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今日20日(水)は休業日、連休明けまで4日も

 トヨタ自動車の生産11工場では、今日4月20日(水)は休業日です。賃金は80%支給で、20%カットです。5月の大型連休明けまでに、4月28日(木)、5月6日(金)、7日(土)と4日間になります。

 18日に全工場で生産を再開しましたが、約150部品の納入がとどこっています。このため、日々の生産は5割程度で、休業日も設けています。

 トヨタは、「生産の先行きは極めて不透明」「問題の長期化も想定される」としています。収益も「圧迫」されるために、コスト意識を徹底して費用の削減を求めています。

 ハイブリッド車のプリウスを生産している堤工場では、プリウスとプリウスの3列シートの生産だけで、カムリやプレミオなどの車種は生産をストップしています。プリウスも、1日1直で3時間程度の生産時間です。

            ◆

 休業日になった20日、豊田市では市議選の期日前投票で、投票所はいっぱいでした。ある労働者は、「朝9時半過ぎに投票所へ行ったが、駐車場はいっぱいで、投票も待たされた。職場の同僚も2人いた」と驚いています。

 トヨタ労組は、期日前投票を推奨しています。その際、選挙管理委員会から「投票済証」を受け取り、職場委員に提出するよう求めています。トヨタ労組が推薦する候補への確実な投票をめざして行っているものです。

投票済証 image
(トヨタ労組が回収している豊田市議選の「投票済証」)
民主党支持押しつけ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/20 12:19

「仕事ができてよかった!」

 トヨタ自動車の高岡工場(豊田市)は4月18日、他の工場と同様に5週間ぶりの生産再開になりました。どの労働者も、「仕事ができてよかった」と、ホッとした表情にあふれていました。

 1カ月余もラインが動かなかったのは初めて。半日稼働で、約200台の生産予定でしたが、実際に生産できたのは120台ほど。ベテラン労働者は、「ラインはメンテナンスしたけれど、やはり1カ月も止まるとうまく動かないよ。不良品も出やすいし」といいます。

 労働者からは、「体がなまってしまった。カンが戻らないよ」という声もでました。1日の生産時間は、これまでの半分の4時間。ラインが動かない間は、「どうしたら順調に動くのか」というミーテングが行われました。

 トヨタでは、生産目標台数が達成できるまで仕事をやるのが絶対の方針です。それが、この日は、そこまで追及されなかったといいます。今週の後半くらいからラインが順調にまわるのではないか―。

 久しぶりの仕事に、先のベテラン労働者が語ります。
「1、2日くらいの休みだったら喜べるけれど、1カ月も仕事から離れるとね。やっぱり労働者は、働かないと。トヨタの仕事はキツイが、今日は、みんな働く喜びがあったんじゃない?」

高岡工場 20110418

(高岡工場の労働者には久しぶりの明るさが…=4月18日)
職場は今 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/19 18:42

5週間ぶりに生産再開 トヨタ全工場で

20110418 高岡工場1
(生産が再開された高岡工場=4月18日)

 東日本大震災で部品納入がとどこおったために、生産がストップしていたトヨタ自動車の工場が4月18日(月)、いっせいに生産を再開しました。3月14日(月)から5週間ぶりです。

 ハイブリッド車を生産する堤工場(豊田市)、トヨタ九州は3月28日(月)から生産を再開していました。

 IQやイストなどを生産する高岡工場(豊田市)のベテラン労働者は、「この5週間はきつかった」といいます。生産できないために、「作業標準書」の手直しや工場の清掃などの「4S」、さらに年休、いっせい年休取得で日々をすごしていたといいます。

 労働者が職場に配属されると、ただちに仕事ができるようにするマニュアルが「作業標準書」です。これまで更新できなかったところを書き直すなど手直ししました。部品を組み付ける仕事と違って、現場の労働者は苦手といいます。

 「上司から『どこまでできたか?』と点検された。みんないやがっていました」と、同ベテラン労働者はいいます。年休は、5週間で10日間ほど使ったといいます。

 みんなが不満だったのが特別休暇で休むこと。賃金は80%支給で、20%カットになります。「1回で3000~4000円くらいカットされるから。会社からは、『サラ金などに手を出さないように』との報告がありました」

