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◎私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!

 森友疑惑で、財務省の決裁文書の改ざんを強要されて自殺した近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54歳)の妻が始めたネット署名「私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!」が3月31日夕方で、約25万人集まりました。

 目標とする30万人まであと5万人です。インターネットサイト「チェンジ・ドット・オーグ」(Change.org)で第三者委員会による再調査を求める署名活動を始めたのが27日ですから、わずか5日間という短期間で25万人も集まりました。

 安倍晋三首相や麻生太郎財務相は、赤木さんがのこした手記(遺書)と財務省の調査報告書との内容に、「齟齬がない」「乖離がない」などと言って頑なに再調査を拒否しています。

赤木さん署名
(改ざんを強要されて自殺した赤木俊夫さん=東京国立博物館前で)

 このブログ「トヨタで生きる」(3月28日アップ)で紹介したように、日本共産党の田村智子副委員長が参院予算委員会(27日)で、改ざんと安倍首相の妻の昭恵氏のかかわりを示して追及しました。

 ところが安倍首相は「齟齬がない」などといって再調査を拒否。そればかりか、自分の腕時計を指さして、「時間が来てるよ」のヤジを飛ばす有様です。再調査をすれば昭恵夫人のかかわりと改ざんが明らかになるからです。

 森友学園の地元のNHK関西は30日、赤木さんの署名が多数集まっていることをニュースで紹介。「署名をした人から『真実を明らかにすべきだ』などと再調査が必要だというコメントが数多く寄せられています」と報道しました。

 また、赤木さんの妻はNHKの取材に対し、弁護士を通じて「多くの方が賛同してくださったことに心より感謝します。皆さまの気持ちが安倍総理大臣や麻生財務大臣に届き、きっと再調査してくださると信じています。夫が命がけで残した手記と遺書です。再調査していただけるまで私も命がけでお願いし続けていきます」とコメントしています――と伝えました。

 「チェンジ・ドット・オーグ」のアドレスは次の通りです。
https://www.change.org/

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安倍政権 | 2020/03/31 17:17

◎安倍首相、時計指さし「時間が来てるよ」のヤジ 森友で追及されている最中に

 安倍首相が3月27日の参院予算委員会で、森友疑惑の決裁文書改ざんを強いられた上に自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の赤木俊夫さんの遺書を追及されている最中に、自分の腕時計を指さして、「時間が来てるよ」のヤジを質問者に飛ばしました。

 再三にわたってヤジを飛ばし、2度と行わないと謝罪(2月17日の衆院予算委員会)したのもどこ吹く風です。森友疑惑から逃げることばかりを考えていることをはからずも露呈した格好です。毎日新聞が、時計を指さす瞬間を写真に撮っていました。

 追及していたのは、日本共産党の田村智子副委員長です。田村議員の追及の全文起こしがネットにありました。それをお借りします。

田村議員の安倍追及
(森友疑惑で安倍首相を追及する田村智子参院議員=3月27日の参院予算委員会)

 田村議員は、決裁文書のうち、「削除されたうち、特例承認の決裁文書①これまでの経緯平成26年4月28日の部分を読み上げて下さい」と求めました。

 財務省の可部哲生理財局長が読み上げました。

……
 ご指摘の決裁文書は平成25年から27年までの3ページにわたる経緯の記述が一括して削除され十数行に縮められているものでございます。以下申し上げる部分はいずれも森友学園側の発言として記載されております。読み上げます。

「近畿財務局から森友学園に対し資料提出を速やかに行うよう要請したところ、森友学園から当初計画していた本年7月の大阪府私立学校審議会への諮問を本年12月に変更したいので、その前提で対応して欲しいとの要望と共に

 ②豊中市との開発協議を急ぐ必要があるため大阪府が小学校新設に関わる設置計画書を受理した段階で近畿財務局から豊中市に森友学園と本財産の契約を締結することを証する旨の文書を提出してもらいたいとの要望あり。

 なお打ち合わせの際、本年4月25日安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『良い土地ですから前に進めてください』とのお言葉をいただいたとの発言あり。(森友学園籠池理事長と夫人が現地の前で並んで写ってる写真を提示)」

 以上でございます。
……

 田村議員「総理、これが削除されたことについてどう思われますか」

 安倍首相 「あのー、先ほどと同じでございまして、答弁としては同じなんですが、委員がご指摘をされたですね、貸し付けに係る特例承認の決済文書だけではなくて私の妻が全く出てこない貸付に係る決裁文書の経緯の部分についても同様にほぼ全て削除されているところでございます。

 ま、ですから私の妻の名前があるからこのように改ざんが行われたというものではないと考えているということでございます」

 田村議員 「籠池氏が提示したという籠池夫妻と安倍昭恵夫人の写真。現地視察の写真。これを提示されて以降、近畿財務局が交渉を前に進めた。これは改ざん前の文書からはっきり分かりますよ。

 そして森友学園側に有利に事を進めたことを示す膨大な文書が改ざんされていった。昭恵夫人が森友学園の小学校建設を応援したことがどれだけ重大な事態を引き起こしたのか、このことに何の反省もないんですか」

 安倍首相「あの、まあ、しっかりとですね、決裁文書等を読み込んでいただければ、あのー、田村さんのような結論には至らないわけであります。まさに党派的、政治的目的を持ってそのような発言をされているんだろうと、こう思うしかないわけです」

 「党派的、政治的目的」などと言って、がんとして認めない安倍首相。田村議員は激しく追及します。

修 安倍 時計指さし
(自分の腕時計を指さして、「時間が来てるよ」のヤジを飛ばす安倍首相=3月27日の参院予算委員会、毎日新聞から)

 田村議員 「つまりは何の反省もないということですよね。反省もない、責任も取ることもしない。ご自分と夫人を正当化すると。それがね、どれだけ国家公務員の仕事を壊しているかなんですよ。

 改ざんが明らかになっても何もしない。重大性を自覚して苦しみぬいて職員が命を絶っても反省しない。今度はね、都合の悪い文書は捨てるルールにしよう。これが桜を見る会じゃないですか! 検察官定年延長をめぐっては口頭決裁ってことまで起きてるじゃないですか! どこまで政府を壊すのか!!」

 この田村議員の追及の最中に、安倍首相は「時間が来てるよ」のヤジを飛ばしたのです。これが1国の首相なのでしょうか? 吐き気がするほどの首相の態度ではないでしょうか。

 田村議員の質問の動画は、次のアドレスで見ることが出来ます。
https://youtu.be/K6cTjKyi8jw
安倍政権 | 2020/03/28 16:57

◎森友疑惑公文書改ざん 「再調査は最低限の責任」 小池書記局長が安倍首相を追及

 日本共産党の小池晃書記局長・参院議員は、国会議員随一の論客と言われています。時の政権の腐敗を舌鋒鋭く追及し、いいかげんな答弁には当意即妙に反撃する。一方、まともな答弁は評価する。うならせ、聞いていて安心感…。

 3月23日の参院予算委員会で、中小企業・フリーランスへの支援強化など新型コロナ対策をただすとともに、森友疑惑で決裁文書改ざんの作業を強いられた財務省近畿財務局の赤木俊夫さん=当時(54)=の遺書・手記をとりあげて追及したのは、その典型的な質問でした。

修 小池 赤木質問 20200323
(安倍首相を追及する日本共産党の小池晃書記局長・参院議員=3月23日、参院予算委員会)

 赤木さんは、2017年に決裁文書の改ざん作業を担わされ翌年自殺に追い込まれました。遺書には、改ざんは当時の「佐川(宣寿)理財局長の指示です」などと、政府側の説明とは異なる事実が記されています。

 小池議員は、赤木さんが死に追い込まれたのは、安倍首相の「私や妻が関係していたならば、総理も国会議員も辞める」(2017年2月17日の衆院予算委員会)との答弁で、安倍首相を守るために改ざんが行われたと指摘しました。

 その上で、赤木さんが改ざんを強いられ精神的に追い込まれていった経過を明らかにし、「改ざんを命じられ、加担した自分の責任と犯罪行為に問われるのではないかという恐怖の中で、まじめな一人の官僚が自ら命を絶った」と指摘し、安倍首相の責任を追及しました。以下は質疑のやり取りの要旨です。

 小池 財務省理財局が文書を改ざんしたのは、首相と妻の昭恵氏の関わりを隠ぺいすること以外に理由はないのではないか。

 安倍首相 国会審議において森友案件が大きく取り上げられる中で、さらなる質問につながる材料を極力少なくすることが主たる目的だったと報告がなされた。

 小池 さらなる質問につながる内容とは首相と昭恵氏のかかわりだ。その記述を削除する。まさに関与を隠ぺいするために改ざんが行われた。

 首相 それは小池委員の見解だ。見解が違う。

30 小池 赤木 安倍調査しない
(用意した文章を読み上げ、再調査しないと答弁する安倍首相=3月23日、参院予算委員会)

 小池 一人の命が絶たれたことを見解の違いで片づけるのか。目を背ける態度は許せない。一人の財務官僚が命がけで訴えた詳細な記録が公表された。遺族は第三者による客観的で公正な再調査を求めている。ただちに再調査することが最低限の責任ではないか。

 首相 (赤木氏の手記と財務省調査報告書の)両者において大きな齟齬(そご)はない。

 小池 手記はすべて佐川(宣寿元理財局長)氏の指示だとしている。全く違う。

 首相 財務省において徹底的な調査がなされ、結果は明らかになっている。

 小池 まったく応えようとしない驚くべき態度だ。それでも再調査しないのなら、首相自ら答弁したとおり首相も国会議員も辞めるしか残された道はない。財務省のお手盛り調査で終わらせるわけにはいかない。まじめな職員が命を絶ち、国会でウソがまかりとおることを許すわけにはいかない。

 最後に小池議員は、佐川元理財局長、太田充前理財局長と、「遺書」に登場する美並義人・前近畿財務局長(現東京国税局長)、中村稔・前理財局総務課長(現イギリス公使)と、安倍昭恵氏の証人喚問を要求しました。

 小池質問は、次のユーチューブのアドレスで見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=F6pgCGAOj24&list=PL3M7AtnZgh3VUX3CwnKoCzdWiocUZIGAy&index=27
安倍政権 | 2020/03/26 11:37

◎「元は、すべて、佐川理財局長の指示です」 森友疑惑で自殺した財務省職員の遺書

 大阪城の西側に古墳時代の5世紀の倉庫群があった法円坂遺跡があります。大きな倉庫の1つが復元されています。その倉庫をからすぐ西へ歩くと、財務省近畿財務局などが入った大阪合同庁舎があります。

 ここで働いていたのが森友疑惑で、公文書の改ざんを命じられ、2018年3月7日に自殺した赤木俊夫さん(54)です。遺族の妻が3月18日、自殺に追い込まれた原因と経過を明らかにすることと1億1200万円の損害賠償を求めて国と佐川宣寿元理財局長を相手取って大阪地裁に提訴しました。

