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◎賃上げと正規雇用の拡大で経済の好循環を

 トヨタ自動車は11月27日、10月の国内生産と国内販売を発表しました。生産は約27万台で、前年同月比で93・6%、販売は約12万台で、前年同月比で90・5%でした。

 これで4月から7カ月連続で、前年割れが続いています。4~9月の合計では、国内生産は95%、国内販売は92・1%でしたから、いっそうの落ち込みになっています。

 「高岡、元町、九州、日野、トヨタ車体への応援は沢山ある。堤が暇なだけの話だよ」などの意見がありますが、確かに車種によって異なりますが、トヨタ全体が落ち込んでいるのは、数字が示す通りです。

堤フェスタ2


 その原因は大きくいって2つあります。1つは、4月からの8%への消費税増税で、GDP(国内総生産)の6割をしめる個人消費が大きく落ち込んでいることです。もう1つは、賃金が15カ月連続(13年7月~14年9月)でマイナスになっていることです。

 好調といわれた自動車産業での販売減は、アベノミクスの失敗を物語るものでしよう。どうすれば経済は好循環になるのでしょうか?

 企業は生産・販売して利益をえます。その利益を賃上げに回したり、正規雇用を増やしたりすれば家計を温めることになり、個人消費は増えるでしょう。また、設備投資をしたり、下請け単価を上げたりすれば生産活動を活発になるでしょう。そうすることでGDPは増えます。

 GDPが増えて経済成長になれば、また企業の生産・販売が活発になる。それを賃上げに回す…こうした好循環になれば経済は成長します。

 反対に、いくら企業が得ても賃上げや設備投資に回さず、ひたすらため込んで内部留保をふやすだけでは、個人消費は冷え込み、それが生産活動に回らなくなります。悪循環のくり返しです。

 麻生太郎副総理・財務相は、「たまった内部留保が賃金や配当、設備投資に回らず、じーっとしている(今の)状態は異常だ」(2013年2月20日、日本共産党の大門実紀史参院議員の質問に対する答弁)と答弁したほどです。

 非正規雇用労働者が4割近くにもなり、年収200万円以下のワーキングプアが1000万人を超えるような状況では、消費は縮まるばかりです。

30 安倍政権の2年 朝日
(安倍政権の2年=朝日新聞、11月27日付から)

 内部留保を14兆円たくわえているトヨタをはじめとする大企業(その内部留保は285兆円にも達する)が、内部留保の一部を賃上げに回したり、非正規労働者を正規労働者にする、下請け単価を引き上げるなどすれば、経済を好循環させることは可能でしょう。

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14年衆院選挙 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2014/11/30 18:30
コメント
No title
堤工場で労災隠しがあっても共産党トヨタ自動車委員会は、問題視しないのですか?

http://blog.goo.ne.jp/atunion
共産党は雇い止めを問題視しないのですか?
No title
内部留保に課税するなど、内部留保を賃金や設備投資に回させる仕組みを作る必要があると思いますが。

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