 18日からの生産時間は、1日の前半が2時間、後半が2時間です。半日程度の生産で、直で200台ほどです。「やっと車づくりができます。よかったですよ」とホッとした表情でした。
20110418 高岡工場2


(生産が再開された高岡工場へ出退勤する労働者=4月18日)
職場は今 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/18 15:41

福島原発の収束に6~9カ月 ドイツは急速な原発離れ

 東京電力は17日、福島原発の収束には6~9カ月かかるとの見通しを明らかにしました。1~3号機の原子炉を安定的な「冷温停止状態」にするまでの工程表を発表したものです。

 チェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」(深刻な事故)の大事故になった福島原発。日立や東芝の原発製造メーカーは、廃炉に10年かかることを明らかにしています。

原子力発電は、未確立の技術をもとにしており、いったん事故を起こすと、人間と地域に長年にわたって取り返しのできない損傷をあたえます。福島原発は、その恐ろしさを見せつけました。

 ドイツは、この事態を直視し、急速に原発離れを進めています。メルケル首相は、国内17基の原発を2020年ころまでには廃止する意向です。そして、風力や太陽光、太陽熱などの「再生可能なエネルギーに転換したい」としています。

 日本は、ドイツの3倍の54基もの原発が稼働しています。世界でも有数の地震が起きる国です。海に囲まれ、日本の裏側のチリの地震の津波にも襲われています。

トヨタ自動車は、家庭用電源から充電できるプラグイン・ハイブリッド車を2012年までに、IQをベースにした電気自動車を2012年に発売することを発表しています。自動車を動かすエネルギーは、石油から電気へと大きく転換します。

 日本の今後のエネルギー政策を考える上でも、ドイツの決断は参考になります。

20110325 福島1号機 自衛隊 (2)
(福島原発1号基=NHKテレビから)
原発ゼロへ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/17 18:05

トヨタ車体の勤務 1週おきに出勤と特別休暇

 プリウスなどをトヨタ自動車から受託生産をしているトヨタ車体の富士松工場(愛知県刈谷市)は、4月18日(月)から再生産が始まります。

最初の週は、1、2直のうち1直だけの勤務です。2直は特別休暇で、賃金は80%です。 次の週は反対直の2直が出勤です。1直は特別休暇で、賃金80%です。1週間おきに、出勤と特別休暇が入れ代わります。

出勤した日は、半日稼動だけです。1、2直の両直で生産していた時に比べれば4分の1以下に落ちます。

こうした変則勤務のために、4月末からの大型連休では、2直は17連休になります。トヨタ自動車のような12連休に、2直の特別休暇の5日間が重なるからです。こんなに長期の連休が続いても労働者は喜ぶことができません。特別休暇は、「20%の賃金カットで、大幅減収になる」(労働者)からです。

トヨタ車体
 (トヨタ車体富士松工場=愛知県刈谷市)
トヨタ関連・下請け | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/16 20:45

そこまでやるのか? 労組の「投票済証」の回収

 いっせい地方選挙の後半戦がいよいよ告示されます(市議会は17日、町村議会は19日。投票はいずれも24日の日曜日)。トヨタ自動車の職場では、トヨタ労組の職場役員が、「『投票済証』を早めに持ってきてください」と組合員に督促しています。

 「投票済証」とは、選挙で投票した後、選挙管理委員会が出す証明書です。トヨタ労組は、組合員からこの「投票済証」の回収を毎回の選挙で行っています。

 表向きは“棄権防止活動”になっていますが、実態は労組の推薦候補へ投票するよう誘導するものです。豊田市議会(定数47、今回の選挙は46)で、トヨタ労組などが推薦した民主党系の会派「市民フォーラム」は、10人を占めています。