 それに先立って18日発売の「週刊文春」(3月26日号)が、「遺書全文公開『すべて佐川局長の指示です』」を掲載しました。遺書は、手書きのものとパソコン内にあった「手記」と題したものの2種類です。

80 赤木さん遺書 NHK
(赤木さんの手書きの遺書=NHKニュースから)

 パソコン内にあったA4で7枚の遺書を読み、暗澹たる思いでした。安倍首相を守るために、佐川元局長は国有地を8億円値引きして売却した公文書から、安倍首相の妻の昭恵夫人の名前を消すことなどの改ざんを近畿財務局に命じました。改ざんをさせられたのが赤木さんでした。

 安倍首相は、森友疑惑が発覚した2017年2月の直後に開かれた衆院予算委員会(2月17日)で、「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」と言明しました。

 これにあわてた安倍政権は、安倍首相を守るために公文書の改ざんに手を染め、佐川局長が近畿財務局に指示したのです。公文書は国会で大問題になり、日本共産党など野党が追及しましたが虚偽答弁を繰り返しました。

安倍辞める答弁
(2017年2月17日の衆院予算委員会で、「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」と安倍首相が答弁したことを伝える民放のニュース)

 この改ざんに対し、大阪地検特捜部が近畿財務局を捜査していましたが、当時の山本真千子・特捜部長は、「文書の効用を失ったとは言えず、うその文書を作ったとは認められない」などと判断して佐川局長らを不起訴にしたのです。

 三権分立の機能が全く働かず、森友疑惑は忘れされようとしているなかでの遺族の提訴です。

 週刊「文春」では、赤木さんの妻から遺書の公開を託された元NHK大阪記者の相沢冬樹・大阪日日新聞記者が、遺書公開に至る経過を書いています。相沢記者は、NHK時代に森友疑惑で数々のスクープを発しましたが、NHK上層部の安倍政権への忖度でスクープをつぶされたことからNHKを退職しました。

 そのNHKは、ネットの「NHKニュース」で「『手記』の詳細」を掲載しています。今後の裁判の元になるものですので紹介します。

……
 自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さんが書き残した「手記」の主な内容です。

「手記」は手書きの2ページのものと、パソコンでまとめた7ページのものの2種類があります。このうち手書きのものは、赤木さんが自殺したおととし(平成30年)3月7日の日付になっています。

この中では
『今回の問題はすべて財務省理財局が行いました。指示もとは佐川元理財局長と思います。学園に厚遇したととられかねない部分を本省が修正案を示し現場として相当抵抗した。事実を知っている者として責任を取ります』などと記されています。

一方、パソコンでまとめた「手記」は「真実を書き記しておく必要があると考えた」という書き出しで始まります。

『はじめに私は、昨年(平成29年)2月から7月までの半年間、これまで経験したことがないほど異例な事案を担当し、その対応に、連日の深夜残業や休日出勤を余儀なくされ、その結果、強度なストレスが蓄積し、心身に支障が生じ、平成29年7月から病気休暇(休職)に至りました。これまで経験したことがない異例な事案とは、今も世間を賑わせている「森友学園への国有地売却問題」です。本件事案は、今も事案を長期化・複雑化させているのは、財務省が国会等で真実に反する虚偽の答弁を貫いていることが最大の原因でありますし、この対応に心身ともに痛み苦しんでいます。この手記は、本件事案に関する真実を書き記しておく必要があると考え、作成したものです。』

「森友学園問題」が社会問題化する経緯を記したあと、籠池前理事長ら森友学園側との交渉は、現場の近畿財務局ではなく財務省が主導したとしています。

『全ては本省主導国有地の管理処分等業務の長い歴史の中で、強烈な個性を持ち国会議員や有力者と思われる人物に接触するなどのあらゆる行動をとるような特異な相手方で、これほどまで長期間、国会で取り上げられ、今もなお収束する見込みがない前代未聞の事案です。そのため、社会問題化する以前から、当時の担当者は、事案の動きがあった際、その都度本省の担当課に応接記録(面談等交渉記録)などの資料を提出して報告しています。したがって、近畿財務局が、本省の了解なしに勝手に学園と交渉を進めることはありえないのです。』

続いて、国会対応にあたった財務省の内情を明かし、佐川氏から野党の追及をかわすために財務局に保管されている文書を開示しないよう指示があったとしています。

『国会対応平成29年2月以降ほとんど連日のように、衆・参議院予算委員会等で、本件事案について主に野党議員から追及(質問)されます。世間を騒がせ、今も頻繁に取り上げられる佐川(前)理財局長が一貫して「面談交渉記録(の文書)は廃棄した」などの答弁が国民に違和感を与え、野党の追及が収まらないことの原因の一つとなっています。この資料(応接記録)を文書管理規則に従って、終始「廃棄した」との説明(答弁)は、財務省が判断したことです。その理由は、応接記録は、細かい内容が記されていますので、財務省が学園に特別の厚遇を図ったと思われる、あるいはそのように誤解を与えることを避けるために、当時の佐川局長が判断したものと思われます。佐川理財局長の指示により、野党議員からの様々な追及を避けるために原則として資料はできるだけ開示しないこと、開示するタイミングもできるだけ後送りとするよう指示があったと聞いています。(現場の私たちが直接佐川局長の声を聞くことはできませんが、本省国有財産審理室の補佐からは、局長に怒られたとよく言っていました。)また、野党に資料を提出する前には、国会対応のために、必ず与党(自民党)に事前に説明した上で、与党の了承を得た後に提出するというルールにより対応されていました。』

会計検査院の特別検査に対しても、保管されている記録を見せないよう、財務省本省の指示があったとし、この検査をめぐる財務省幹部の国会答弁は虚偽だとしています。

『会計検査院への対応国会(参議院)の要請を受けて、近畿財務局が本件事案に関して会計検査院の特別検査を、昨年平成29年4月と、6月の2回受検しました。この時、法律相談の記録等の内部検討資料が保管されていることは、近畿財務局の文書所管課等の全ての責任者(統括法務監査官、訟務課長、統括国有財産管理官)は承知していました。したがって、平成30年2月の国会(衆・予算委員会等)で、財務省が新たに議員に開示した行政文書の存在について、麻生財務大臣や、太田理財局長の説明「行政文書の開示請求の中で、改めて近畿財務局で確認したところ、法律相談に関する文書の存在が確認された」(答弁)は、明らかに虚偽答弁なのです。さらに、新聞紙上に掲載された本年1月以降に新たに発覚したとして開示した「省内で法的に論点を検討した新文書」について、本年2月19日の衆院予算委員会で、太田理財局長が「当初段階で、法務担当者に伝え、資料に気付く状況に至らなかった。法務担当に聞いていれば(文書の存在)に気付いていたはずだ」との答弁も全くの虚偽である。それは、検査の際、この文書の存在は、法務担当に聞かなくても、法務担当以外の訟務課・統括国有財産管理官は作成されていることを当然認識しています。これも近畿財務局は本省主導で資料として提示しないとの基本的な対応の指示に従っただけなのです。』

国会や会計検査院に対し、虚偽の説明を続ける財務省の姿勢に、赤木さんは赤い文字で「疑問」を投げかけています。

『(疑問)財務省は、このまま虚偽の説明を続けることで国民(議員)の信任を得られるのか。当初、佐川理財局長の答弁がどこまでダメージコントロールを意識して対応されていたかといえば、当面の国会対応を凌ぐことだけしか念頭になかったのは明らかです。』

『財務省は前代未聞の「虚偽」を貫く平成30年1月28日から始まった通常国会では、太田(現)理財局長が、前任の佐川理財局長の答弁を踏襲することに終始し、国民の誰もが納得できないような詭弁を通り越した虚偽答弁が続けられているのです。現在、近畿財務局内で本件事案に携わる職員の誰もが虚偽答弁を承知し、違和感を持ち続けています。しかしながら、近畿財務局の幹部をはじめ、誰一人として本省に対して、事実に反するなどと反論(異論)を示すこともしないし、それができないのが本省と地方(現場)である財務局との関係であり、キャリア制度を中心とした組織体制のそのもの(実態)なのです。本件事例を通じて、財務省理財局(国有財産担当部門)には、組織としてのコンプライアンスが機能する責任ある体制にはないのです。』

そして、みずからも関わることになった「決裁文書の改ざん」の経緯の説明に移っていきます。

『決裁文書の修正(差し替え)元は、すべて佐川理財局長の指示です。局長の指示の内容は、野党に資料を示した際、学園に厚遇したと取られる疑いの箇所はすべて修正するよう指示があったと聞きました。佐川理財局長の指示を受けた、財務省本省理財局幹部、補佐が過剰に修正箇所を決め、補佐の修正した文書を近畿局で差し替えしました。第一回目は昨年2月26日(日)のことです。当日15時30分頃、出勤していた統括官から本省の指示の作業が多いので、手伝ってほしいとの連絡を受け、役所に出勤(16時30分頃登庁)するよう指示がありました。その後の3月7日頃にも、修正作業の指示が複数回あり現場として私はこれに相当抵抗しました。管財部長に報告し、当初は応じるなとの指示でしたが、本省理財局の総務課長をはじめ国有財産審理室長などから部長に直接電話があり、応じることはやむを得ないとし、美並近畿財務局長に報告したと承知しています。美並局長は、本件に関しては全責任を負うとの発言があったと部長から聞きました。部長以外にも、次長ら管財部幹部はこの事実をすべて知っています。本省からの出向組の次長は、「元の調書が書き過ぎているんだよ。」と調書の修正を悪いこととも思わず、本省の補佐の指示に従い、あっけらかんと修正作業を行い、差し替えを行ったのです。(大阪地検特捜部はこの事実関係をすべて知っています)これが財務官僚機構の実態なのです。パワハラで有名な佐川局長の指示には誰も背けないのです。佐川局長は、修正する箇所を事細かく指示したかどうかはわかりませんが、補佐などが過剰反応して、修正範囲をどんどん拡大し、修正した回数は3回ないし4回程度と認識しています。役所の中の役所と言われる財務省でこんなことがぬけぬけと行われる。』

さらに森友学園をめぐる問題を主導した財務省の姿勢や、組織の体質への痛烈な批判が続きます。

『森友事案は、すべて本省の指示、本省が処理方針を決め、国会対応、検査院対応すべて本省の指示(無責任体質の組織)と本省による対応が社会問題を引き起こし、嘘に嘘を塗り重ねるという、通常ではあり得ない対応を本省(佐川)は引き起こしたのです。この事案は、当初から筋の悪い事案として、本省が当初から鴻池議員などの陳情を受け止めることから端を発し、本省主導の事案で、課長クラスの幹部レベルで議員等からの要望に応じたことが問題の発端です。いずれにしても、本省がすべて責任を負うべき事案ですが、最後は逃げて、近畿財務局の責任とするのでしょう。怖い無責任な組織です。』

