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◎「桜」疑惑 首相はいつまで詭弁を続けるのか? 

 安倍首相主催の「桜を見る会」の私物化を野党が追及していることについて、自民党の二階俊博幹事長は、衆院本会議の代表質問(1月22日)で、「桜はもう散った。早くこの問題から次の議論に移していかないといけない」などと露骨な幕引きを主張しました。

 二階氏のように、「桜」疑惑を野党はいつまで続けているのかという主張は、自民党内に根強くありますが、とんでもないことです。安倍首相がいつまでも詭弁、暴論を続け、私物化を認めないからです。

 昨日のこのブログ、「トヨタで生きる」で紹介した内田樹氏がのべているように、「申し開きのできない証拠をつきつけられて『申し訳ありませんでした。私がやりました』として白状」すれば、あっという間に「桜」疑惑の追及は終わるのです。

 2月4日の衆院予算委員会で、立憲民主党の黒岩宇洋衆院議員が、「桜を見る会」の前日にホテルニューオータニで開かれた安倍後援会主催の夕食会について、ホテルと契約したのは誰かと追及しました。

 今年に入って安倍首相は、契約をしたのは安倍後援会ではなく、約800人の参加者個人という、あっと驚くような奇策を主張。「後援会の収支は一切無い」との答弁も繰り返しているのは、安倍首相の政治資金収支報告書に記載がないからです。

 記載していなかったら違法になるからです。そのために、無理、無理にひねり出したのが、契約をしたのは「約800人の参加者個人」というものでした。

 黒岩議員は、参加人数に変動があった場合、「だれがリスクを負担するのか」と追及。安倍首相は、「ホテル側の判断で取り決めを行わなかった」と強弁しましました。必死になってつじつま合わせをしていることがありありです。

 こんな不自然な答弁を延々と続けるのですから、いつまでたっても野党の「桜」疑惑の追及は終わらないのは当然です。

 朝日新聞(2月5日付)は、契約をめぐる首相の一連の主張について、浜辺陽一郎・青山学院大教授(民事法)のコメントとそれをわかりやすくした図を掲載しています。

40 契約主体が参加者だって 朝日
(朝日新聞、2月5日付から)

……
 浜辺教授は「事務所が予約(ポイント(1))しているため、ホテル側から価格の優遇を受けている。それに、事務所が夕食会の会費を集金(同(3))している。明らかに事務所が契約の主体で、首相答弁は詭弁(きべん)」と指摘。「事務所の募集(同(2))に応じて、参加者が実際に申し込んだ相手も事務所。『ホテルと個別に契約したものであずかり知らぬ』という説明は矛盾している」と批判した。
……
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安倍政権 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2020/02/05 20:54

◎思想家 内田樹さんの「桜を見る会再論」

 通常国会の予算委員会で、安倍首相主催の「桜を見る会」に、首相が自らの後援会員らを多数招待して私物化したことを野党が追及している。安倍首相の棒読み答弁、政治責任と違法を絶対に認めない答弁――いや詭弁、珍答弁などを聞いて、イライラする国民が多い。

 思想家で神戸女学院大学の内田樹名誉教授が執筆した「桜を見る会再論」は、安倍首相の答弁の本質を言い当てており、すっとした思いになった。安倍首相と首相を守ろうとする官僚への痛快な論評である。

 内田氏は、「ふつうは申し開きのできない証拠をつきつけられて『申し訳ありませんでした。私がやりました』として『犯人』が白状して、火曜サスペンス劇場が終わるところで、ぜんぜんドラマが終わらない」と嘆く。

 そして、「昔、東京地検に勤めていた友人から、推理ドラマはあれは嘘っぱちだという話を聴いたことがある。検察官に供述の矛盾を衝かれて、顔面蒼白となって、『もはやこれまで』と自白するのは『自分が知性的な人間である』ということにおのれの存在根拠を置いている人間だけだというのである」と紹介している。

 なぜか? 友人は「そういうのは、落すの簡単なんだ。供述のわずかな矛盾を指摘しただけで、がたがたっと崩れちゃうから」と語り、「だから、ヤクザなんかは供述の矛盾をいくら指摘しても、平気で、『オレ、そんなこと言いましたっけ。あ、それ間違いですから、消しといてください。今日話したのがほんとの話です』と済ませてしまう」と語る。

 つまり、安倍首相の答弁はヤクザ並みだというのだ。さらに内田氏は、「桜を見る会」の招待者名簿にしても、ホテルニューオータニの「前夜祭」領収書にしても、それを「はい」と提示すれば、首相の潔白が満天下に明らかになる文書を、なぜか官僚たちも安倍後援会の人たちも、全員があっという間に捨ててしまった――と強調する。

桜を見る会 NHK
(「桜を見る会」での安倍首相夫妻=NHK放送から)

 日本共産党の宮本徹衆院議員が、安倍事務所が後援会員に参加を幅広く募集したのではないかと追及したことにも触れ、安倍首相は「幅広く募っているという認識」ではあったが、「募集しているという認識ではなかった」という没論理的な答弁をしたこと。今回は招待者名簿について「公開の対象とは書いてるけど、公開されるとは書いてない」という小学生のような答弁をしてみせた――ことなどをあげた。