 トヨタ労組は、愛知県議会候補(10日投票終了)とともに豊田市議会候補を推薦しています。組合員に推薦候補の後援会への加入や事務所訪問などを強要しています。

 これは、憲法で保障された思想・信条の自由を踏みにじるものです。そうした上に「投票済証」を回収して、確実に労組推薦候補への投票に結び付けようというものです。

 ある労働者がいいます。「組合の会議出席などは、仕事中でも(会社が認めた)“離業証明”になる。国県市議会選挙などの投票は、個人の自由時間の行動であり、『投票済証』の提出を強要するのはおかしい」

別の労働者は、「職場役員はEX(エキスパート)など上司が多い。『投票済証』の100%回収が仕事の評価にもつながってくるから、職場役員は必死になって回収する」と指摘します。

 実際、県議選の投票が終わった11日(月)、「家族は10日に投票に行く」といっていた組合員のAさんは、職場役員から「投票済証」を催促されて、あわててかばんの中をさがして手渡していました。

 「投票済証」の回収は、組合員本人だけではなく、家族も対象になっているのです。他府県の有権者に聞くと、「『投票済証』? そんなのは見たこともない」といいます。豊田市を中心にした異常な「投票済証」の回収は、やめるべきです。

投票済証 県議選

(4月の愛知県議選の「投票済証」)
民主党支持押しつけ | コメント(7) | トラックバック(0) | 2011/04/15 12:27

大型連休明けまでの休業日が決まる

 東日本大震災で部品の納入が十分にできないとして、トヨタ自動車の大型連休明けまでの休業日が決まりました。工場の操業停止にともなう労働者の休業で、賃金の80%が休業手当として支払われます。

 休業日は、4月20日(水)、28日(木)、5月6日(金)~7日(土)です。これにより、4月28日から5月9日(月)まで12連休になります。

 休業日は、4月13日(水)も実施されており、賃金20%カットで労働者の収入は大幅に減ることになります。

 4月18日(月)から、すでに稼働が始まっている堤工場とトヨタ九州を除き、すべての工場で生産が再開されますが、当面は半日稼働で、いつまで続くかは未定といいます。

 堤工場の生産変更(4月9日付のブログ参照)は、18日(月)からに変わりました。

高岡工場 やっと生産再開へ

(18日から生産が再開される高岡工場)
職場は今 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/04/14 08:30

オペラ歌手は労働者。そして労組、労働者のチカラ

 東日本大震災の暗いニュースが続くなか、最高裁は12日、オペラ歌手は労働者とする画期的な判決を出しました。最高裁は、個人事業者として働く歌手や技術者を、「労働者に当たり、団体交渉権がある」と認めたものです。

 オペラ歌手は、新国立劇場運営財団と契約する八重樫節子さん。技術者は、INAX(現在はLIXIL)の子会社、INAXメンテナンスと契約している労働者です。

 八重樫さんは、ウイーン国立歌劇場で研修を受けたり、二期会合唱団ソプラノ・パートリーダーをつとめるなどしてきました。新国立劇場での契約期間は1年更新。年間約40回のオペラ公演に出演してきましたが、年収は300万円程度です。

 トヨタの期間従業員の契約、年収とよく似ています。

 八重樫さんは03年に契約を打ち切られます。労働組合、「音楽家ユニオン」に所属していました。財団は、八重樫さんは労働者ではないとして団体交渉を拒否してきました。

 最高裁は判決で、▽不可欠な労働力として組織に組み込まれていた、▽仕事の諾否の自由が実質的になかった、▽契約内容が一方的に決められていた、▽仕事の場所や時間が拘束されていた―などとして、「労組法の労働者に当たる」と判断しました(「日経」13日付)。

 個人事業主と働く人はたくさんいます。朗報です。八重樫さんの勝利は、労組の全面的バックアップやオペラ歌手の岡村喬生さんが裁判所に意見書を出すなど、大きな支援の輪が広がったことにあります。

 最高裁判決と同じ12日、プロ野球が開幕しました。セリーグは、当初の予定より18日遅れての開幕でした。セリーグの経営者たちは、大震災発生からわずか2週間後の3月25日に開幕を強行しようとしました。