そして『刑事罰、懲戒処分を受けるべき者』として佐川氏のほか、当時の財務省理財局の幹部らを名指ししています。

所属する組織の指示で、不正に加担させられた赤木さん。自らの死を覚悟してまで「手記」を書いた理由を綴っています。

『この事実を知り、抵抗したとはいえ関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました。事実を、公的な場所でしっかりと説明することができません。今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした。(55歳の春を迎えることができない儚さと怖さ)家族(もっとも大切な家内)を泣かせ、彼女の人生を破壊させたのは、本省理財局です。私の大好きな義母さん、謝っても、気が狂うほどの怖さと、辛さこんな人生って何?兄、甥っ子、そして実父、みんなに迷惑をおかけしました。さようなら』。
……

安倍政権 | 2020/03/19 11:28

◎時事通信のコラム 「崩壊の予兆 安倍首相はなぜ焦るのか」

 メディアに記事を配信している時事通信は、時の政権への批判記事は少ないと言われていますが、3月14日の「世相コラム」の「崩壊の予兆 安倍首相はなぜ焦るのか」は、ズバリ安倍首相批判です。

 「世相コラム」では、安倍政権が黒川弘務・東京高検検事長(63)の定年を半年間延長することを閣議決定したことに対し、次期検事総長への布石ではないかとの批判が高まっていることについて、「勝手な推測」としながら次のように指摘しています。

 「本当は幻聴なのだが、公選法違反捜査の足音が、首相の耳に聞こえてきたからだろう。通常国会が始まって以来、『桜を見る会』の追及だけで、予算の中身の実質的審議はほとんどされないままである」

 こうのべた上で、「桜を見る会」問題の経費処理は、国会や報道で明らかになった事実関係だけでも、「公選法違反の疑いが明白にある。虚偽説明の疑いも生じている」と強調します。

 そして、「警察もしくは検察が、後援会事務所への任意の照会、応じなければ令状を取っての家宅捜索の段階へと解明を進めると判断してもおかしくない。それを踏みとどまらせている人物がポイントである」といいます。

 「踏みとどまらせている人物」とは、だれのことか? 「世相コラム」は続いて、検察の使命は公益の代表として中立公平の立場であり、「不偏不党」の運営が求められており、それを保証するのが検察庁法であるとのべます。最後の締めが実に切れ味がいい―。

桜を見る会 日曜版スクープ
(「桜を見る会」の安倍首相の私物化をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版=2019年10月13日号)

……
 裁判所法と共に、終戦2年後という早い時点で制定された検察庁法。その時代背景には、戦争を許したのは司法権の独立がなかったからだとする深い反省が込められていたはずだ。

 戦後、長い間守られてきたルール。まさに今、それが時の政権の解釈変更で踏みにじられようとしている。一線を越える、とはこのことだ。
……
安倍政権 | 2020/03/17 16:35

◎安倍首相 「桜」疑惑で名簿は「破棄」し「個人情報」をくり返す

 日本共産党の田村智子参院議員(党副委員長・政策委員長)は、3月9日の参院予算委員会で、安倍政権に新型コロナウイルス対策で暮らし・検査体制の支援を求めるとともに、安倍首相の「桜を見る会」の疑惑について追及しました。

 田村議員は、4日の参院予算委員会で、「しんぶん赤旗」日曜版がスクープした悪質マルチ商法会社「48(よつば)ホールディングス」の淡路明人社長(当時)が、「桜を見る会」に参加し、その事実を使って被害を拡大させた問題を、再度取り上げました。

 この日も安倍首相は、「桜を見る会」の招待名簿を「廃棄した」とか、「個人情報」などと答弁し、疑惑から逃げる姿勢に終始。税金を使って開かれる「桜」私物化の真相にフタをすることに懸命でした。

田村質問 20200309
(「桜を見る会」での淡路明人社長と安倍首相夫妻との写真を示して追及する日本共産党の田村智子参院議員=3月9日、参院予算委員会、NHKテレビから)

 必死の安倍首相は、首相の妻・昭恵氏が運営会社の取締役を務める宿泊施設「UZU(ウズ)ハウス」に淡路氏が資金提供していた事実は否定できませんでしたが、昭恵氏への事実確認を最後まで拒否しました。

 「48」は、うその説明で仮想通貨を販売し、2017年に業務停止命令を受けた悪徳業者です。田村議員は、同社の壁に飾られた安倍首相と淡路氏が写った2枚の写真を示し、「総理との写真が被害を大きく広げた」と追及しました。

 その1枚について、16年の桜を見る会での写真か確認するよう4日の質問で求めていましたが、安倍首相は「個人に関する情報」などと述べ確認を拒否しました。

 田村議員は、ウズハウスに淡路氏が資金提供していたと強調。安倍首相と淡路氏が隣り合った写真を示し、資金提供者が招待されたウズハウスでの昭恵氏と花火を見る会での写真だと指摘し、「資金提供者として招待されなければ撮影できないものだ」とただしました。

 安倍首相はウズハウスで花火を見たことは認めましたが、「大勢でそちらに行った」「知り合いではない」と必死になってごまかそうとしました。

 田村議員は、昭恵氏の個人的事業への資金提供の見返りに花火を見る会や「桜を見る会」に招待し、首相との写真が被害を広げたと批判。昭恵氏の個人事業への功績と「桜を見る会」への招待がつながっていた疑惑だと指摘し、「どうしてこういう事態が起きたのか昭恵氏に聞いて答えるべきだ」と迫りました。

 しかし、安倍首相は答弁を避けました。「桜」への招待者名簿を「破棄」し、招待者にかかわることは「個人情報」とのべれば「桜」疑惑から逃げられると思っているのでしょう。

 NHKの生中継は、午後5時に打ち切られ、同日の午後11時過ぎに録画で放送されました。早稲田大学時代に合唱団に所属していた田村議員。張りのある声と勢いのある追及に安倍首相はたじたじです。

 しかも答弁で、「赤旗によれば」「赤旗によれば」と2回も「しんぶん赤旗」に言及しました。「しんぶん赤旗」の取材力に反撃できず、崖っぷちに追い込まれながら、逃げ切ろうとする安倍首相のゆがんだ顔を見ながら、これが一国の首相かと情けなくなりました。
安倍政権 | 2020/03/10 15:32

◎日本アカデミー賞に「新聞記者」 “アベ忖度政治”に切り込む

 第43回日本アカデミー賞の授賞式が3月6日、東京で開かれ「新聞記者」が最優秀作品賞を受賞しました。「新聞記者」は、このブログ「トヨタで生きる」で、2019/07/21にアップした映画です。
http://toyotaroudousya.blog.fc2.com/blog-entry-3319.html

 日本映画では、政治問題をテーマにした映画は稀であり、しかも時の政権の“アベ忖度政治”に切り込んだ作品です。4億円以上の興行収入を上げるなど異例のヒット作品になりました。

 それだけに日本アカデミー賞の授賞は大きな意義を持っています。ダブル主演の松坂桃李、シム・ウンギョンがそれぞれ最優秀主演男優、同女優賞を受賞し、3冠を達成しました。

 松坂さんは、受賞の喜びを次のように語ったといいます。
「この作品は僕の知る限りでは、実現するまでに二転三転四転五転ぐらい、おそらくいろいろなことがあって、それでもこの作品を、しっかりと映画を見たいという方に届けたいという気持ちで撮りきることができました」

 シム・ウンギョンさんが授賞式で号泣した映像が流れましたが、その喜びがよく分かりました。「新聞記者」は、東京新聞の現役新聞記者の望月衣塑子氏の同名ノンフィクションを原案にしたもので、韓国人のシム・ウンギョンさんは難しい役に挑戦していたからです。

40 映画「新聞記者」
(「祝! 受賞」と書かれた映画「新聞記者」=ネットから)

 映画の背景は、「トヨタで生きる」で指摘したように、安倍首相がからんだ架計学園疑惑をほうふつとさせます。総理の友人が医療系大学の新設をねらいますが、その大学は軍事研究を目的にしたものでした。担当する内閣府の官僚から匿名で極秘文書が新聞社にファックスで送られてきます。

 女性記者の吉岡エリカが担当することになり、彼女が権力の取材を開始します。もう1人の主演が外務省から内閣情報調査室(内調)へ出向している若手エリート官僚の杉原拓海です。

 こうした政治の闇に、しかも現在進行形のような政治に果敢に切り込んだ作品に日本アカデミー賞が授賞されることは、日本の民主主義にとっても大きな意義を持つでしょう。
安倍政権 | 2020/03/09 11:57

◎「私人」の昭恵氏が「桜を見る会」に招待したワケ

 「しんぶん赤旗」日曜版(3月1日号)が、またまた「桜」疑惑のスクープです。そのスクープ記事を基に、日本共産党の田村智子副委員長・参院議員が3月4日の参院予算委員会で取り上げました。

 朝日新聞(5日付)は、「共産党の田村智子氏は、後に行政処分を受ける業者の社長が、首相の妻・昭恵氏が関与する施設に資金提供した見返りに会に参加したのではないかと追及、首相は『知人では全くない』と繰り返した」と安倍首相が追い詰められたことを伝えています。

20 日曜版スクープ 48ホールデイングス
(「しんぶん赤旗」日曜版の3月1日号)

……
 田村氏が取り上げた業者は「48(よつば)ホールディングス」(札幌市)。同社は値上がりが不確実なのに「10倍に値上がりする」とうたい、仮想通貨と称するデータを販売。2017年に、特定商取引法違反で一部取引停止を命じられた。

 田村氏は、同社社長(当時)が16年の桜を見る会に参加したと指摘。首相や昭恵氏、社長らが桜とともに写る写真を示し、「桜を見る会に出席していたのでは」と迫ると、首相は「直ちにどうかは申し上げられない」と述べた。

 さらに昭恵氏が運営会社の取締役を務める複合施設「ウズハウス」(山口県下関市)が開業のためにクラウドファンディングで資金を募った際、この社長が寄付していたと田村氏は指摘。複合施設での懇親会に参加した社長が、首相夫妻と写った写真を48ホールディングスの事業拡大の勧誘に使っていたのではと疑問視し、「総理との写真が被害を拡大した」と追及した。

 首相は社長とは「知人ではない」と繰り返したが、田村氏は「昭恵さんに(国会に)来て頂いてどういう招待推薦があったのか調べて頂きたい」と求めた。
……

 森友疑惑では、昭恵夫人が学園の名誉校長に就任しており、国有地であった学園建設地が8億円余も値引きされていました。都合が悪くなると昭恵夫人を「私人」と閣議決定までしました。

 「私人」である昭恵夫人が、税金で行われる「桜を見る会」に、こんな悪質業者を招待していたのです。しかも、「会」での安倍首相との記念撮影を利用されていたのです。安倍首相よ、もう首相も議員も辞める以外にないですよ。
安倍政権 | 2020/03/05 10:29

◎首相の記者会見とは何だ?