 こうした安倍答弁の数々の事例をあげた上で内田氏は、「これから後も首相は有罪を免れるために、あらゆる『申し開きのできない証拠』に対して、『論理的に思考できないふり、日本語がわからないふり』をしてみせるだろう」と指摘する。

 このような安倍首相の答弁の「成功体験」が広く日本中にゆきわたった場合、この日本どうなるのか――。内田氏の「桜を見る会再論」の全文は、次の通り。
http://blog.tatsuru.com/2020/02/01_1152.html
安倍政権 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2020/02/04 17:13

◎「桜」疑惑 「しんぶん赤旗」と田村参院議員の連携プレー

 このブログ「トヨタで生きる」では、「『桜』疑惑 総裁選=総理の椅子へ大量招待」をアップ(2020/01/20)し、「しんぶん赤旗」日曜版のスクープ(1月12日号)を紹介しました。

 1月30日の参院予算委員会では、日本共産党の田村智子議員(党副委員長)が「桜」疑惑で、「18年の桜を見る会では、安倍首相は自民党総裁選を前にして地方議員を大量に招待した」と追及しました。

 「しんぶん赤旗」日刊紙は、田村質問を次のように報じました。

……
 自民党総裁選のあった2018年の「桜を見る会」をめぐっては、「総理大臣等」の推薦者が前年比25%増と急増しています。

 田村氏は、地方議会からの参加者は、通常「道府県の知事および議会議長等の2分の1」(東京都以外)に絞られているのに、「しんぶん赤旗」日曜版が確認しただけでも18年に自民党都道府県議の約1割が参加していると指摘。

 自民党の都道府県議がSNSやブログで発信している言葉を紹介しながら、「18年の自民党都道府県議への招待が、いかに異例かがここからもわかる」と述べました。

 田村氏は、「18年春、森友・加計問題や財務事務次官のセクハラ辞任、自衛隊『日報』隠蔽(いんぺい)などで支持率が落ち込み、総裁選はピンチだと言われていた。『桜を見る会』が総理の座に居座り続けるための手段として利用されたのではないか」と強調しました。
……

田村智子参院議員 20200130
(安倍首相を追及する日本共産党の田村智子参院議員・副委員長=参院予算委員会、1月30日)

 田村議員は、「しんぶん赤旗」日曜版と連携を取りながら、18年の総裁選を前にして安倍首相が自民党の地方議員を「桜を見る会に」に大量に招待したのは、「総理の座に居座り続けるための手段として利用されたのではないか」と追及したのです。

 「いつもですと各県の自民党の幹事長のみが招待を受けるのですが今年は各県議も招待されるとのことです」(福島・長尾トモ子県議)
 「普通は、県議会議長など要職の方しか参加することができないと聞いておりましたが、大変名誉なこと」(山形・柴田正人県議)。

田村議員は、SNSで語られた自民地方議員の大量招待の事実を示し、18年の「桜を見る会」への参加が確認できた自民地方議員は121人、自民党都道府県議の約1割(「しんぶん赤旗」日曜版調査)にのぼると告発したのです。

 これに対し安倍首相は、「『桜を見る会』の招待者については、最終的には内閣官房および内閣府において取りまとめを行っている」などと、官僚に責任を負わせる姿勢に終始しました。

 朝日新聞(1月31日付)は、「『桜』名簿、官僚に責任転嫁」の記事で、「官僚の間には『人事も握られ、何かあれば処分される。偉くなるのは言いなりの人だけ』(財務官僚)などと戸惑いが広がる」などと官僚の嘆きを伝えています。

 内閣人事局は、安倍政権が2014年に設けました。中央省庁で働く官僚は約27万人。その中の約600人の幹部人事を内閣官房に設置された内閣人事局が左右するようになりました。

 つまり、安倍首相に忖度しなければ出世できない仕組みをつくったのです。安倍首相の国政私物化を野党が追及しても、官僚は安倍首相をかばう答弁しかしていないのが実態です。

 森友学園疑惑で、安倍首相夫人の昭恵氏の名前を消すなどして公文書を改ざんした佐川宣寿財務省理財局長が国税庁長官に出世したのは、その典型です。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2020/01/31 18:28

◎「桜」疑惑 安倍首相「不適切」「問題あった」と渋々認める

 通常国会の予算委員会が始まり、野党は安倍首相の「桜を見る会」の私物化をいっせいに取り上げています。1月28日には、安倍内閣になって招待者が約2倍へと急増したことに疑念を持って、「桜」疑惑をいち早く取り上げてきた日本共産党の宮本徹衆院議員が追及しました。

 各メディアが宮本議員の追及を一斉に報道しています。

 東京新聞は、宮本議員が首相の地元事務所が昨年2月に支持者に出した案内状は、政府による3月の正式な招待状発送の前だったこと。安倍首相も、政府が招待状を送付する以前に、自身の地元事務所が招待決定を通知する文書を送っていたことを認めた、と伝えました。

 その上で、安倍首相自身の答弁をこう紹介しました。
 「事務所によれば、推薦すれば招待されるだろうという安易な臆測の下で作業を進めてしまったとのことだ。招待プロセスを無視した不適切な表現で問題があった」

