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◎トヨタ労組のベア要求総額は、ルロワ副社長の報酬にも満たない

 トヨタ自動車の20春闘第2回労使協議会(2月26日)で、河合満副社長はトヨタの「賃金・賞与は国内でも突出=非常に恵まれた処遇水準」などとのべ、組合の賃上げ要求を否定しました。

 組合の賃上げ要求は、本来、上がって当然の定昇とベア分などを含めた総額で1万100円です。組合はベア分を明らかにしていませんが、仮に17春闘(18、19春闘で会社はベア分を非公表)で獲得した1人1300円で計算すると――

 1300円×12カ月×6万2369人(組合員数)=約9億7296万円

 一方、トヨタの2019年3月期で1億円以上の報酬がある役員は、豊田章男社長の3億8600万円をはじめとして5人います。このなかに10億4200万円と突出した役員がいます。

60 トヨタ役員報酬 2019年3月期
(トヨタの2019年3月期の有価証券報告書から)

 ディディエ・ルロワ取締役副社長です。10億円を超す報酬は、1日当たり何と約285万円にもなります。毎日、毎日、365日、プリウスほどの車を買える計算になります。「非常に恵まれた処遇水準」とは、組合員ではなくルロワ副社長のことではないですか?

 組合員のベア要求の総額は、約9億7296万円ですから、ルロワ副社長の1年間の報酬に届きません。たった1人の役員の高額報酬に比べれば、組合員の要求はささやかなものではないですか?

 河合副社長! 「組合要求にそのままお応えすると、(トヨタの)競争力を失ってしまわないか」とご心配のようですが、組合員は「生きるか死ぬか」と言われ続け、懸命に働いています。

 河合副社長! ルロワ副社長ら役員の突出した報酬を組合員に少し回しませんか? いや、いや、利益剰余金(内部留保)は、何と22兆円もありますから満額回答してもトヨタはびくともしませんね。
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20春闘 | 2020/02/29 16:21

◎若手が“トヨタにがっかりして、退職へ” 第2回労使協

 「トヨタは大丈夫です」――世界1を争う自動車メーカー、日本1の超大企業で安心して働けるという言葉でしよう。一方で、「トヨタにがっかりして、退職へ」「トヨタの常識は世間の非常識」などの意外な言葉も―。

 トヨタの20春闘第2回労使協議会(2月26日)について報告する組合の「評議会ニュース」の中にある言葉です。

 「若手がいきいきと前向きに取り組めない風土」があるとして、組合側は、「何も変えられない自分」「本気で変えようとする先輩・上司が少ない」など、「若手の実感」を指摘します。

 会社側は、若手の退職の背景として、「全体感がわからずキャリアに対する期待が持てない 」ことや「『現場』から遠く、仕事の実感が持てず、やりがいや達成感がもてない」ことなどをあげています。

 その上で、「もっと若い人に寄り添い、外を見て、今の時代に相応しい働き方を追求していく」ことなどを提案しています。

 36協定についての言及もあります。「業務をやりきりたいが、年間限度越えが厳しく、やりきれないという声も聞いている。今一度、人材育成をはじめ、仕事の仕方を考えていく」としています。

 トヨタの年間限度時間は360時間(絶対限度時間は技術部門で720時間)です。仕事が目いっぱいで、「働き方改革」で残業の上限規制が厳しくなったのに、人が足らず、仕事がこなせないという声でしよう。

50 トヨタ本社地区2 グーグルアース
(豊田市のトヨタ本社地区=グーグルアースから)

 トヨタの技術労働者が入社3年目でパワハラ自殺し、労災認定されていたことが明らかになったのは昨年11月のことでした。「バカ、アホ」などと上司に叱責されていました。

 「生きるか死ぬか」の言葉が職場に飛び交い、「トヨタは大丈夫」どころか、労働者の働きがいや仕事の悩み、上司のパワハラ、残業時間など様々な問題、課題でいっぱいです。

 春闘本来の賃上げについては、河合満副社長がトヨタの「賃金・賞与は国内でも突出=非常に恵まれた処遇水準」などと早くも組合の要求(賃上げは定昇やベア分など総額で1万100円、一時金は年間6・5カ月)に応じることは無理だという牽制球を投げます。

 組合の西野勝義委員長は、「人の力を最大限に引き出せるような回答をお願いしたい」と主張します。満額回答が引き出せるかどうか―。ヤマ場となる次回の第3回労使協は3月4日です。
20春闘 | 2020/02/28 21:14