 時の首相がテレビなどで直接、国民に向かって語る記者会見。朝日新聞の政治部記者を経験し、現在は新聞労連の委員長の南彰氏は、著書『報道事変』(朝日新書)で、安倍晋三首相の記者会見がどんどん減ってきたことを書いています。

 2012年 野田首相13回、安倍首相1回
  13年 安倍首相7回
  14年  同   9回
  15年  同   6回
  16年  同   5回
  17年  同   4回
  18年  同   3回
  
 予算の成立や国会が終わった時の記者会見に限られています。記者会見が嫌いになってきたことがよく分かります。その安倍首相が新型コロナウイルスの問題で、3月2日から全国一律で小中高校、特別支援学校の休校を要請したことの記者会見(2月29日午後6時から)は、わずか36分でした。

 記者の質問も事前に提出した5問までで、多くの記者が手を上げているのに会見を打ち切りました。公務もないのに6時57分に官邸を出て7時12分には私邸に帰っていました。国民の大混乱などどこ吹く風でした。

 官邸が報道機関に事前に通知した会見時間はわずか20分でした。予定より16分ほど超過しただけで、冒頭の首相発言は19分30秒も費やしました。この対応を野党に問われた安倍首相は、「いつもそのような形で行われていた」と無反省に答えました。

 冒頭の発言とはいっても、演壇の前のモニターや左右にあるプロンプターに映し出される原稿を読み上げているだけです。官邸官僚たちが安倍首相の意を汲んで作成した作文です。

50 安倍プロンプター
(プロンプターを使った安倍首相の記者会見=2月29日、ネットから)

 しかも、記者の質問も事前に届けておくことになっており、記者への答弁も原稿化されているのです。安倍首相の記者会見を最初にテレビで見た時は、「さすがに首相はすごいな、すべて頭の中に入っているんだな」と感心しました。

 完全にだまされていたのです。多くの国民は、今もだまされているのでしょう。こんな原稿は首相でなくても読めます。新型コロナウイルスの怖さに、国民が陥っている時に、まったく心が伝わってこなかった記者会見は、こうしただましのテクニックがあったのです。

 トランプ米大統領の記者会見は、記者と激しくやりあうことで知られています。同大統領は原稿を読み上げるのではなく、自分の肉声で記者とやり取りしているからです。

 国民の生活を脅かしている新型コロナウイルスとのたたかいに、国民の協力を求めるのなら誠実に国民に向き合う必要があります。原稿を読み上げるだけで、しかも短時間で打ち切ってしまう首相とは、いったい何なんでしょうか?
安倍政権 | 2020/03/03 20:20

◎“オレが憲法だ、アベが法律だ”

 安倍政権が、黒川弘務東京高検検事長の定年延長を閣議決定(1月31日)したことが大問題になっています。「あり得ない!」――検察内部からも批判が上がるほどです。次は、毎日新聞(2月20日付)の記事と図です。

……
 検察庁法は、検察官の定年を63歳、検事総長のみ65歳と定める。検事総長はおおむね2年ごとに交代し、稲田氏も今夏の退職がささやかれていた。黒川氏は今年2月に定年を迎えるため、後任には7月に63歳になる林氏が有力視された。だが、土壇場の1月31日の閣議決定で、国家公務員法の規定に基づいて黒川氏は定年が半年間延長され、次期総長候補に躍り出た。
……

黒川問題 毎日新聞


 国家公務員法改正(1981年)で、公務員の定年制度(延長含む)が盛り込まれた際の政府解釈では「今回の定年制(延長を含む)は(検察官に)適用されないことになっている」でした。(同年4月28日、衆院内閣委員会)

 それなのに、法を無視して黒川氏の定年を延長する閣議決定をしたのです。安倍政権は、これまでも憲法も法律も無視してきました。その典型が歴代の自民党首相も憲法に反するとして出来なかった集団的自衛権の行使です。

 安倍首相は、解釈を変更(2014年7月の閣議決定)して2015年に戦争法(安保法制)を強行しました。同じように特定秘密保護法(13年)や共謀罪法(組織的犯罪処罰法改正(17年)も強行しました。

 「桜を見る会」では、「私人」と閣議決定した安倍昭恵夫人が、勝手に知人・友人を招待していました。もはや安倍首相は、“オレが憲法だ、アベが法律だ”とばかりに立憲主義を踏みにじってやり放題です。

 安倍政権の7年間で、「日銀も、内閣法制局も、NHK経営委員会も、安倍政権の色に完璧に染められている」(MAGNEWS)との指摘のように、次は検察までアベ色に染めようというのでしょう。

 モリカケ疑惑は官僚の忖度などで安倍首相は逃げることができたものの、「桜を見る会」の疑惑は、もはや将棋でいえば玉が詰まれる寸前です。黒川氏を検事総長にしようというのは、ひょっとしたら…。
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2020/02/26 18:38

◎「桜を見る会」前夜祭 安倍首相は、なぜホテルの明細書を示さないのか?


 ★「桜を見る会」 NHK2月の世論調査

……
 「桜を見る会」の一連の問題に対する安倍総理大臣ら政府側の説明に納得しているか尋ねたところ、「大いに納得している」が2%、「ある程度納得している」が16%、「あまり納得していない」が29%、「まったく納得していない」が44%でした。
……

70 NHK世論調査 桜を見る会


 共同通信の同じ質問 「桜を見る会」の疑惑に関し、安倍晋三首相が「十分に説明していると思わない」は84・5%

 ★ 野党が2月17日の衆院予算委員会で追及

安倍後援会が2013、14、16年に前夜祭を開いた「ANAインターコンチネンタルホテル東京」からの書面の回答

70 インターコンチネンタルホテル


 安倍首相→ホテルの領収書の「宛名は空欄」
 ホテル →空欄での発行は「ない」

 安倍首相→「明細書はホテルから受け取っていない」
ホテル →発行しなかったことは「ない」

 安倍首相がホテルの明細書示せば、国会での「桜を見る会」の追及は終わり!

 「トヨタで生きる」へのコメント者がいう「武漢肺炎への医療体制・感染予防策・不足している医療用品の増産対応・景気対策・中小企業支援・サプライチェーン切り替え支援等々への議論」など国政の重要課題が一気に進む。

 いつまで野党が「桜」をやっているのではなく、安倍首相がいつまで逃げ回っているかでしょ。
安倍政権 | コメント(12) | トラックバック(0) | 2020/02/19 21:25

◎“謝罪”しても開き直り 安倍首相

 1国の首相なのに、国権の最高機関の国会でくり返しヤジを飛ばす安倍首相。「意味のない質問だ」と野党議員の質問にヤジを飛ばした(2月12日)問題で、安倍首相は追い込まれ、「不規則な発言をしたことをおわびする」と17日、“謝罪”しました。

 ところが、その衆院予算委員会。「桜を見る会」の前夜祭が開かれたANAインターコンチネンタルホテル東京ホテルでの問題を追及されると、しどろもどろになり、「嘘をついていうというのであれば、(嘘だと)説明するのはそちら(質問者)側だ」と開き直るありさまです。

 追及したのは立憲民主党の辻元清美衆院議員。ホテル側に問い合わせ、メールで回答を得ました。朝日新聞(18日付)は、2人のやり取りを分かりやすく図にしていましたので、それを借りると――。

70 図 首相とホテルの食い違い


 どうですか? 安倍首相は完敗ですね。

 「桜を見る会」について、「しんぶん赤旗」日曜版がスクープしたのは、昨年の2019年10月13日号です。日本共産党の田村智子副委員長が、同年11月8日の参院予算委員会で追及し、安倍首相の国政私物化が大問題になりました。

日曜版 桜を見る会 スクープ


 それから4カ月。安倍首相は、将棋でいえば玉が完全に詰まれた状態なのに、いつまでたっても逃げ回っています。このままでは、次の桜が咲くことになりかねません。

 自身のイラストや名前が入ったうちわを選挙区内で配ったことが寄付行為にあたると国会で追及され、就任1カ月半で辞任した大臣がいました。2014年10月20日、安倍内閣の法務大臣だった松島みどり衆院議員です。

 うちわを配布しただけで大臣を辞めたのに、約800人もの後援会員を税金で開催される「桜を見る会」に招待して私物化した安倍首相。いつまで首相の椅子に恋々としているのでしょうか。
安倍政権 | コメント(11) | トラックバック(0) | 2020/02/18 21:23

◎「桜」疑惑 首相はいつまで詭弁を続けるのか? 

 安倍首相主催の「桜を見る会」の私物化を野党が追及していることについて、自民党の二階俊博幹事長は、衆院本会議の代表質問(1月22日)で、「桜はもう散った。早くこの問題から次の議論に移していかないといけない」などと露骨な幕引きを主張しました。

 二階氏のように、「桜」疑惑を野党はいつまで続けているのかという主張は、自民党内に根強くありますが、とんでもないことです。安倍首相がいつまでも詭弁、暴論を続け、私物化を認めないからです。

 昨日のこのブログ、「トヨタで生きる」で紹介した内田樹氏がのべているように、「申し開きのできない証拠をつきつけられて『申し訳ありませんでした。私がやりました』として白状」すれば、あっという間に「桜」疑惑の追及は終わるのです。

 2月4日の衆院予算委員会で、立憲民主党の黒岩宇洋衆院議員が、「桜を見る会」の前日にホテルニューオータニで開かれた安倍後援会主催の夕食会について、ホテルと契約したのは誰かと追及しました。

 今年に入って安倍首相は、契約をしたのは安倍後援会ではなく、約800人の参加者個人という、あっと驚くような奇策を主張。「後援会の収支は一切無い」との答弁も繰り返しているのは、安倍首相の政治資金収支報告書に記載がないからです。

 記載していなかったら違法になるからです。そのために、無理、無理にひねり出したのが、契約をしたのは「約800人の参加者個人」というものでした。

 黒岩議員は、参加人数に変動があった場合、「だれがリスクを負担するのか」と追及。安倍首相は、「ホテル側の判断で取り決めを行わなかった」と強弁しましました。必死になってつじつま合わせをしていることがありありです。

 こんな不自然な答弁を延々と続けるのですから、いつまでたっても野党の「桜」疑惑の追及は終わらないのは当然です。

 朝日新聞(2月5日付)は、契約をめぐる首相の一連の主張について、浜辺陽一郎・青山学院大教授(民事法)のコメントとそれをわかりやすくした図を掲載しています。

40 契約主体が参加者だって 朝日
(朝日新聞、2月5日付から)

……
 浜辺教授は「事務所が予約(ポイント(1))しているため、ホテル側から価格の優遇を受けている。それに、事務所が夕食会の会費を集金(同(3))している。明らかに事務所が契約の主体で、首相答弁は詭弁(きべん)」と指摘。「事務所の募集(同(2))に応じて、参加者が実際に申し込んだ相手も事務所。『ホテルと個別に契約したものであずかり知らぬ』という説明は矛盾している」と批判した。
……
安倍政権 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2020/02/05 20:54