 朝日新聞も同様に取り上げました。

……
 宮本氏は、首相の事務所が出した昨年「2月吉日」の文書を取り上げ、「『桜を見る会』への参加を賜り、ありがとうございます」と記載されていると指摘。招待状が発送されるのは3月上中旬であることから、「事務所に申し込めば、参加が確定しているではないか。(招待者は)内閣府が最終的に取りまとめているというが事実上、ノーチェックではないか」と追及した。

 安倍晋三首相は(中略)自身の事務所が出した文書について「招待プロセスを無視した不適切な表現であり、問題があった」と認めた。
……

宮本徹衆院議員 衆院予算委員会20200128
(安倍首相を追及する日本共産党の宮本徹衆院議員=1月28日の衆院予算委員会)

 「しんぶん赤旗」は、次のように伝えました。

……
 「各界で功績・功労のあった人を招くのが「桜を見る会」の趣旨なのに、安倍事務所の申込書にも、内閣府の招待者名簿にも「功績・功労」を書く欄がないと指摘。内閣府から招待状が発送されるのは3月なのに、安倍事務所から参加者への案内状は「2月吉日」付で出されていると告発し、「安倍事務所に申し込んだ時点で参加が確定している。首相は『最終的に内閣官房と内閣府がとりまとめている』と言うが、事実上ノーチェックだ」と批判しました。
……

 逃れることができない安倍事務所の内部文書を示して私物化を追及した宮本議員。安倍首相は渋々、「不適切」「問題あった」などと認めざるを得なくなりました。

 宮本議員はさらに、「しんぶん赤旗」日曜版の取材に参加者が、「招待されたのは、選挙活動に携わって頑張ったね、という功労だと思う」と話している事例をあげて、こう指摘しました。

 「国の行事を私物化し、税金で地元の後援会員や有権者を接待したということであり、事実上、公選法違反の買収行為だ。総理大臣を続ける資格はない」
安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2020/01/29 21:40

◎棒読み、はぐらかし、肩すかし 最低の安倍答弁

 「あの説明で納得できる国民はほとんどいないのではないか。ひたすら棒読み、はぐらかし、肩すかし。自身の責任について問われても一切認めない。まともな反省の言葉も聞かれなかった」

 これは1月27日に、日本共産党の小池晃書記局長が記者から問われたことに答えたものです。同日、安倍首相が逃げ回っていたために80日ぶりに開かれた衆院予算委員会。

 税金を使って開かれる安倍首相主催の「桜を見る会」に、首相の後援会員らを大量招待して私物化した大問題を野党が追及したことに、首相は1国の首相とは到底思えないないほどの最低の答弁をくり返しました。

12 安倍答弁2 20100127
(原稿棒読みの安倍首相=テレビ朝日系から)

 小池書記局長が語ったように、自身の責任をいっさい認めないひどいものでした。朝日新聞は、その小池書記局長の怒りの言葉を引用していました。また同日の朝日の社説の見出しは、「疑念晴らす気あるのか」――。

……
 後援会関係者の招待が増えたのは「長年の慣行の結果」、前夜祭の明細書はホテルの意向で出せない、名簿の電子データを廃棄したコンピューターの履歴の確認は必要ない――。

 公職選挙法違反疑惑で辞任した2閣僚が説明責任を果たしているか問われても、「国民が判断すべきもの」として、自らの評価を示すことから逃げ続けた。
……

12 安倍答弁 20200127
(テレビ朝日系から)

 テレビ朝日系の朝のワイドショーのコメンテーターは、地検特捜部が捜査しないから、安倍首相はたかをくくっているし、辞任した閣僚など他の自民党議員もやり放題だと怒りをぶつけていました。

 自民党の河井案里参院議員に、昨年夏の参院選で、自民党本部から1・5億円の政治資金が渡された問題でも、安倍首相は「政治資金規正法上、問題ない」と答弁しました。

 この金も、国民の税金である政党助成金から出している可能性があるのです。安倍首相に近い自民党の下村博文選対委員長さえ、「けたが違うと驚いている」「幹事長か総裁の判断でしょう」と語っているほどです。

 小池書記局長は、「選対委員長が驚くような話を『問題ない』の一言で済ませるのか」と指摘しました。安倍首相の答弁はすべて異常です。国民の生活感覚からは程遠い最低のものです。
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2020/01/28 18:31

◎「桜」疑惑 安倍内閣の説明に「納得できない」が78% 日経調査

 安倍首相主催の「桜を見る会」について、日本共産党の志位和夫委員長が衆院代表質問で、「血税を使った買収ではないか」などと追及したことを、このブログ「トヨタで生きる」でアップしました(2020/01/25)。

 ところが、「(安倍首相が)問題がないと説明している内容をこれ以上紐解く理由がない」などと同首相を擁護するコメントが寄せられています。

 こうしたコメント類が、いかに国民世論とかけ離れたものかが、日経新聞の世論調査(1月27日付)で明らかになりました。日経によると、「桜」疑惑に対する世論調査の結果は次のようでした。

……
 政府のこれまでの説明に「納得できる」と答えた人は14%、「納得できない」との回答は78%だった。「納得できない」との回答は前回19年12月調査の74%から4ポイント増えた。
……