◎トヨタ 第2回労使協 頑張れ、頑張れ、もっと頑張れ

 トヨタ自動車の20春闘の第2回労使協議会が2月26日、開かれました。トヨタの社内報「トヨタイムズ」は、その日のうちにネットで配信し、社内だけでなく一般に公開するというスピードぶりです。

 1回目に続いて豊田章男社長ら会社役員、西野勝義委員長ら組合執行部、会社の幹部職・基幹職の代表の三角形にした机の配置で行われたといいます。「トヨタイムズ」によると、総務・人事本部の桑田正規副本部長が次のようにのべました。

……
「頑張っても、頑張らなくても、あまり差がつかない」、「頑張りの反映が不明瞭」といった声があるのも事実。会社としては、「賃金制度改善分」のみではなく、根元から、すなわち「賃金制度維持分の昇給分」も含めて、頑張りを反映させるよう、来年から変えていくべきではないかと考えている。

 頑張っている人に、きちんと報いていくことを狙いとしている。その時々の活躍ぶりに応じて、挽回も効く制度としたい。
……

 賃上げ(ベア)だけでなく、「賃金制度維持分」=定期昇給にも会社の評価に基づいて昇給させること。来年の2021年から実施したいとの考えを示しました。

トヨタ第2回労使協議 トヨタイムズ
(トヨタの第2回労使協議会のやりとりを伝える「トヨタイムズ」)

 これに対し西野委員長は、「組合としても組合員が『今まで以上に頑張ろう』と思い続けていくことが大切だと考えており、会社から説明があった『頑張っている人にはきちんと報いていく』という考えについては同じ思い」などと応じました。

 その上で、「頑張りきれていない人には奮起を促す」ためにも引き続き、労使専門委員会で議論したいなどとのべました。

 20春闘で、組合はベア分を会社の人事評価に応じ、メリハリをつけて配分することを要求内容に含めましたが、さらに定期昇給分も人事評価に応じて配分する動きになってきました。

 豊田社長の主張するようにCASEといわれる「100年に1度の大変革期」であり、トヨタは「生きるか死ぬか」のなか、組合員は頑張れ、頑張れ、もっと頑張れ、もっともっと頑張れということでしょうか。

20春闘 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2020/02/27 11:21

◎“オレが憲法だ、アベが法律だ”

 安倍政権が、黒川弘務東京高検検事長の定年延長を閣議決定(1月31日)したことが大問題になっています。「あり得ない!」――検察内部からも批判が上がるほどです。次は、毎日新聞(2月20日付)の記事と図です。

……
 検察庁法は、検察官の定年を63歳、検事総長のみ65歳と定める。検事総長はおおむね2年ごとに交代し、稲田氏も今夏の退職がささやかれていた。黒川氏は今年2月に定年を迎えるため、後任には7月に63歳になる林氏が有力視された。だが、土壇場の1月31日の閣議決定で、国家公務員法の規定に基づいて黒川氏は定年が半年間延長され、次期総長候補に躍り出た。
……

黒川問題 毎日新聞


 国家公務員法改正(1981年)で、公務員の定年制度(延長含む)が盛り込まれた際の政府解釈では「今回の定年制(延長を含む)は(検察官に)適用されないことになっている」でした。(同年4月28日、衆院内閣委員会)

 それなのに、法を無視して黒川氏の定年を延長する閣議決定をしたのです。安倍政権は、これまでも憲法も法律も無視してきました。その典型が歴代の自民党首相も憲法に反するとして出来なかった集団的自衛権の行使です。

 安倍首相は、解釈を変更(2014年7月の閣議決定)して2015年に戦争法(安保法制)を強行しました。同じように特定秘密保護法(13年)や共謀罪法(組織的犯罪処罰法改正(17年)も強行しました。

 「桜を見る会」では、「私人」と閣議決定した安倍昭恵夫人が、勝手に知人・友人を招待していました。もはや安倍首相は、“オレが憲法だ、アベが法律だ”とばかりに立憲主義を踏みにじってやり放題です。

 安倍政権の7年間で、「日銀も、内閣法制局も、NHK経営委員会も、安倍政権の色に完璧に染められている」(MAGNEWS)との指摘のように、次は検察までアベ色に染めようというのでしょう。

 モリカケ疑惑は官僚の忖度などで安倍首相は逃げることができたものの、「桜を見る会」の疑惑は、もはや将棋でいえば玉が詰まれる寸前です。黒川氏を検事総長にしようというのは、ひょっとしたら…。
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2020/02/26 18:38

◎両輪でなく、1輪でいいのでしょうか?