◎思想家 内田樹さんの「桜を見る会再論」

 通常国会の予算委員会で、安倍首相主催の「桜を見る会」に、首相が自らの後援会員らを多数招待して私物化したことを野党が追及している。安倍首相の棒読み答弁、政治責任と違法を絶対に認めない答弁――いや詭弁、珍答弁などを聞いて、イライラする国民が多い。

 思想家で神戸女学院大学の内田樹名誉教授が執筆した「桜を見る会再論」は、安倍首相の答弁の本質を言い当てており、すっとした思いになった。安倍首相と首相を守ろうとする官僚への痛快な論評である。

 内田氏は、「ふつうは申し開きのできない証拠をつきつけられて『申し訳ありませんでした。私がやりました』として『犯人』が白状して、火曜サスペンス劇場が終わるところで、ぜんぜんドラマが終わらない」と嘆く。

 そして、「昔、東京地検に勤めていた友人から、推理ドラマはあれは嘘っぱちだという話を聴いたことがある。検察官に供述の矛盾を衝かれて、顔面蒼白となって、『もはやこれまで』と自白するのは『自分が知性的な人間である』ということにおのれの存在根拠を置いている人間だけだというのである」と紹介している。

 なぜか? 友人は「そういうのは、落すの簡単なんだ。供述のわずかな矛盾を指摘しただけで、がたがたっと崩れちゃうから」と語り、「だから、ヤクザなんかは供述の矛盾をいくら指摘しても、平気で、『オレ、そんなこと言いましたっけ。あ、それ間違いですから、消しといてください。今日話したのがほんとの話です』と済ませてしまう」と語る。

 つまり、安倍首相の答弁はヤクザ並みだというのだ。さらに内田氏は、「桜を見る会」の招待者名簿にしても、ホテルニューオータニの「前夜祭」領収書にしても、それを「はい」と提示すれば、首相の潔白が満天下に明らかになる文書を、なぜか官僚たちも安倍後援会の人たちも、全員があっという間に捨ててしまった――と強調する。

桜を見る会 NHK
(「桜を見る会」での安倍首相夫妻=NHK放送から)

 日本共産党の宮本徹衆院議員が、安倍事務所が後援会員に参加を幅広く募集したのではないかと追及したことにも触れ、安倍首相は「幅広く募っているという認識」ではあったが、「募集しているという認識ではなかった」という没論理的な答弁をしたこと。今回は招待者名簿について「公開の対象とは書いてるけど、公開されるとは書いてない」という小学生のような答弁をしてみせた――ことなどをあげた。

 こうした安倍答弁の数々の事例をあげた上で内田氏は、「これから後も首相は有罪を免れるために、あらゆる『申し開きのできない証拠』に対して、『論理的に思考できないふり、日本語がわからないふり』をしてみせるだろう」と指摘する。

 このような安倍首相の答弁の「成功体験」が広く日本中にゆきわたった場合、この日本どうなるのか――。内田氏の「桜を見る会再論」の全文は、次の通り。
http://blog.tatsuru.com/2020/02/01_1152.html
安倍政権 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2020/02/04 17:13

◎「桜」疑惑 「しんぶん赤旗」と田村参院議員の連携プレー

 このブログ「トヨタで生きる」では、「『桜』疑惑 総裁選=総理の椅子へ大量招待」をアップ(2020/01/20)し、「しんぶん赤旗」日曜版のスクープ(1月12日号)を紹介しました。

 1月30日の参院予算委員会では、日本共産党の田村智子議員(党副委員長)が「桜」疑惑で、「18年の桜を見る会では、安倍首相は自民党総裁選を前にして地方議員を大量に招待した」と追及しました。

 「しんぶん赤旗」日刊紙は、田村質問を次のように報じました。

……
 自民党総裁選のあった2018年の「桜を見る会」をめぐっては、「総理大臣等」の推薦者が前年比25%増と急増しています。

 田村氏は、地方議会からの参加者は、通常「道府県の知事および議会議長等の2分の1」(東京都以外)に絞られているのに、「しんぶん赤旗」日曜版が確認しただけでも18年に自民党都道府県議の約1割が参加していると指摘。

 自民党の都道府県議がSNSやブログで発信している言葉を紹介しながら、「18年の自民党都道府県議への招待が、いかに異例かがここからもわかる」と述べました。

 田村氏は、「18年春、森友・加計問題や財務事務次官のセクハラ辞任、自衛隊『日報』隠蔽(いんぺい)などで支持率が落ち込み、総裁選はピンチだと言われていた。『桜を見る会』が総理の座に居座り続けるための手段として利用されたのではないか」と強調しました。
……

田村智子参院議員 20200130
(安倍首相を追及する日本共産党の田村智子参院議員・副委員長=参院予算委員会、1月30日)

 田村議員は、「しんぶん赤旗」日曜版と連携を取りながら、18年の総裁選を前にして安倍首相が自民党の地方議員を「桜を見る会に」に大量に招待したのは、「総理の座に居座り続けるための手段として利用されたのではないか」と追及したのです。

 「いつもですと各県の自民党の幹事長のみが招待を受けるのですが今年は各県議も招待されるとのことです」(福島・長尾トモ子県議)
 「普通は、県議会議長など要職の方しか参加することができないと聞いておりましたが、大変名誉なこと」(山形・柴田正人県議)。

田村議員は、SNSで語られた自民地方議員の大量招待の事実を示し、18年の「桜を見る会」への参加が確認できた自民地方議員は121人、自民党都道府県議の約1割(「しんぶん赤旗」日曜版調査)にのぼると告発したのです。

 これに対し安倍首相は、「『桜を見る会』の招待者については、最終的には内閣官房および内閣府において取りまとめを行っている」などと、官僚に責任を負わせる姿勢に終始しました。

 朝日新聞(1月31日付)は、「『桜』名簿、官僚に責任転嫁」の記事で、「官僚の間には『人事も握られ、何かあれば処分される。偉くなるのは言いなりの人だけ』(財務官僚)などと戸惑いが広がる」などと官僚の嘆きを伝えています。

 内閣人事局は、安倍政権が2014年に設けました。中央省庁で働く官僚は約27万人。その中の約600人の幹部人事を内閣官房に設置された内閣人事局が左右するようになりました。

 つまり、安倍首相に忖度しなければ出世できない仕組みをつくったのです。安倍首相の国政私物化を野党が追及しても、官僚は安倍首相をかばう答弁しかしていないのが実態です。

 森友学園疑惑で、安倍首相夫人の昭恵氏の名前を消すなどして公文書を改ざんした佐川宣寿財務省理財局長が国税庁長官に出世したのは、その典型です。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2020/01/31 18:28

◎「桜」疑惑 安倍首相「不適切」「問題あった」と渋々認める

 通常国会の予算委員会が始まり、野党は安倍首相の「桜を見る会」の私物化をいっせいに取り上げています。1月28日には、安倍内閣になって招待者が約2倍へと急増したことに疑念を持って、「桜」疑惑をいち早く取り上げてきた日本共産党の宮本徹衆院議員が追及しました。

 各メディアが宮本議員の追及を一斉に報道しています。

 東京新聞は、宮本議員が首相の地元事務所が昨年2月に支持者に出した案内状は、政府による3月の正式な招待状発送の前だったこと。安倍首相も、政府が招待状を送付する以前に、自身の地元事務所が招待決定を通知する文書を送っていたことを認めた、と伝えました。

 その上で、安倍首相自身の答弁をこう紹介しました。
 「事務所によれば、推薦すれば招待されるだろうという安易な臆測の下で作業を進めてしまったとのことだ。招待プロセスを無視した不適切な表現で問題があった」

 朝日新聞も同様に取り上げました。

……
 宮本氏は、首相の事務所が出した昨年「2月吉日」の文書を取り上げ、「『桜を見る会』への参加を賜り、ありがとうございます」と記載されていると指摘。招待状が発送されるのは3月上中旬であることから、「事務所に申し込めば、参加が確定しているではないか。(招待者は)内閣府が最終的に取りまとめているというが事実上、ノーチェックではないか」と追及した。

 安倍晋三首相は(中略)自身の事務所が出した文書について「招待プロセスを無視した不適切な表現であり、問題があった」と認めた。
……

宮本徹衆院議員 衆院予算委員会20200128
(安倍首相を追及する日本共産党の宮本徹衆院議員=1月28日の衆院予算委員会)

 「しんぶん赤旗」は、次のように伝えました。

……
 「各界で功績・功労のあった人を招くのが「桜を見る会」の趣旨なのに、安倍事務所の申込書にも、内閣府の招待者名簿にも「功績・功労」を書く欄がないと指摘。内閣府から招待状が発送されるのは3月なのに、安倍事務所から参加者への案内状は「2月吉日」付で出されていると告発し、「安倍事務所に申し込んだ時点で参加が確定している。首相は『最終的に内閣官房と内閣府がとりまとめている』と言うが、事実上ノーチェックだ」と批判しました。
……

 逃れることができない安倍事務所の内部文書を示して私物化を追及した宮本議員。安倍首相は渋々、「不適切」「問題あった」などと認めざるを得なくなりました。

 宮本議員はさらに、「しんぶん赤旗」日曜版の取材に参加者が、「招待されたのは、選挙活動に携わって頑張ったね、という功労だと思う」と話している事例をあげて、こう指摘しました。

 「国の行事を私物化し、税金で地元の後援会員や有権者を接待したということであり、事実上、公選法違反の買収行為だ。総理大臣を続ける資格はない」
安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2020/01/29 21:40

◎棒読み、はぐらかし、肩すかし 最低の安倍答弁

 「あの説明で納得できる国民はほとんどいないのではないか。ひたすら棒読み、はぐらかし、肩すかし。自身の責任について問われても一切認めない。まともな反省の言葉も聞かれなかった」

 これは1月27日に、日本共産党の小池晃書記局長が記者から問われたことに答えたものです。同日、安倍首相が逃げ回っていたために80日ぶりに開かれた衆院予算委員会。

 税金を使って開かれる安倍首相主催の「桜を見る会」に、首相の後援会員らを大量招待して私物化した大問題を野党が追及したことに、首相は1国の首相とは到底思えないないほどの最低の答弁をくり返しました。

12 安倍答弁2 20100127
(原稿棒読みの安倍首相=テレビ朝日系から)

 小池書記局長が語ったように、自身の責任をいっさい認めないひどいものでした。朝日新聞は、その小池書記局長の怒りの言葉を引用していました。また同日の朝日の社説の見出しは、「疑念晴らす気あるのか」――。

……
 後援会関係者の招待が増えたのは「長年の慣行の結果」、前夜祭の明細書はホテルの意向で出せない、名簿の電子データを廃棄したコンピューターの履歴の確認は必要ない――。