 国民の圧倒的多数は、「納得できない」です。コメント者の意見は、いかに国民世論とはずれているかを示すものでしよう。

 また、カジノ(IR=統合型リゾート施設)をめぐる汚職事件で、自民党の秋元司衆議院議員(安倍政権でIR担当の内閣府副大臣をつとめた)が逮捕されました。

 この問題に関連して、日経の世論調査では「IRの整備」について、「見直すべきだ」と答えた人は67%にも及びました。安倍内閣が、秋元議員が逮捕される事態になっても「IRの整備」をすすめていることに強い批判が出ているのです。

12 衆院予算委員会
(テレビ朝日系から=1月27日)

 1月27日からは衆院予算委員会が始まりました。野党は、1問1答形式の予算委員会の開催を求めていたにもかかわらず安倍首相と自民党など与党は、開催を拒んで逃げまくっていました。

 しかし、通常国会では逃げることはできません。「桜」疑惑にカジノ汚職、国会審議にもかけずに自衛隊を中東に派遣した問題、自民党の河井案里参院議員に1億5000万円もの選挙資金を同党が出していた問題…日本共産党など野党は手ぐすね引いて予算委員会を待ってきたのです。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2020/01/27 13:48

◎「桜」疑惑 総裁選=総理の椅子へ大量招待

 安倍晋三首相が自身の後援会員を大量に招待するなど税金で行われる「桜を見る会」(安倍首相主催)を私物化した疑惑について、1月20日から始まった通常国会で、首相の説明責任が問われます。

 「桜」疑惑をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版(19年10月13日号)は、新たに「『桜』で総裁選票集め 自民地方議員を大量招待」(1月12日号)を掲載し、安倍首相の私物化を暴露しています。

 それによると、2018年4月の「桜を見る会」には、それまで自民党の県連幹事長や県会議長らに限られていた招待が、自民党県議全員など自民党の地方議員が多数招待されたといいます。

20 桜疑惑 日曜版 総理の椅子を
(「しんぶん赤旗」日曜版、1月12日号)

 なぜか? 18年9月には6年ぶりに自民党総裁選が行われました。12年の総裁選で地方の党員票で石破茂・元幹事長に大差をつけられて敗れた安倍氏。国会議員票で逆転しましたが、「地方票でどうしても1位になりたかった」(自民党関係者)のです。日曜版が確認しただけで、自民党の県議ら121人が招待されたといいます。

 事実、当時の読売新聞(18年5月4日付)には、招待された自民党衆院議員の1人の話が掲載されていました。

 「これは党総裁選を意識した地方の『党員票』対策の一環なんだな」

 18年の「桜を見る会」の招待者数は、前年から2000人も増え1万5900人にのぼりました。

 自民党が国会で多数を占めている現在、自民党の総裁になるというのは、首相になるということです。安倍氏は、いわば税金を使って首相の椅子を買ったようなものです。

 通常国会では、こうしたこともふくめ「桜」疑惑について、安倍首相が説明責任を果たす必要があります。昨年7月の参院選挙で、車上運動員に対し、法定上限の1万5千円の倍額に当たる3万円の報酬を支払った疑いで家宅捜索や秘書が事情聴取を受けている自民党の河合案里参院議員。

 菅義偉官房長官は、「国会議員として、自身の判断で説明を果たすべき問題であると思う」(1月16日)とのべています。さて通常国会では、安倍首相は「桜」疑惑の「説明を果たす」のでしょうか?



この記事は、1月23日にアップする予定でしたが、都合により20日にアップしました。
安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2020/01/20 10:11

◎カジノ担当副大臣だった秋元議員が逮捕されたが

【職場談義】

 A スマホのニュースを見たかい? 安倍内閣の副大臣だった秋元司衆議院議員が中国企業から現金300万円などのわいろを受け取っていたとして、東京地検特捜部に逮捕されたと出ているよ。

 B 現職の国会議員が逮捕されるなんて、びっくりだね。現職議員として10年ぶりの逮捕というよ。IR=統合型リゾート施設なんていうけれど、カジノが本命だ。その担当をしていた秋元議員の逮捕で、カジノをめざす大阪や横浜などに影響が出るよ。

 A ニュースには、「秋元議員はIR=統合型リゾート施設などを担当する内閣府の副大臣を務めていた17年9月、IRへの参入を目指していた『500ドットコム』側から、東京都内で現金300万円の賄賂を受け取ったとして収賄の疑いが持たれている」とあるよ。

 B 野党は、来年1月開会の通常国会にIR法の廃止を提出することで一致したというけれど当然だ。政治評論家は、カジノ業者は秋元議員のような政治家に接待攻勢をかけていると語っているよ。

 A カジノは、何の生産性もないうえに大儲けできるからね。飛鳥時代の持統天皇がさいころ(すごろく)賭博を禁止したくらい、賭博は昔から大問題だったんだ。それを安倍首相は成長戦略として推進してきた責任は重いよ。

NHK 秋元議員逮捕
(秋元司議員の逮捕についてのNHKニュースから)

 B それにしても特捜部の名前なんて久しぶりに聞くよ。国有地を約8・2億円も値引きして売却した森友学園疑惑では、だれも責任を問われなかった。公文書から安倍首相夫人の昭恵氏の名前を消すなどして改ざんした佐川宣寿・元財務省理財局長らも大阪地検特捜部は不起訴にしてしまった。