 しかも、計画停電が行われている最中にナイターまでしようとしていました。これに敢然と異議を唱えたのが労働組合、プロ野球労組でした。選手会の新井貴会長(阪神)は、12日の試合で同点打を打つなど活躍しました。仙台が本拠地の楽天も勝利しました。

 東日本大震災から1カ月と1日たった12日。労働者、労組が社会で大きな役割を果たしていることを示す日となりました。

20110413 歌手は労働者

(歌手や技術者は労働者、と最高裁判決を報道する新聞)
労働組合 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/13 17:08

福島原発事故、チェルノブイリ原発事故を告発 フォトジャーナリストの森住卓氏

 福島原発の事故について原子力安全保安院と国の原子力委員会は4月12日、国際評価で最悪の「レベル7」に引き上げました。「レベル7」は、旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故以来、2回目です。

 福島原発事故が、いかに恐ろしい事態になっているかを示しています。3月11日の大地震、津波で原子炉が致命的な打撃を受けた福島原発。事故終息のメドはいまだにたっていません。

半径20キロ以内の住民15万人以上が避難しています。政府は、放射線量が多い20キロ圏外にも「計画的避難区域」を設け、1カ月をメドに避難するよう指示しています。さらに、「緊急時避難準備区域」の設定をしています。

 現在、福島原発事故をリアルな写真で告発しているのがフォトジャーナリストの森住卓氏です。森住氏は、チェルノブイリ原発事故も現地取材し、「Nuclear Blue 核に蝕まれる地球―20年目のチェルノブイリ」と題した生々しい写真で原発の恐ろしさを伝えています。

 森住氏の2つの告発―福島原発事故、チェルノブイリ原発事故―の仕事は、同氏のホームページで、その一端を知ることができます。原発の怖さを知るうえで、ぜひアクセスして下さい。
 森住卓氏のホームページ

DSC_1997.jpg


(福島原発事故を「レベル7」に引き上げたことを報道する新聞)
原発ゼロへ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/12 17:38

エネルギー大量社会を変え、時短で人間らしい生活を

 東日本大震災から今日4月11日で、1カ月たちました。大震災の教訓の1つは、原発事故と電力問題です。東電の福島第1原発は、原子炉の冷却がいまだにできず、終息の見通しはありません。放射線や放射性物質の排出のために15万人以上が避難を余儀なくされ、農業・漁業などに深刻な影響を与えています。

 電力不足で東京などでは、計画停電が行われました。さらに夏の電力不足への対応が浮上しています。政府は、大企業など大口需要家は25%、小口需要家は20%、家庭は15~20%減らす目標を示しています。

 自動車工業会は、曜日を決めて業界ごとの「輪番休業」を提案する方向です。 日立製作所は夜間操業の増加を計画しています。こうしたことが実行されると、労働者の勤務や家庭生活が不規則になることが予想されます。

 大震災から学ぶことは、これまでのような大量生産、大量消費、大量廃棄の経済の仕組み、昼夜2交代制など24時間生産体制・くらしなど、エネルギー大量消費社会を転換させることではないでしょうか。

 そのためには、たとえば、今こそヨーロッパ並みに労働時間を短くすることで、エネルギーの消費を抑えることです。ドイツやフランスは、年間総労働時間が1500時間台でトヨタの1877・1時間(2009年度)に比べ300時間も長くなっています。トヨタでは、2カ月も長く働いていることになります。

 時短大国ドイツでは、フォルクスワーゲンなど自動車メーカーはトヨタとの国際競争力を維持しています。ドイツでは、太陽光発電など自然エネルギーが発電量の16%を占めています。2050年には80%にする戦略的目標をかかげています。原発に頼らないエネルギー政策を着々とすすめています。

 東日本大震災を教訓に、エネルギー大量消費社会を転換させ、今こそ時短で家族団らんと人間らしい生活を取り戻しましょう。

夜のトヨタ本社方面 DSC_0256
(こうこうと電気が灯るトヨタのテクニカルセンター方面)
原発ゼロへ | コメント(3) | トラックバック(0) | 2011/04/11 09:45
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