 公職選挙法違反疑惑で辞任した2閣僚が説明責任を果たしているか問われても、「国民が判断すべきもの」として、自らの評価を示すことから逃げ続けた。
……

12 安倍答弁 20200127
(テレビ朝日系から)

 テレビ朝日系の朝のワイドショーのコメンテーターは、地検特捜部が捜査しないから、安倍首相はたかをくくっているし、辞任した閣僚など他の自民党議員もやり放題だと怒りをぶつけていました。

 自民党の河井案里参院議員に、昨年夏の参院選で、自民党本部から1・5億円の政治資金が渡された問題でも、安倍首相は「政治資金規正法上、問題ない」と答弁しました。

 この金も、国民の税金である政党助成金から出している可能性があるのです。安倍首相に近い自民党の下村博文選対委員長さえ、「けたが違うと驚いている」「幹事長か総裁の判断でしょう」と語っているほどです。

 小池書記局長は、「選対委員長が驚くような話を『問題ない』の一言で済ませるのか」と指摘しました。安倍首相の答弁はすべて異常です。国民の生活感覚からは程遠い最低のものです。
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2020/01/28 18:31

◎「桜」疑惑 安倍内閣の説明に「納得できない」が78% 日経調査

 安倍首相主催の「桜を見る会」について、日本共産党の志位和夫委員長が衆院代表質問で、「血税を使った買収ではないか」などと追及したことを、このブログ「トヨタで生きる」でアップしました(2020/01/25)。

 ところが、「(安倍首相が)問題がないと説明している内容をこれ以上紐解く理由がない」などと同首相を擁護するコメントが寄せられています。

 こうしたコメント類が、いかに国民世論とかけ離れたものかが、日経新聞の世論調査(1月27日付)で明らかになりました。日経によると、「桜」疑惑に対する世論調査の結果は次のようでした。

……
 政府のこれまでの説明に「納得できる」と答えた人は14%、「納得できない」との回答は78%だった。「納得できない」との回答は前回19年12月調査の74%から4ポイント増えた。
……

 国民の圧倒的多数は、「納得できない」です。コメント者の意見は、いかに国民世論とはずれているかを示すものでしよう。

 また、カジノ(IR=統合型リゾート施設)をめぐる汚職事件で、自民党の秋元司衆議院議員(安倍政権でIR担当の内閣府副大臣をつとめた)が逮捕されました。

 この問題に関連して、日経の世論調査では「IRの整備」について、「見直すべきだ」と答えた人は67%にも及びました。安倍内閣が、秋元議員が逮捕される事態になっても「IRの整備」をすすめていることに強い批判が出ているのです。

12 衆院予算委員会
(テレビ朝日系から=1月27日)

 1月27日からは衆院予算委員会が始まりました。野党は、1問1答形式の予算委員会の開催を求めていたにもかかわらず安倍首相と自民党など与党は、開催を拒んで逃げまくっていました。

 しかし、通常国会では逃げることはできません。「桜」疑惑にカジノ汚職、国会審議にもかけずに自衛隊を中東に派遣した問題、自民党の河井案里参院議員に1億5000万円もの選挙資金を同党が出していた問題…日本共産党など野党は手ぐすね引いて予算委員会を待ってきたのです。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2020/01/27 13:48

◎「桜」疑惑 総裁選=総理の椅子へ大量招待

 安倍晋三首相が自身の後援会員を大量に招待するなど税金で行われる「桜を見る会」(安倍首相主催)を私物化した疑惑について、1月20日から始まった通常国会で、首相の説明責任が問われます。

 「桜」疑惑をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版(19年10月13日号)は、新たに「『桜』で総裁選票集め 自民地方議員を大量招待」(1月12日号)を掲載し、安倍首相の私物化を暴露しています。

 それによると、2018年4月の「桜を見る会」には、それまで自民党の県連幹事長や県会議長らに限られていた招待が、自民党県議全員など自民党の地方議員が多数招待されたといいます。

20 桜疑惑 日曜版 総理の椅子を
(「しんぶん赤旗」日曜版、1月12日号)

 なぜか? 18年9月には6年ぶりに自民党総裁選が行われました。12年の総裁選で地方の党員票で石破茂・元幹事長に大差をつけられて敗れた安倍氏。国会議員票で逆転しましたが、「地方票でどうしても1位になりたかった」(自民党関係者)のです。日曜版が確認しただけで、自民党の県議ら121人が招待されたといいます。

 事実、当時の読売新聞(18年5月4日付)には、招待された自民党衆院議員の1人の話が掲載されていました。

 「これは党総裁選を意識した地方の『党員票』対策の一環なんだな」

 18年の「桜を見る会」の招待者数は、前年から2000人も増え1万5900人にのぼりました。

 自民党が国会で多数を占めている現在、自民党の総裁になるというのは、首相になるということです。安倍氏は、いわば税金を使って首相の椅子を買ったようなものです。

 通常国会では、こうしたこともふくめ「桜」疑惑について、安倍首相が説明責任を果たす必要があります。昨年7月の参院選挙で、車上運動員に対し、法定上限の1万5千円の倍額に当たる3万円の報酬を支払った疑いで家宅捜索や秘書が事情聴取を受けている自民党の河合案里参院議員。

 菅義偉官房長官は、「国会議員として、自身の判断で説明を果たすべき問題であると思う」(1月16日)とのべています。さて通常国会では、安倍首相は「桜」疑惑の「説明を果たす」のでしょうか?



この記事は、1月23日にアップする予定でしたが、都合により20日にアップしました。
安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2020/01/20 10:11

◎カジノ担当副大臣だった秋元議員が逮捕されたが

【職場談義】

 A スマホのニュースを見たかい? 安倍内閣の副大臣だった秋元司衆議院議員が中国企業から現金300万円などのわいろを受け取っていたとして、東京地検特捜部に逮捕されたと出ているよ。

 B 現職の国会議員が逮捕されるなんて、びっくりだね。現職議員として10年ぶりの逮捕というよ。IR=統合型リゾート施設なんていうけれど、カジノが本命だ。その担当をしていた秋元議員の逮捕で、カジノをめざす大阪や横浜などに影響が出るよ。

 A ニュースには、「秋元議員はIR=統合型リゾート施設などを担当する内閣府の副大臣を務めていた17年9月、IRへの参入を目指していた『500ドットコム』側から、東京都内で現金300万円の賄賂を受け取ったとして収賄の疑いが持たれている」とあるよ。

 B 野党は、来年1月開会の通常国会にIR法の廃止を提出することで一致したというけれど当然だ。政治評論家は、カジノ業者は秋元議員のような政治家に接待攻勢をかけていると語っているよ。

 A カジノは、何の生産性もないうえに大儲けできるからね。飛鳥時代の持統天皇がさいころ(すごろく)賭博を禁止したくらい、賭博は昔から大問題だったんだ。それを安倍首相は成長戦略として推進してきた責任は重いよ。

NHK 秋元議員逮捕
(秋元司議員の逮捕についてのNHKニュースから)

 B それにしても特捜部の名前なんて久しぶりに聞くよ。国有地を約8・2億円も値引きして売却した森友学園疑惑では、だれも責任を問われなかった。公文書から安倍首相夫人の昭恵氏の名前を消すなどして改ざんした佐川宣寿・元財務省理財局長らも大阪地検特捜部は不起訴にしてしまった。

 A 特捜部は昼寝しているのかという厳しい声があがったね。その特捜部が副大臣という軽量級の政治家は逮捕したが、超大物にはまったく手を触れないのかね。

 B そうだよ。首相がわれわれの税金使って開く「桜を見る会」では、酒や食事を提供している。安倍首相は、自分の後援会員を大量に参加させた。高級ホテルで、わずか5000円で前夜祭を開いたよ。

 A 公職選挙法違反や政治資金規正法違反などの疑いがもたれている。そうした疑惑に特捜部は捜査しているのかね。

 B 東京地検特捜部にいた郷原信郎弁護士は、「桜を見る会」の疑惑について、「完全に政権に飼いならされてきた検察に、問題の違法・犯罪の疑いを取り上げる意思があるとは到底考えられない」と嘆いているほどだ。

 A かつて検察は、「巨悪を眠らせない」という矜持を持っていた。政治家の不正にメスを入れ、日本の民主主義を守ってきた。検察は、そろそろ眠りから覚めるべきだよ。

安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2019/12/25 22:25

◎トヨタの「反社会的勢力に対する基本方針」

 トヨタ自動車のホームページを見ていたら、「反社会的勢力に対する基本方針」があった。そこには、「社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力との取引を含めた一切の関係を遮断するため、以下のとおり基本方針を定め、これを遵守いたします」とある。

 今までなら、あまりにも当然として見過ごしていたが、安倍首相主催の「桜を見る会」に「反社会的勢力」が招待されていたのではないか、という疑惑があったから目に留まった。

 「基本方針」は5項目からなる。たとえば、「1. 組織としての対応 反社会的勢力に対し組織全体として対応し、不当要求に対する役員および社員の安全を確保します」とある。

 また、「3. 取引を含めた一切の関係の遮断 反社会的勢力とは、取引関係を含めて、一切の関係をもちません。また、反社会的勢力による不当要求は拒絶します」とある。

トヨタ 反社会的勢力 基本方針


 企業の社会的責任としては当然だろう。なぜ、こうした「基本方針」を設けたのか? 毎日新聞社説(12月19日付)にその理由があった。

……
 政府は2007年、企業の被害を防止するための指針を決めた際、反社会的勢力の定義を記載している。第1次安倍内閣の時である。

 そこでは「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」と明記し、暴力団のほか、暴力団関係企業、総会屋、特殊知能暴力集団などを挙げた。

 暴力団は1992年施行の暴力団対策法で取り締まりが強化されたため、企業になりすましたり社会運動を装ったりして資金獲得を進めた。周辺の犯罪集団も問題視された。

 規制の抜け道をふさごうと、対象を広げた反社会的勢力という言葉が指針に記された。企業は指針に基づいて取引先との契約書に排除条項を設け、不当な要求を拒む体制を整えた。警察も情報提供をしてきた。
……

 ところが、その安倍政権が定義を覆すような閣議決定を12月10日に行った。野党議員の質問主意書に、「あらかじめ限定的、統一的に定義するのは困難」としたのだ。

 野党からの追及をかわそうとするねらいがありありだ。招待者名簿も破棄したとのべ、バックアップデータも復元しないという。「反社会的勢力」を招待していたことを隠そうとしているとしか考えられない。

 これではトヨタが「基本方針」を掲げていることも骨抜きにされるのではないか。こうした安倍政権の「桜」疑惑から逃げようとする態度に国民は厳しい目を向けている。

 朝日新聞の世論調査(12月24日付)では、安倍内閣の支持率は38%で、不支持率は42%になり、不支持率が支持率を上回るのは2018年12月以来だという。

 「桜」疑惑の安倍首相の説明は「十分ではない」と答えたのは74%で、「十分だ」の13%を大きく上回った。「反社会的勢力」を「定義するのは困難」というのもその理由だろう。
安倍政権 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2019/12/24 16:47