 A 特捜部は昼寝しているのかという厳しい声があがったね。その特捜部が副大臣という軽量級の政治家は逮捕したが、超大物にはまったく手を触れないのかね。

 B そうだよ。首相がわれわれの税金使って開く「桜を見る会」では、酒や食事を提供している。安倍首相は、自分の後援会員を大量に参加させた。高級ホテルで、わずか5000円で前夜祭を開いたよ。

 A 公職選挙法違反や政治資金規正法違反などの疑いがもたれている。そうした疑惑に特捜部は捜査しているのかね。

 B 東京地検特捜部にいた郷原信郎弁護士は、「桜を見る会」の疑惑について、「完全に政権に飼いならされてきた検察に、問題の違法・犯罪の疑いを取り上げる意思があるとは到底考えられない」と嘆いているほどだ。

 A かつて検察は、「巨悪を眠らせない」という矜持を持っていた。政治家の不正にメスを入れ、日本の民主主義を守ってきた。検察は、そろそろ眠りから覚めるべきだよ。

安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2019/12/25 22:25

◎トヨタの「反社会的勢力に対する基本方針」

 トヨタ自動車のホームページを見ていたら、「反社会的勢力に対する基本方針」があった。そこには、「社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力との取引を含めた一切の関係を遮断するため、以下のとおり基本方針を定め、これを遵守いたします」とある。

 今までなら、あまりにも当然として見過ごしていたが、安倍首相主催の「桜を見る会」に「反社会的勢力」が招待されていたのではないか、という疑惑があったから目に留まった。

 「基本方針」は5項目からなる。たとえば、「1. 組織としての対応 反社会的勢力に対し組織全体として対応し、不当要求に対する役員および社員の安全を確保します」とある。

 また、「3. 取引を含めた一切の関係の遮断 反社会的勢力とは、取引関係を含めて、一切の関係をもちません。また、反社会的勢力による不当要求は拒絶します」とある。

トヨタ 反社会的勢力 基本方針


 企業の社会的責任としては当然だろう。なぜ、こうした「基本方針」を設けたのか? 毎日新聞社説(12月19日付)にその理由があった。

……
 政府は2007年、企業の被害を防止するための指針を決めた際、反社会的勢力の定義を記載している。第1次安倍内閣の時である。

 そこでは「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」と明記し、暴力団のほか、暴力団関係企業、総会屋、特殊知能暴力集団などを挙げた。

 暴力団は1992年施行の暴力団対策法で取り締まりが強化されたため、企業になりすましたり社会運動を装ったりして資金獲得を進めた。周辺の犯罪集団も問題視された。

 規制の抜け道をふさごうと、対象を広げた反社会的勢力という言葉が指針に記された。企業は指針に基づいて取引先との契約書に排除条項を設け、不当な要求を拒む体制を整えた。警察も情報提供をしてきた。
……

 ところが、その安倍政権が定義を覆すような閣議決定を12月10日に行った。野党議員の質問主意書に、「あらかじめ限定的、統一的に定義するのは困難」としたのだ。

 野党からの追及をかわそうとするねらいがありありだ。招待者名簿も破棄したとのべ、バックアップデータも復元しないという。「反社会的勢力」を招待していたことを隠そうとしているとしか考えられない。

 これではトヨタが「基本方針」を掲げていることも骨抜きにされるのではないか。こうした安倍政権の「桜」疑惑から逃げようとする態度に国民は厳しい目を向けている。

 朝日新聞の世論調査(12月24日付)では、安倍内閣の支持率は38%で、不支持率は42%になり、不支持率が支持率を上回るのは2018年12月以来だという。

 「桜」疑惑の安倍首相の説明は「十分ではない」と答えたのは74%で、「十分だ」の13%を大きく上回った。「反社会的勢力」を「定義するのは困難」というのもその理由だろう。
安倍政権 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2019/12/24 16:47

◎「i-新聞記者ドキュメント-」を見た

 映画「i-新聞記者ドキュメント-」(森達也監督)を見た。全国で上演中だ。今年前半には、ドラマ「新聞記者」が上映され、シム・ウンギョンと松坂桃李の主演が好評だったのは記憶が新しい。その続編ともいえる。

 いずれも東京新聞の望月衣塑子記者を主人公にしたものだ。「i-新聞記者」は2時間にわたって望月記者を追う。メディアの第一の役割は「権力監視」である。しかし、日本のメディアは、監視するメディアと放棄したメディアに大別されるという不幸な事態になっている。

 望月記者は、その中でも安倍政権のスポークスマン、菅義偉官房長官がまともに答えるまで何回も何回も繰り返し質問することで、記者像を変えたとさえ言われている。

20 リーフ i新聞記者
(「i-新聞記者ドキュメント-」のビラ)

 「i-新聞記者」は、その望月記者を追い続ける。例えば、沖縄・辺野古の米軍新基地建設現場へ。船に乗って海上から、10%までとされた赤土が、それを超えて投入されている現場を目撃する。

 すぐ官邸で菅長官に問いただすが、その事実を認めようとせず、木で鼻をくくったような菅答弁。それどころか司会の官邸報道室長が質問妨害までする。

 例えば先日、レイプ被害を民事裁判に訴えた伊藤詩織さん(12月18日に東京地裁で勝利)へインタビューをする。例えば大阪では、森友学園疑惑で被告にされた籠池泰典夫妻にインタビューする。