 労働組合法は、法の目的を次のように定めています。

……
第一条 この法律は、労働者が使用者との交渉において対等の立場に立つことを促進することにより労働者の地位を向上させること、労働者がその労働条件について交渉するために自ら代表者を選出することその他の団体行動を行うために自主的に労働組合を組織し、団結することを擁護すること並びに使用者と労働者との関係を規制する労働協約を締結するための団体交渉をすること及びその手続を助成することを目的とする。
……

 このように、労働組合法は1人ひとりでは弱い労働者が、団結して労働組合を結成する権利を認め、労働者と使用者は「対等の立場」に立つことを促進して労働者の地位を向上させることなどを目的にしています。

 トヨタ自動車労組は、会社と労働組合との関係について、「労使はクルマの両輪」と主張してきました。両輪ならば、「対等の立場」に立って、組合として主張すべきは主張しなければならないでしょう。

そうでなければ、クルマはどちらかに傾いてしまうでしょう。どちらが欠けてもクルマは走らなくなります。しかし、18春闘以来の組合の動きは、両輪ではなく1輪のようになっているのではないかと危惧します。

トヨタ労組 2015春闘集会
(2015春闘では、トヨタ労組は6000円のベア要求に対し4000円を勝ち取った。写真は本社地区での春闘集会)

 18春闘でトヨタは、「ベア回答を非公表」にし、労働界と社会に衝撃を与えました。利益NO1のトヨタの春闘回答が、日本の労働者の賃金を左右してきただけに、それがわからなくなったからです。

 19春闘では、トヨタ労組が定期昇給などを含めた総額要求にし、そのなかのベア分を明らかにしませんでした。会社のベア回答非公表と同様の姿勢を示し、労働界からは強い疑問の声が上がりました。

 さらに今年の20春闘では、長年続けてきた春闘のヤマ場での工場ごとの春闘集会を、「形骸化している対立ありきのスタイルを見直す」(西野勝義委員長)として中止しようとしています。

 豊田章男社長は、電気自動車化、自動運転化など「CASE」と呼ばれる世界の自動車産業は、米IT企業なども巻き込んで「100年に1度の大変革期」と主張。トヨタは「生きるか死ぬか」の状態だと危機感を煽っています。

 19春闘で、豊田社長は「組合、会社とも、生きるか死ぬかの状況がわかっていないのではないか」と“一喝”したといわれています。組合執行部は、「トヨタがおかれている状況の認識の甘さを深く反省」すると組合のニュースで異例の表明をしました。

 そうした流れのなかで、3月初めの第3回労使協議会の前日に開いていた春闘集会を中止する動きが出てきたのです。昼休みの集会とはいえ、長年にわたって組合員が賃上げや一時金の要求実現のために団結し、連帯して開いてきた集会を中止していいのでしょうか。

 「対立ありきのスタイルを見直す」などといって春闘集会までなくしてしまったら、トヨタ労組が主張してきた「労使はクルマの両輪」は、1輪だけになってしまい、クルマはまともに走れなくなるのではないでしょうか。
20春闘 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2020/02/25 17:16

◎トヨタ労組 春闘ブロック集会中止へ

 トヨタ労組は、これまで毎年開いていた春闘の工場ごとの集会――ブロック集会を中止する――と新聞各紙が伝えています。「ベア回答を非公表」(18春闘でトヨタ)、「ベア要求を非公表」(19春闘でトヨタ労組)と日本の春闘相場を決めてきたトヨタの労使がさらに春闘の“形骸化”に踏み込もうとしています。

 本社のブロック集会では、赤旗がひらめき、役員と組合員が掛け合いコールをするなど、春闘の組合員の団結の風景があり、テレビなどが放送していました。これが消えることになりそうです。

 西野勝義委員長は、20春闘の第1回労使協議会(2月19日)で、「(昨年)秋の(冬の一時金を決める)労使協では、形骸化している対立ありきのスタイルを見直し、今後のあり方を労使で考えていきたい、と申し上げた」などとのべました。

 このように「形骸化している対立ありきのスタイルを見直」すとのべ、これまで春闘のヤマ場となる第3回労使協の前日に開いていたブロック集会を中止しようとしています。

19春闘 トヨタ2
(トヨタ労組の19春闘本社ブロック集会から=2019年3月5日)

19トヨタ春闘1
(トヨタ労組の19春闘本社ブロック集会から=2019年3月5日)

 昨年の19春闘では、3月5日の昼休みに本社グラウンドに本社やテクニカルセンターなどから組合員が集まりました。赤旗がなびき、西野委員長が2回開かれた労使協について報告。2人の職場委員長が決意表明し、全員が団結して“ガンバロー・コール”をしました。

 「19年の大規模集会では、約5100人が参加した」(共同通信)ように、利益日本1のトヨタの春闘でどのような回答が出るかがメディアの注目を浴びていました。こうした春闘の組合員の団結の風景が消えていいのでしょうか?