◎「i-新聞記者ドキュメント-」を見た

 映画「i-新聞記者ドキュメント-」(森達也監督)を見た。全国で上演中だ。今年前半には、ドラマ「新聞記者」が上映され、シム・ウンギョンと松坂桃李の主演が好評だったのは記憶が新しい。その続編ともいえる。

 いずれも東京新聞の望月衣塑子記者を主人公にしたものだ。「i-新聞記者」は2時間にわたって望月記者を追う。メディアの第一の役割は「権力監視」である。しかし、日本のメディアは、監視するメディアと放棄したメディアに大別されるという不幸な事態になっている。

 望月記者は、その中でも安倍政権のスポークスマン、菅義偉官房長官がまともに答えるまで何回も何回も繰り返し質問することで、記者像を変えたとさえ言われている。

20 リーフ i新聞記者
(「i-新聞記者ドキュメント-」のビラ)

 「i-新聞記者」は、その望月記者を追い続ける。例えば、沖縄・辺野古の米軍新基地建設現場へ。船に乗って海上から、10%までとされた赤土が、それを超えて投入されている現場を目撃する。

 すぐ官邸で菅長官に問いただすが、その事実を認めようとせず、木で鼻をくくったような菅答弁。それどころか司会の官邸報道室長が質問妨害までする。

 例えば先日、レイプ被害を民事裁判に訴えた伊藤詩織さん(12月18日に東京地裁で勝利)へインタビューをする。例えば大阪では、森友学園疑惑で被告にされた籠池泰典夫妻にインタビューする。

 「(安倍)9条改憲なんてとんでもない」と語る籠池氏。その籠池氏が即興で1句を作り望月記者に贈る。

 「バトルあり 望月記者に 春来たる」

 菅長官とのやり取りで、望月記者が勝つだろうという趣旨だろう。

 例えば、日本共産党の志位和夫委員長との記者会見に望月記者の姿があった。
会見が終わると志位委員長は、望月記者に声をかける。「あなたは頑張っている」と。そのやり取りの後の望月記者の感想。

 「感動的です、あの人(志位委員長)」
 菅長官ら政治家の冷たい姿勢と180度違う対応に感激したのだろう。

 望月記者は、今年夏の参院選で、東京駅前で応援演説に立った菅長官をじっと見つめる。安倍首相の秋葉原での演説に聞き入る。いつも記者活動に必要なパソコンなど大きな荷物を詰めたキャリーバックを引っ張る姿が印象的だ。

 疲れを知らぬ精力的に取材を続ける。時には、スマホで子どもアンパンマンの話をし、「パパの言うことを聞いてね」と優しく言葉をかける。

望月記者 官邸前
(今年3月に官邸前で開いた集会であいさつする望月衣塑子記者)

 その望月記者を応援し激励しようと新聞記者らが官邸前で抗議集会を開いたのが今年3月。望月記者に続け、という記者たちの温かい思いである。望月記者が示した記者のあり方は、確実にメディアに広がっている。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/12/21 22:30

◎スガさんがおかしい?

 安倍政権のスポークスマン、菅義偉官房長官は12月16日の記者会見で、安倍首相主催の「桜を見る会」に、反社会的勢力を招待した疑惑で、政府が「反社の定義は困難」と閣議決定したことを受けて、驚くべき珍論を展開しました。

 菅長官がまともな答弁をするまで何回も質問をくり返して一躍、記者のあり方を示した東京新聞の望月衣塑子記者は17日、ツイッターに次のように投稿しました。

……
「反社勢力の定義困難」との政府見解を記者が問い質すと今日は「お困りなら警察、関係省庁に相談頂ければしっかり対応する」。本人はまともに回答したつもりのようだが、こんな答弁を内閣府秘書官が用意したのだろうか。国民の疑念に向き合うつもりはゼロ。
……

 菅長官大丈夫か? 連日、「桜」疑惑から安倍首相を守り続けている菅氏。ついに記者を驚かせるどころか、あきれさせるような応答をしています。12月4日の記者会見では説明に窮し、秘書官から11回もメモが差し入れられました。

 「少々お待ち下さい…」

 テレビで、秘書官が菅氏に何回もメモを差し入れる様子を見ました。招待者名簿の破棄についての質問のやり取りの最中です。明らかに困り果てた菅氏。安倍首相や昭恵夫人を守るために苦悩している様子がありあり…。

 森友学園疑惑では、昭恵夫人を「私人」と閣議決定までして、安倍首相から引き離そうと懸命でした。その昭恵夫人が「桜を見る会」では、自分の知人らを招待していたことが明らかになり大慌てです。

 東京新聞労組は17日、ツイッターに投稿しました。ゆうちょ銀行の資料も示して。

60 東京新聞労組
(東京新聞労組のツイッターから)

……
 若くして亡くなった組合員の遺族へのカンパを募ろうと、ゆうちょ銀行の口座開設を申し込んだ。数年前なら即日、口座を作れたがいまは犯罪対策で審査が厳しい。反社会的勢力でないことの確約も当然、求められた。「定義困難」と閣議決定した政府。無責任という言葉では到底足りない。
……
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/12/18 21:38

◎安倍内閣支持率 「桜」疑惑で軒並み下落 逆転も

 安倍内閣の支持率がメディアの12月の世論調査で、軒並み下落しています。共同通信社の調査では、支持率は42・7%、不支持率は43・0%で逆転しました。いずれも「桜を見る会」の安倍首相の私物化と説明責任をまったく果たさず、逃げ回ったことが影響しています。

 このうち共同通信社の世論調査では、安倍内閣の支持率は、11月の調査から6・0ポイント減りました。不支持率は4・9ポイント増で、支持率、不支持率が逆転したのは昨年12月以来です。

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(東京新聞、12月16日付から)

 首相主催の「桜」疑惑は、安倍首相が「十分に説明しているとは思わない」は83・5%と圧倒的多数になりました。注目すべきは、安倍首相の自民党総裁4選に61・5%の人が反対していることです。

 自民党の二階俊博幹事長は、「桜」疑惑について、「(首相は)十分説明、答弁していると思う」と語り、ひんしゅくを買いました。これまでも「安倍さんの後は安倍さん」と、党則を変えて4選まで可能とする発言をしています。こんな“二階持ち上げ”が国民の思いといかにかけ離れているかを示すものです。

 その安倍首相、「桜」疑惑の説明責任を棚に上げ、「国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまった」(13日の都内での講演)と追及する野党に責任があるかのようにのべています。

 とんでもないいいがかりです。野党が要求し続けているように、首相が衆参の予算委員会で説明責任を果たせば、あっという間に桜「疑惑」の問題は解決し、政策論議ができたはずです。

 予算委員会の開催に絶対に応じず、臨時国会を閉じて真相にフタをしたからです。臨時国会が終わった後の記者会見(12月9日)も、わずか33分で打ち切りました。「桜」疑惑を追及しようとして手を挙げた記者の質問を封じた格好になりました。

 こうした安倍首相と内閣、自民・公明の与党の「桜」疑惑隠しに、国民は納得していないことがメディアの世論調査で明らかになったのです。国民は、餅を食べても決して忘れませんよ。来年の通常国会が楽しみです。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/12/17 17:31

◎安倍官邸の和泉補佐官 京都出張で?

 和泉洋人・安倍首相補佐官――久しぶりに聞いた名前です。薬局での待ち時間に置いてあった「週刊文春」(12月19日号)を手にしたところ、「安倍補佐官と美人官僚が山中教授を“恫喝”した 京都不倫出張」というド派手な見出し、9ページもの写真・記事特集に驚きました。

 和泉補佐官(66)は、獣医学部新設にかかわる架計学園疑惑問題で、前川喜平・元文部科学事務次官が、同補佐官から「総理は自分の口から言えないから自分が代わって言う」と言われたと告発したことで、架計疑惑の当事者になりました。

 このブログ「トヨタで生きる」でアップ(2017/07/11)したように、前川氏は衆参両議院での加計学園問題をめぐる閉会中審査(7月10日)で、国家戦略特区を使った安倍首相のお友達の“加計学園ありき”について、和泉補佐官ら首相官邸の関与を具体的、詳細に語りました。

 その和泉補佐官、今年8月に京都へ出張しました。京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長(ノーベル生理学・医学賞受賞者)に、再生医療用のiPS細胞作製を支援する政府の研究予算(10年間で1100億円を拠出)を2022年度で終了する予定であることを伝えたのです。

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(「週刊文春」の広告から)

 「週刊文春」によると、和泉補佐官は安倍政権の肝いりで13年に設立された「健康・医療戦略室」の初代室長。この出張に同行したのが、「戦略室」の次長で、厚労省大臣官房審議官(科学技術・イノベーション、がん対策などを担当)も併任する大坪寛子氏(52)でした。

 山中教授は11月11日、日本記者クラブ(東京・千代田)で記者会見。「いきなり(政府の支援を)ゼロにするのは相当理不尽だ」と語り、支援の継続を求めました。安倍政権は、メディアや世論の強い批判もあって支援を継続することを決めたといいます。

 「週刊文春」の報道についてNHKは12日、菅義偉官房長官の同日の記者会見について伝えました。

……
 記者団が「公費を使った出張での公私混同が指摘されているが、本人には説明を求めたのか」と質問しました。

 これに対し菅官房長官は、「和泉氏からは『公務として出張手続きをとったうえで出張した。午後の京都市内での移動は私費で支払っており、適切に対応している』と聞いている」と述べました。

 そのうえで、記者団から「問題はないという認識か」と問われ、菅官房長官は「報告を求めた結果、公私はしっかり分けていたということだった」と述べました。
……

 菅長官は、「桜を見る会」の私物化など安倍政権に何が起きようと、「問題なし」の連発を続けています。金子勝・慶應義塾大学名誉教授は14日、怒りを込めてツイッターに投稿しました。

……
 ゲノム編集など、人間の細胞への介入で米中で覇権争いが進む。その中で、山中教授中心に日本のiPS細胞の開発は社会的合意をもとに着実な発展をとげている。不倫旅行のネタに予算を切ったり付けたり、滅茶苦茶なアベとスガの側近の腐敗無能補佐官など即刻クビだ。
……
安倍政権 | コメント(8) | トラックバック(0) | 2019/12/15 13:47

◎小泉環境相の演説に「化石賞」

 小泉進次郎環境相の演説に「化石賞」が贈られました。世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」が12月11日、地球温暖化対策に消極的な国として選んだものです。

 小泉氏は同日、スペインで開かれている第25回気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)の演説で、日本の石炭政策について、「世界的な批判は認識している。今以上の行動が必要だ」などとのべましたが、脱石炭の姿勢は示さなかったからです。