 「(安倍)9条改憲なんてとんでもない」と語る籠池氏。その籠池氏が即興で1句を作り望月記者に贈る。

 「バトルあり 望月記者に 春来たる」

 菅長官とのやり取りで、望月記者が勝つだろうという趣旨だろう。

 例えば、日本共産党の志位和夫委員長との記者会見に望月記者の姿があった。
会見が終わると志位委員長は、望月記者に声をかける。「あなたは頑張っている」と。そのやり取りの後の望月記者の感想。

 「感動的です、あの人(志位委員長)」
 菅長官ら政治家の冷たい姿勢と180度違う対応に感激したのだろう。

 望月記者は、今年夏の参院選で、東京駅前で応援演説に立った菅長官をじっと見つめる。安倍首相の秋葉原での演説に聞き入る。いつも記者活動に必要なパソコンなど大きな荷物を詰めたキャリーバックを引っ張る姿が印象的だ。

 疲れを知らぬ精力的に取材を続ける。時には、スマホで子どもアンパンマンの話をし、「パパの言うことを聞いてね」と優しく言葉をかける。

望月記者 官邸前
(今年3月に官邸前で開いた集会であいさつする望月衣塑子記者)

 その望月記者を応援し激励しようと新聞記者らが官邸前で抗議集会を開いたのが今年3月。望月記者に続け、という記者たちの温かい思いである。望月記者が示した記者のあり方は、確実にメディアに広がっている。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/12/21 22:30

◎スガさんがおかしい?

 安倍政権のスポークスマン、菅義偉官房長官は12月16日の記者会見で、安倍首相主催の「桜を見る会」に、反社会的勢力を招待した疑惑で、政府が「反社の定義は困難」と閣議決定したことを受けて、驚くべき珍論を展開しました。

 菅長官がまともな答弁をするまで何回も質問をくり返して一躍、記者のあり方を示した東京新聞の望月衣塑子記者は17日、ツイッターに次のように投稿しました。

……
「反社勢力の定義困難」との政府見解を記者が問い質すと今日は「お困りなら警察、関係省庁に相談頂ければしっかり対応する」。本人はまともに回答したつもりのようだが、こんな答弁を内閣府秘書官が用意したのだろうか。国民の疑念に向き合うつもりはゼロ。
……

 菅長官大丈夫か? 連日、「桜」疑惑から安倍首相を守り続けている菅氏。ついに記者を驚かせるどころか、あきれさせるような応答をしています。12月4日の記者会見では説明に窮し、秘書官から11回もメモが差し入れられました。

 「少々お待ち下さい…」

 テレビで、秘書官が菅氏に何回もメモを差し入れる様子を見ました。招待者名簿の破棄についての質問のやり取りの最中です。明らかに困り果てた菅氏。安倍首相や昭恵夫人を守るために苦悩している様子がありあり…。

 森友学園疑惑では、昭恵夫人を「私人」と閣議決定までして、安倍首相から引き離そうと懸命でした。その昭恵夫人が「桜を見る会」では、自分の知人らを招待していたことが明らかになり大慌てです。

 東京新聞労組は17日、ツイッターに投稿しました。ゆうちょ銀行の資料も示して。

60 東京新聞労組
(東京新聞労組のツイッターから)

……
 若くして亡くなった組合員の遺族へのカンパを募ろうと、ゆうちょ銀行の口座開設を申し込んだ。数年前なら即日、口座を作れたがいまは犯罪対策で審査が厳しい。反社会的勢力でないことの確約も当然、求められた。「定義困難」と閣議決定した政府。無責任という言葉では到底足りない。
……
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/12/18 21:38

◎安倍内閣支持率 「桜」疑惑で軒並み下落 逆転も

 安倍内閣の支持率がメディアの12月の世論調査で、軒並み下落しています。共同通信社の調査では、支持率は42・7%、不支持率は43・0%で逆転しました。いずれも「桜を見る会」の安倍首相の私物化と説明責任をまったく果たさず、逃げ回ったことが影響しています。

 このうち共同通信社の世論調査では、安倍内閣の支持率は、11月の調査から6・0ポイント減りました。不支持率は4・9ポイント増で、支持率、不支持率が逆転したのは昨年12月以来です。

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(東京新聞、12月16日付から)

 首相主催の「桜」疑惑は、安倍首相が「十分に説明しているとは思わない」は83・5%と圧倒的多数になりました。注目すべきは、安倍首相の自民党総裁4選に61・5%の人が反対していることです。

 自民党の二階俊博幹事長は、「桜」疑惑について、「(首相は)十分説明、答弁していると思う」と語り、ひんしゅくを買いました。これまでも「安倍さんの後は安倍さん」と、党則を変えて4選まで可能とする発言をしています。こんな“二階持ち上げ”が国民の思いといかにかけ離れているかを示すものです。

 その安倍首相、「桜」疑惑の説明責任を棚に上げ、「国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまった」(13日の都内での講演)と追及する野党に責任があるかのようにのべています。

 とんでもないいいがかりです。野党が要求し続けているように、首相が衆参の予算委員会で説明責任を果たせば、あっという間に桜「疑惑」の問題は解決し、政策論議ができたはずです。

 予算委員会の開催に絶対に応じず、臨時国会を閉じて真相にフタをしたからです。臨時国会が終わった後の記者会見(12月9日)も、わずか33分で打ち切りました。「桜」疑惑を追及しようとして手を挙げた記者の質問を封じた格好になりました。

 こうした安倍首相と内閣、自民・公明の与党の「桜」疑惑隠しに、国民は納得していないことがメディアの世論調査で明らかになったのです。国民は、餅を食べても決して忘れませんよ。来年の通常国会が楽しみです。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/12/17 17:31

◎安倍官邸の和泉補佐官 京都出張で?

