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◎「労使の絆は、競争力の源泉」 豊田名誉会長

 トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長が日本経済新聞に連載していた「私の履歴書」が4月30日、終わりました。経団連会長を務め、現在のトヨタの社長の豊田章男社長の父親だけに、1カ月間、注目して読みました。

 最終回では、”もっといいクルマを”の見出しのもとに、高速道路での自動運転の可能性などをあげ、「交通事故死ゼロ。これが私の夢だ」と語っています。

 自動運転といえば、ネット大手のグーグルがトヨタのプリウスを使って自動運転の走行実験をしています。トヨタの先を行っているといわれています。4月30日付の朝日新聞は、そのグーグルが次々にロボットベンチャーを買収していることを報道しています。

 グーグルのねらいは、家庭でなんでもこなす”執事ロボット”ではないか、と推測しています。これからは、ものづくり+ソフトの世界になること、グーグルはロボットの頭脳を支配しようとしているのではないか、ロボット技術を牽引してきた日本もグーグルの動きに過敏になっている、と伝えています。

トランペット ロボット
(トヨタのトランペットを弾くロボット)

 トヨタも、溶接ロボットの技術を発展させ、トランペットを吹くロボットやギターを弾くロボットなどを開発しています。パートナー・ロボットと呼んでいます。ロボットは、人間のパートナーになりうるのでしょうか。

 豊田名誉会長の連載で、注目した1つは、トヨタのパートナーとしてあげている部分です。「販売店・取引先、そして労使の、固い絆。これがトヨタの競争力の源泉だ」(4月28日付)という叙述です。販売店・取引先と同列に労組をあげています。

「トヨタ75年史」から
(トヨタ労組の歴代3役名を掲載する『トヨタ自動車 75年史』)

 終業時間時間直前に、「私物をまとめろ」といって突然、労組組合員らをねらいうちして解雇する日本IBM。そのロックアウト解雇の異常さが批判を浴びています。労組をこれほど敵視する組合があるなかで、トヨタは労組を”固い絆”と呼んでいます。

 確かに、『トヨタ自動車 75年史』でも、歴代役員の一覧とともに、トヨタ労組の歴代3役が2ページにわたり掲載されています。「労使は、トヨタの競争力の源泉」と語る豊田名誉会長。なぜ、そうなのか? 連載で、もう少し語ってもらいたかったところです。

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労働組合 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/04/30 09:47
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