 このニュースを聞いて、このブログ「トヨタで生きる」で紹介したイラストを思い出しました。NHKのBSで放送された「天文学史上最大のスキャンダル? 知の怪人・ケプラーの真実」(2016年8月11日)で放送されたものです。

 少年が、月面から地球を眺めています。青い、青い奇跡の地球。空気は澄み、海はどこまでも青い。地球から月を見るのと比べ、月から地球を見ると、地球は月の15倍の大きさで見ることができるといいます。

イラスト 青い地球
(NHKBS、2016年8月11日放送から)

 この奇跡の地球が、温暖化で瀕死の重体なのに、人類は救うことができるのでしょうか? 今年9月の「国連気候行動サミット」で、16歳のスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんが「人びとは苦しみ、死にかけ、生態系全体が崩壊しかけている」と訴え、大きな反響を呼びました。

 それなのに、安倍政権は二酸化炭素を多く排出する石炭火力発電を推進し、発展途上国での建設に多額の公的融資を続けています。世界の脱石炭の流れから大きく遅れています。

 日本共産党は来年1月に第28回大会を開きます。大会では、綱領の一部改訂が提案されます。その中の気候変動について、志位和夫委員長は次のようにのべています。

 「資本主義の枠内でもその抑制のための緊急で最大の取り組みが強く求められていますが、かりに抑制ができないとなれば、資本主義というシステムそのものを根本から変革することが求められるでしょう。資本主義という制度は、新しい制度(注、社会主義・共産主義)へとその席を譲らなければならなくなるでしょう」
  
 次は、綱領の一部改定案です。

……
とりわけ、貧富の格差の世界的規模での空前の拡大、地球的規模でさまざまな災厄をもたらしつつある気候変動は、資本主義体制が二一世紀に生き残る資格を問う問題となっており、その是正・抑制を求める諸国民のたたかいは、人類の未来にとって死活的意義をもつ。
……

安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/12/13 16:47

◎9条改憲 「私の手でなし遂げていきたい」と安倍首相

 臨時国会が終わって記者会見した安倍首相(12月9日)。国政を私物化した「桜を見る会」の説明責任をまったく果たさない一方で、9条改憲については、「必ずや、私の手でなし遂げていきたい」と明言した。

 9条改憲は、どの世論調査をとっても国民の多数となっていない。そこにだけは、「選挙で約束したことを実行していくことが私たちの責任」などと力説した。

 とんでもない首相である。国民の今願っていることは、「桜を見る会」への数々の首相への疑惑について説明責任を果たすことである。本末転倒とは、こうしたことを言うのだ。

 安倍首相は、臨時国会で、2年ぶりに衆議院憲法審査会で自由討議が行われた、と語る一方で、「国民投票法の改正が、その中でもなされなかったことは、誠に残念」と悔しがった。

 首相は、臨時国会の冒頭で憲法審査会を動かすことに意欲を燃やしたが、自民党改憲案の憲法審査会への提示は、国民と野党の反対でできなかった。これで、4国会連続で安倍首相の思いを跳ね返した。

安倍記者会見 改憲
(テレビ朝日系から=12月9日)

 しかしながら、安倍首相は9条改憲を「私の手でなし遂げていきたい」と執念を燃やし続けている。祖父の岸信介元首相は、安保条約の改定を強行した。祖父を尊敬する安倍首相は、9条改憲が自分の使命だと考えている。

 その前段階として、トランプ米大統領いいなりに、イランの核問題での“有志連合”の一翼を担い、国会に諮らずに、中東沖への自衛隊派兵を強行しようとしている。9条が禁じる「海外での武力行使」に足を踏み出す恐れがある。

 こんな首相を退陣に追い込む以外にない。衆院の任期も半分を切った。「桜を見る会」では、野党が追及本部をつくり、安倍首相をあと一歩で詰む状態に追い込んだ。

 衆院選めざし、野党は1つのかたまりをつくり、野党連合政権構想を示し、安倍退陣への大きなうねりをつくって欲しい――多くの国民の願いではないだろうか。

                 ◇

 この記事は、12月11日にアップする予定でしたが、都合により前日にアップしました。
安倍政権 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2019/12/10 17:07

◎“餅を食べたら忘れる”→もちろん、桜が散るまでに一緒に散ってもらいます

 臨時国会が終わった12月9日の夕方、安倍首相が記者会見した。わずか33分の会見。うち13分が首相の成果を誇る空疎な演説。記者の質問時間は20分。最大の問題になった「桜を見る会」に安倍首相は直接触れず、記者の質問に答えたがわずか2分ほど。

 「会」の前夜に、首相後援会がホテルで、たった5000円で開催したという夕食会、オーナー商法で行政指導を受けていたジャパンライフの元会長が招待されたことなど、記者の質問に、これまでとまったく同じ回答をした。

 NHKの中継を見ていて無性に腹が立った。多額の税金を使って、自らの後援会員らに飲ませ、食わせしながら、何の問題もないとばかりに無表情で語る首相。招待者名簿も復元できない…。

12 安倍記者会見
(テレビ朝日系から)

 官邸記者クラブの質問のあり方にも疑問が残った。20分と限られたとはいえ、「桜を見る会」をもっと追及できなかったのか? 衆院の解散について質問した記者がいた。解散なんて、本当のことを言う首相がいるのか? 先日亡くなった中曽根康弘元首相は、“死んだふり解散”をしたくらいだ。

 翌朝のテレビ朝日系のワイドショーでコメンテーターは、記者会見を「儀式のようなもの」と酷評。アメリカでは、トランプ大統領がまともに答えるまで、記者が交互に質問すると紹介していた。

 記者会見が行われた同じ日、NHKは12月の世論調査を発表した。

……
 総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐる問題で、安倍総理大臣のこれまでの説明に納得できるか尋ねたところ、「大いに納得できる」が2%、「ある程度納得できる」が15%、「あまり納得できない」が30%、「まったく納得できない」が41%でした。
……

 「納得できない」が71%と圧倒的である。安倍首相の記者会見は、説明責任を求める国民にまったく答えていない。自民党議員はモリカケ問題などと同様、「餅を食べたら国民は忘れる」と思っているのだろう。

 安倍首相の「もちろん」という高笑いが聞こえる気がする。そんなこと、国民は絶対に許さない。もちろん、桜が散るまでに桜と一緒に散ってもらおうではないか。

 「国会を閉じ、年が改まれば、一連の問題も忘れられる――。首相はそう高をくくっているのかもしれない。しかし、政治権力が国民への説明を放棄した先に待っているのは、民主主義の土台の崩壊である」(10日付の朝日新聞社説)
安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2019/12/10 14:48

◎「安倍晋三 桜とともにそのまま散って」 3日行動

 今年も12月になり、12月3日は、最後の「3日行動」だ。作家の沢地久枝さんが呼びかけた、毎月3日の「アベ政治を許さない」行動。午前中は日差しがあったが、昼から曇り空になり風も強く寒い。

25 12月3日行動1 DSCN8239


 豊田駅での行動では、プラスターを掲げ交代でスピーチして訴えた。傑作なプラスターがあった。

 「安倍晋三 桜とともにそのまま散って」
 「内閣府は公僕ではなく 安倍の下僕か」

 「桜を見る会」での安倍首相の国政私物化を痛烈に批判したものだ。

12月3日行動2 DSCN8242

12月3日行動3 DSCN8251


 ・国民の税金で後援会活動をする(衆院山口4区の後援会員を多数招待)。
・消費税を10%へ引き上げたばかりなのにもう税制改革と言って大企業、大金持ちへの減税を言い出している。

・消費税が上がれば上がるほど福祉が切り詰められる。
・相変わらず憲法改悪(9条)をねらっている…。

12月3日行動4 DSCN8252


 それぞれの思いを語り、市民の力で一緒にアベ政治を変えようと訴えた。

 来月、2020年1月は正月の3日。この行動をやることを確認した。来年も粘り強く頑張り、アベ政治を退陣させたい!

12月3日行動5 DSCN8250

             ◇

 パソコンの不具合により、「トヨタ高岡工場前で訴え」(12/06)を先にアップしました。
安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2019/12/07 21:19

◎「毎日」社説も「逃げるほど疑惑が深まる」

 このブログ、「トヨタで生きる」では、昨日(12月3日)、安倍首相の国政私物化で大問題になっている「桜を見る会」の参院本会議でのやり取りを、「逃げる首相 待て!」とアップしました。

 今日4日付の毎日新聞社説は、「『桜を見る会』と首相 逃げるほど疑惑が深まる」との見出しで、ブログとほぼ同じ主張をしています。ブログの指摘が世論を反映していることを示すものです。

 ところがブログに寄せられたコメントは、的外れのものばかりです。民主党政権時代と同じだと言って、「共産党の処分対象となるNGワード」などと、あり得ないのがあります。

 今、国政の大問題になっているのは、安倍首相の「桜を見る会」の私物化です。民主党政権時代のことが問題になっているのではありません。時代錯誤もはなはだしいコメントです。

80 トヨタ本社 桜


 野党について「追及できない無能さ」などというコメントも、安倍首相が答弁でいかに「逃げ」まくっているかを首相に代わって弁解してやるようなものです。毎日社説のポイント(★印の部分)を見てみましょう。

 ――答弁全体は?
 ★「首相は内閣府が招待者の名簿を廃棄したことを理由に追及をかわす答弁に終始した」

 ――悪質なマルチ商法のジャパンライフの元会長を招待したことについては?

 ★首相は元会長と「個人的な関係は一切ない。妻も面識はない」と明言した。では、誰がどのようにして首相の推薦枠を使ったのかが問題になる。しかし、首相は個人情報だとして確認を拒んだ。
 元会長側が同社の宣伝チラシで招待状を公開しているのだから「個人情報」は理由にならないはずだ。

 ――反社会的勢力の関係者が参加した疑惑は?

 ★事実確認には名簿データの復元が近道だ。ところが首相は「復元は不可能」と断定的に答弁した。
 データは外部のサーバーで管理していたという。そのような場合、削除の仕方によっては履歴をたどって復元できる可能性もあるとされる。
 復元を試みる姿勢が首相に見えないのでは、不都合な事実を隠すために廃棄を急いだのではないかとの疑念に拍車をかけてしまう。

 ――首相の後援会が高級ホテルで開いた前夜祭の経費については?

 ★「後援会としての収入・支出は一切ない」との説明を立証する書類は示されていない。会費5000円で何人が参加したのか、首相からホテル側に明細書の発行を求めないのは解せない。
 
 どうですか。安倍首相の答弁のすべては、社説が結論で言うように、「首相がその気になれば真相解明が進むのに、説明から逃げるから、さらに疑惑が深まる」のです。

 次は毎日新聞の世論調査です。コメント者がいかに世論からずれているかが分かるでしょう(写真は、12月3日のテレビ朝日系の放送から)。

テレビ朝日系 12月3日
安倍政権 | コメント(9) | トラックバック(0) | 2019/12/04 20:54
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