 和泉洋人・安倍首相補佐官――久しぶりに聞いた名前です。薬局での待ち時間に置いてあった「週刊文春」(12月19日号)を手にしたところ、「安倍補佐官と美人官僚が山中教授を“恫喝”した 京都不倫出張」というド派手な見出し、9ページもの写真・記事特集に驚きました。

 和泉補佐官(66)は、獣医学部新設にかかわる架計学園疑惑問題で、前川喜平・元文部科学事務次官が、同補佐官から「総理は自分の口から言えないから自分が代わって言う」と言われたと告発したことで、架計疑惑の当事者になりました。

 このブログ「トヨタで生きる」でアップ(2017/07/11)したように、前川氏は衆参両議院での加計学園問題をめぐる閉会中審査(7月10日)で、国家戦略特区を使った安倍首相のお友達の“加計学園ありき”について、和泉補佐官ら首相官邸の関与を具体的、詳細に語りました。

 その和泉補佐官、今年8月に京都へ出張しました。京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長(ノーベル生理学・医学賞受賞者)に、再生医療用のiPS細胞作製を支援する政府の研究予算(10年間で1100億円を拠出)を2022年度で終了する予定であることを伝えたのです。

修 週刊文春 広告
(「週刊文春」の広告から)

 「週刊文春」によると、和泉補佐官は安倍政権の肝いりで13年に設立された「健康・医療戦略室」の初代室長。この出張に同行したのが、「戦略室」の次長で、厚労省大臣官房審議官(科学技術・イノベーション、がん対策などを担当)も併任する大坪寛子氏(52)でした。

 山中教授は11月11日、日本記者クラブ(東京・千代田)で記者会見。「いきなり(政府の支援を)ゼロにするのは相当理不尽だ」と語り、支援の継続を求めました。安倍政権は、メディアや世論の強い批判もあって支援を継続することを決めたといいます。

 「週刊文春」の報道についてNHKは12日、菅義偉官房長官の同日の記者会見について伝えました。

……
 記者団が「公費を使った出張での公私混同が指摘されているが、本人には説明を求めたのか」と質問しました。

 これに対し菅官房長官は、「和泉氏からは『公務として出張手続きをとったうえで出張した。午後の京都市内での移動は私費で支払っており、適切に対応している』と聞いている」と述べました。

 そのうえで、記者団から「問題はないという認識か」と問われ、菅官房長官は「報告を求めた結果、公私はしっかり分けていたということだった」と述べました。
……

 菅長官は、「桜を見る会」の私物化など安倍政権に何が起きようと、「問題なし」の連発を続けています。金子勝・慶應義塾大学名誉教授は14日、怒りを込めてツイッターに投稿しました。

……
 ゲノム編集など、人間の細胞への介入で米中で覇権争いが進む。その中で、山中教授中心に日本のiPS細胞の開発は社会的合意をもとに着実な発展をとげている。不倫旅行のネタに予算を切ったり付けたり、滅茶苦茶なアベとスガの側近の腐敗無能補佐官など即刻クビだ。
……
安倍政権 | コメント(8) | トラックバック(0) | 2019/12/15 13:47

◎小泉環境相の演説に「化石賞」

 小泉進次郎環境相の演説に「化石賞」が贈られました。世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」が12月11日、地球温暖化対策に消極的な国として選んだものです。

 小泉氏は同日、スペインで開かれている第25回気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)の演説で、日本の石炭政策について、「世界的な批判は認識している。今以上の行動が必要だ」などとのべましたが、脱石炭の姿勢は示さなかったからです。

 このニュースを聞いて、このブログ「トヨタで生きる」で紹介したイラストを思い出しました。NHKのBSで放送された「天文学史上最大のスキャンダル? 知の怪人・ケプラーの真実」(2016年8月11日)で放送されたものです。

 少年が、月面から地球を眺めています。青い、青い奇跡の地球。空気は澄み、海はどこまでも青い。地球から月を見るのと比べ、月から地球を見ると、地球は月の15倍の大きさで見ることができるといいます。

イラスト 青い地球
(NHKBS、2016年8月11日放送から)

 この奇跡の地球が、温暖化で瀕死の重体なのに、人類は救うことができるのでしょうか? 今年9月の「国連気候行動サミット」で、16歳のスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんが「人びとは苦しみ、死にかけ、生態系全体が崩壊しかけている」と訴え、大きな反響を呼びました。

