働き盛りの男性がいます。大学の工学部を出てゼネコンに入社しました。名古屋で働いたこともありますが、東京へ転勤になり、現在は大学病院の建て替え現場に通っています。

 子どもは、中学生を筆頭に3人います。男性が30代のころ、妻の母親に話を聞くと、「帰宅するのは、ほとんどが夜の11時以降」と語っていました。子どもらが寝ている時刻です。

 現場監督は、建設現場での総責任者です。「そんなに働いたなら過労死するよ。万万一のことを考えて、カレンダーに帰宅時刻を付けておくべきだよ」とアドバイスしました。

 トヨタ自動車堤工場で過労死(2007年)した内野健一さん(当時30歳)の帰宅時間を、妻の博子さんがカレンダーに付けていたことが、裁判で過労死と認定されるうえで大きな力になったからです。

 こうした事を思い起こしたのは、安倍政権が10月1日、2019年版の「過労死等防止対策白書」を閣議決定したというニュースをNHKや新聞が伝えていたからです。

 19年版の白書では、建設業とメディア業が大きく取り上げられていました。「過労死等防止対策大綱」では、長時間労働などの問題があって特別調査をする業種を定めており、昨年7月の大綱改定で建設業とメディア業が追加されました。

 新国立競技場の建設現場、広告大手の電通、NHKなどで過労死や過労自殺が社会問題になったからです。

 「大綱」では労働時間が週60時間以上の労働者の割合を、2020年までに全体の5%以下にする目標を掲げています。18年の全業種平均は6・9%なのに、建設業での調査では、9・9%も占めました。

 その中の職種では、現場監督が16・2%とダントツの多さでした。設計士など「技術者」は7・1%、現場で作業する「技能労働者」は3・5%でした。

残業が必要になる理由 建設業
(建設業で残業が多い理由=「過労死白書」から)

 このブログ「トヨタで生きる」は、1週間ほど前に日本経団連の調査で、日本の労働者の年間総労働時間は1998時間もの長時間労働になっている――をアップしたばかりです(2019年9月23日)。

 この中で、2018年度では、過労死・過労自殺で認定された労働者は合わせて158人にのぼり、前年度の190人よりは減っているものの、「過労死・過労自殺ゼロ」には程遠い実態ですと指摘しました。

 仕事が多すぎる、人手不足、顧客からの要望に追われ続けている…働く現場からは悲鳴が上がっています。万万一にならないよう、労働者を増やとともに労働時間、とりわけ残業時間を削減し、法律で「月45時間」までにすることは待ったなしです。
スポンサーサイト



過労死 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/10/01 18:35
コメント
トヨタで生きてんなら、他業種に無責任に口出すな。
あなたの言う通りにそこの嫁とかが
話しだしたらと考えると恐いわ。
原発が停止して電力不足に社会が喘ぐ中、中部電力を含めて電力各社の火力発電携わる人々が過重労働苦しむ中で共産党は何をしたか?

無視して、ひたすらに電力会社を叩いた。

自分の政党の党職員を「党職員は労働者ではない」と勝手に決めつけるように、敵対する勢力の労働問題は「勝手に過労死しろ」と言わんばかりに突き放す。

そんな党をどうにかしませんか?
思いがあれば労働者ではない、とか言って
党員は労働者でないらしいですよ

素晴らしいですね

つまりサービス残業は正にその名のとおり
思いがあるので、その間は労働者ではない

つまり無給で良いとの共産党の見解

管理者のみに表示