20春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/02/24 21:45

◎豊田社長のいらだち 「I」と「YOU」

 【職場談義】

 A 「トヨタイムズ」の動画を見た? 春闘の第1回労使協で、豊田章男社長がわれわれ事技職(事務技術職)に向けて、「I」でなく「YOU」で話せと語っている。

 B 見たよ。社長は、一番距離感を感じるのは事技職の「上司」と名指しして批判している。驚いたよ。社長は相当いらだっている感じだ。

 A 豊田社長が米ラスベガスで1月に開かれた「CES(セス)」(家電・技術見本市)で、トヨタ東日本東富士工場(静岡県裾野市)の跡地に「コネクティッド・シティ」(woven city)を建設することを発表したが、事技職は関心を持っていないと嘆いている。

30 モビリティカンパニーへのフルモデルチェンジ
(CESで豊田章男社長は、「モビリティカンパニーへのフルモデルチェンジに向けて」とのプレゼンテーションを行いました=トヨタのホームページから)

 B 自分(I)のことばかりで、相手に対し、トップに対し、世の中に対し「無関心」だと怒っている。

 A CESで豊田社長は、トヨタが「モビリティカンパニーへのフルモデルチェンジに向けて」とのプレゼンテーションを行ったが、その柱がwoven cityなのに、事技職はトップのメッセージに「無関心」だとご機嫌斜めなんだよ。

 B しかも、社外の相手との打ち合わせについてまでも、「自分(トヨタ)のところに来ていただいて当たり前」というのではなく、「私が伺いましょうか」とまるで新入社員への教育のようなことを語っているね。

 A トヨタは自動車産業では世界1を争う会社になったし、日本最大の会社になった。知らず知らずのうちに、トヨタの事技職へ伺うのが当たり前、もっと言えばふんぞりかえっているのではないかという社長の危機感ではないか。

 B そうだろうね。自動車用鋼板の価格交渉もかつては日本製鉄がイニシアを握っていたが、今やトヨタという時代になった。自動車をつくってきたトヨタがモビリティカンパニーへフルモデルしようとしている時に、自分のことだけで、仲間づくりの相手になる会社にも、世の中にも、トヨタのトップのメッセージにも「無関心」なのか、ということなんだろうね。

 A 春闘の労使協で、トヨタの事技職や幹部職の代表を呼んで、叱責に近い発言をする。三角形に机を並べて社長が訓示するとは異様な風景だね。社長は、「悔しく思うし、恥ずかしくもある」とものべている。

 B 社長の危機感は相当なものだとわかるが、なぜ労使協の場でするんだろう。組合を通じて社員全員に浸透させようというのか? 第1回労使協は、賃上げどころではなくなった感じがする。第2回、第3回の労使協はどうなるんだろうか?
20春闘 | コメント(21) | トラックバック(0) | 2020/02/23 09:55

◎トヨタ労組の春闘要求 「成果主義を組合側が先導するのか」などの誤解?

 トヨタ自動車の20春闘の第1回労使協議会(2月19日)で、組合の西野勝義委員長が要求について発言しています。トヨタの社内報「トヨタイムズ」のネット版では、動画で紹介しています。

……
 賃金・人への投資については、頑張っている人に今以上に報いたいといった考え方から、維持分を上回る原資を、評価に応じメリハリをつけて配分することを要求内容に含めています。

 このことについて外部からは「成果主義を組合側が先導するのか」「格差ベア」「それでも組合か」など、誤解に基づく意見があるのも事実です。

 また、何より、こうした誤った受け止めが広がることで、全体の賃金水準の底上げを目指す、中小の仲間の組合の取り組みを、邪魔してしまうのではないか?という懸念もあります。

 しかし、今回の要求は現在のトヨタ労使が置かれた環境を冷静に見極め、限られた原資で、「どう頑張った人に報いていくか、そして変化をさらに加速させていくのか?」という観点で、賛否両論がある中、職場と議論した結果です。
……

40 トヨタ 技術者 2
(出勤するトヨタの技術労働者ら=豊田市の三河豊田駅前)

 西野委員長は、外部から「成果主義を組合側が先導するのか」「格差ベア」「それでも組合か」などの誤解があるといいます。トヨタ労組の要求は、「ベアについては、一律での賃上げではなく、5段階の人事評価に応じ、係長クラスで評価が極めて低い社員はゼロにするなど、従来以上に差をつける新たな方法を提案する方針です」(NHKの1月27日のニュース)などと報じられています。

