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◎名大の自動運転実験車が衝突 豊田市

 世界の自動車産業の「100年に1度の大変革期」(トヨタの豊田章男社長)の「CASE」の1つ、自動運転の実用化は、どんなにいばらの道なのか。そう思わせる事故が8月26日、豊田市で起きた。

 名古屋大学の小型実験車が愛知県豊田市樹木町の市道で、追い越そうとした乗用車に衝突したのだ。実験車の右側面の樹脂製部品と、乗用車の左前部のバンパーが破損したという。幸い、けが人はいなかった。

 NHKは29日、「実際のレーダーのデータを地図にあてはめる際に誤りが生じて、システムが走行中の向きを間違って認識しハンドルを右に切っていたことがわかりました」とのニュースを伝えた。

50 名大 自動運転 事故
(名大の自動運転事故=NHKニュース、8月29日から)

 自動運転車は、写真のように電動ゴルフカートを改造した4人乗り。運転者がハンドルを持たない「レベル3」(条件付自動運転)の自動運転中で、衝突直前に運転手がブレーキをかけたが、避けられなかったという。

 現場を30回以上にわたって試験走行していたが、それまでは事故は起こらなかった。事故を受けて29日から一般の人を乗せて行うことにしていた実証実験を中止した。

 自動運転で最も先行しているといわれるのが、自動車メーカーではなく米IT企業のグーグルだ。09年から走行実験をくり返し、プリウスなどを実験車に使い、その走行距離は断トツといわれてきた。

 産経新聞によると、そのグーグルが2017年2月14日、グーグルの本社がある米カリフォルニア州のマウンテン・ビューを走行中に事故を起こした。路肩に置かれた砂袋を検知したため、一旦停止後、それをよけるため左に進んだところ、左後ろから走ってきたバスの側面に接触した。

 実験車は、トヨタ自動車の多目的スポーツ車(SUV)「レクサス」のRX450hを自動運転仕様に改造したものだった。

 自動運転は、IT企業も巻き込み激しい争いになっている。カメラ、ミリ波レーダー、レーザースキャナー、マップなどを使い、人口知能が制御する超ハイテク技術が必要になる。

 ぼう大なプログラムが必要で、車が道路に密集して走っている現代では、小さなミスでも事故につながる。完全自動運転の「レベル5」までには、まだまだいばらの道が続く。
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自動車技術 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/08/29 17:01
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