FC2ブログ

◎日産 西川社長が辞意 混迷深まる

 日産自動車の混迷が止まりません。

 同社は9月9日、西川広人社長が9月16日付で辞任すると発表しました。同社長が「ストック・アプリシエーション権」(SAR)という株価連動型の報酬で、4700万円をかさ上げして受け取っていたことで、急転直下、同日開かれた取締役会で辞任を求められたものです。

 また、西川社長が日産会長で同社を私物化してばく大な報酬を得ていたカルロス・ゴーン被告の右腕として経営のかじ取りをしてきたこと。ゴーン被告の拡大路線が破綻し、2019年度第1四半期決算(4~6月)では、前年同期比99%減のわずか16億円に減少ことした――などの責任を取らされたものと見られます。

 SARの不正が発覚するまでは、日産の最高経責任者(CEO)として、ゴーン後の経営を担っていくと見られていましたが、もはや西川社長では日産・ルノー・三菱自工の3社連合を率いていくのは難しいとして見放された格好です。

日産 スカイライン
(日産のスカライン)

 日産はまた、ゴーン被告とグレッグ・ケリー被告による不正について社内調査していましたが同日、会社に与えた損害は約350億円以上というばく大な金額にのぼることを明らかにしました。両被告に損害賠償を求めるとしています。

 ゴーン被告は、日産が1990年代後半に経営危機に陥るなかで、ルノーから日産に乗り込み、“コストカッター”の異名で、村山工場(東京都)、座間工場(神奈川県)の閉鎖と2万1000人の人減らしリストラを強行しました。

 西川社長も、さる7月25日、世界で1万2500人の人減らしをふくむリストラを発表していました。日産の経営幹部は、日産を食い物にしながら、労働者には犠牲を押し付けてきたのです。

 西川社長の後任は10月末までに指名委員会が決めるとしています。日産がこの20年間の混迷に終止符を打つには、労働者を犠牲にするような日産の経営姿勢にピリオドを打つ以外にはないでしょう。
スポンサーサイト



日産自動車 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/09/10 17:19
コメント

管理者のみに表示