 西野委員長の発言のように「評価に応じメリハリをつけて配分する」――「5段階の人事評価」(NHKニュース)に応じて配分することは、まぎれもない「成果主義賃金」です。

 トヨタをはじめ大企業では、すでに企業が労働者への評価や査定を基にして賃上げや昇格を決めることを導入しています。組合側が率先して要求すれば、「成果主義賃金」がいっそう強められることになります。

 このブログ「トヨタで生きる」で紹介したように、労働政策研究・研修機構の「成果主義を検証する」では、次のように指摘しています。

 「『やる気を引き出す』 『会社全体の生産性を上げる』など各論では賛成が多いが、総論である 『自社で導入している成果主義が成功しているかどうか』については、疑問視する声が大きい」――などと指摘しています。

 「成果主義賃金」を大企業で真っ先に導入(1993年)した富士通が再検討を迫られたのはよく知られています。その富士通は、2019年に2850人のリストラを強行するなど「成果主義賃金」が破綻したことを示しています。
20春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/02/22 21:24

◎第1回労使協 豊田社長、三角形の机配置に「悔しい、恥ずかしい」

 トヨタ自動車の20春闘の第1回労使協議会が2月19日、開かれました。その様子が組合の「評議会ニュース」として職場に配布されました。

 労使協では、組合と会社役員・幹部が向き合う机の配置がこれまでの方法でしたが、「評議会ニュース」に掲載された写真では、何と机の配置は三角形でした。

 手前右側が豊田章男社長ら会社役員、手前左側が組合の西野勝義委員長ら執行部のメンバー、正面に多数座っているのが幹部職・基幹職の代表です。

80 トヨタイムズ 第1回労使協
(トヨタの社内報「トヨタイムズ」に掲載されている机の配置。組合の写真は、幹部職・基幹職の代表が正面になっています)

 豊田社長は、「座り位置を変えた意味」について、昨年の19春闘から「一番距離感」を感じているのは「事技職の『上司』」と強調。事技職と話すと主語はほとんど「I」であり、「YOU」で話す習慣がなく、「どんどん世間から離れた存在になっている気がする」と指摘しました。

 その上で、「一番いけない」のは、「無関心」であり、これは「仕事の風景」を、そのまま表しているのではないか、と指摘しました。そして、「向き合うべき組合員に向き合うことができないという事実を、私自身、悔しく思うし、恥ずかしくもある」とのべました。

 第1回労使協で、事技職を痛烈に批判した豊田社長。賃上げどころか、中間管理職への強烈な批判は、何を意味しているのでしょうか?
20春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/02/21 11:11

◎アベ改憲発議反対 豊田駅前で「19日行動」

 安倍政権が違憲の集団的自衛権の行使を盛り込んだ安保法制(戦争法)を強行したのが2015年9月19日。それから全国各地で「19日行動」が行われているが2月19日夜、豊田駅でも行われた。

 例年に比べれば暖かいが続いたが、2、3日前から寒さが少し厳しくなってきた。この日は風が冷たかった。横断幕やボードを掲げ交代でリレートークした。

●安倍20200219 その4


 「安倍9条改憲NO! 憲法を生かす全国統一署名にご協力をお願いします」
 「STOP 改憲発議」
 「安倍内閣退陣」
 「安倍晋三は公選法違反で当選無効だ!」

●安倍20200219 その3


 愛知環状線豊田駅から名鉄に乗り換える通勤客が切れ目なく続く。寒いせいか、うつむき加減で、急ぎ足で通り過ぎる人が多い。そんななかでも署名をしてくれる人がいる。

●安倍20200219 その2


 今回から9条改憲発議をさせない新しい署名を呼びかけた。安倍首相は、モリ・カケに続いて「桜」疑惑でも、改憲をする前から憲法無視の国会運営を続けている。芥川賞作家の平野啓一郎氏がツイッターで発信していた。

 「まあ、しかし、人を巻き込んで、自分のためだけに、あんなに平気でウソを吐き続ける人間を、ちょっと見たことがないし、今後も見ることはないだろう。彼以外。……」

●安倍20200219 その1


 この日の行動で、「うそつき 安倍やめろ」とのボードを掲げた人がいたが当然だろう。平気でウソをつく首相が、憲法を変えようというのはとんでもないことだ。安倍退陣まで、ますます頑張るぞ!

トヨタの街から | コメント(2) | トラックバック(0) | 2020/02/20 16:33
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