 それなのに、安倍政権は二酸化炭素を多く排出する石炭火力発電を推進し、発展途上国での建設に多額の公的融資を続けています。世界の脱石炭の流れから大きく遅れています。

 日本共産党は来年1月に第28回大会を開きます。大会では、綱領の一部改訂が提案されます。その中の気候変動について、志位和夫委員長は次のようにのべています。

 「資本主義の枠内でもその抑制のための緊急で最大の取り組みが強く求められていますが、かりに抑制ができないとなれば、資本主義というシステムそのものを根本から変革することが求められるでしょう。資本主義という制度は、新しい制度(注、社会主義・共産主義)へとその席を譲らなければならなくなるでしょう」
  
 次は、綱領の一部改定案です。

……
とりわけ、貧富の格差の世界的規模での空前の拡大、地球的規模でさまざまな災厄をもたらしつつある気候変動は、資本主義体制が二一世紀に生き残る資格を問う問題となっており、その是正・抑制を求める諸国民のたたかいは、人類の未来にとって死活的意義をもつ。
……

安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/12/13 16:47

◎9条改憲 「私の手でなし遂げていきたい」と安倍首相

 臨時国会が終わって記者会見した安倍首相(12月9日)。国政を私物化した「桜を見る会」の説明責任をまったく果たさない一方で、9条改憲については、「必ずや、私の手でなし遂げていきたい」と明言した。

 9条改憲は、どの世論調査をとっても国民の多数となっていない。そこにだけは、「選挙で約束したことを実行していくことが私たちの責任」などと力説した。

 とんでもない首相である。国民の今願っていることは、「桜を見る会」への数々の首相への疑惑について説明責任を果たすことである。本末転倒とは、こうしたことを言うのだ。

 安倍首相は、臨時国会で、2年ぶりに衆議院憲法審査会で自由討議が行われた、と語る一方で、「国民投票法の改正が、その中でもなされなかったことは、誠に残念」と悔しがった。

 首相は、臨時国会の冒頭で憲法審査会を動かすことに意欲を燃やしたが、自民党改憲案の憲法審査会への提示は、国民と野党の反対でできなかった。これで、4国会連続で安倍首相の思いを跳ね返した。

安倍記者会見 改憲
(テレビ朝日系から=12月9日)

 しかしながら、安倍首相は9条改憲を「私の手でなし遂げていきたい」と執念を燃やし続けている。祖父の岸信介元首相は、安保条約の改定を強行した。祖父を尊敬する安倍首相は、9条改憲が自分の使命だと考えている。

 その前段階として、トランプ米大統領いいなりに、イランの核問題での“有志連合”の一翼を担い、国会に諮らずに、中東沖への自衛隊派兵を強行しようとしている。9条が禁じる「海外での武力行使」に足を踏み出す恐れがある。

 こんな首相を退陣に追い込む以外にない。衆院の任期も半分を切った。「桜を見る会」では、野党が追及本部をつくり、安倍首相をあと一歩で詰む状態に追い込んだ。

 衆院選めざし、野党は1つのかたまりをつくり、野党連合政権構想を示し、安倍退陣への大きなうねりをつくって欲しい――多くの国民の願いではないだろうか。

                 ◇

 この記事は、12月11日にアップする予定でしたが、都合により前日にアップしました。
安倍政権 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2019/12/10 17:07

◎“餅を食べたら忘れる”→もちろん、桜が散るまでに一緒に散ってもらいます

 臨時国会が終わった12月9日の夕方、安倍首相が記者会見した。わずか33分の会見。うち13分が首相の成果を誇る空疎な演説。記者の質問時間は20分。最大の問題になった「桜を見る会」に安倍首相は直接触れず、記者の質問に答えたがわずか2分ほど。

 「会」の前夜に、首相後援会がホテルで、たった5000円で開催したという夕食会、オーナー商法で行政指導を受けていたジャパンライフの元会長が招待されたことなど、記者の質問に、これまでとまったく同じ回答をした。

 NHKの中継を見ていて無性に腹が立った。多額の税金を使って、自らの後援会員らに飲ませ、食わせしながら、何の問題もないとばかりに無表情で語る首相。招待者名簿も復元できない…。

12 安倍記者会見
(テレビ朝日系から)

 官邸記者クラブの質問のあり方にも疑問が残った。20分と限られたとはいえ、「桜を見る会」をもっと追及できなかったのか? 衆院の解散について質問した記者がいた。解散なんて、本当のことを言う首相がいるのか? 先日亡くなった中曽根康弘元首相は、“死んだふり解散”をしたくらいだ。

 翌朝のテレビ朝日系のワイドショーでコメンテーターは、記者会見を「儀式のようなもの」と酷評。アメリカでは、トランプ大統領がまともに答えるまで、記者が交互に質問すると紹介していた。

 記者会見が行われた同じ日、NHKは12月の世論調査を発表した。

……
 総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐる問題で、安倍総理大臣のこれまでの説明に納得できるか尋ねたところ、「大いに納得できる」が2%、「ある程度納得できる」が15%、「あまり納得できない」が30%、「まったく納得できない」が41%でした。
……

 「納得できない」が71%と圧倒的である。安倍首相の記者会見は、説明責任を求める国民にまったく答えていない。自民党議員はモリカケ問題などと同様、「餅を食べたら国民は忘れる」と思っているのだろう。

 安倍首相の「もちろん」という高笑いが聞こえる気がする。そんなこと、国民は絶対に許さない。もちろん、桜が散るまでに桜と一緒に散ってもらおうではないか。

 「国会を閉じ、年が改まれば、一連の問題も忘れられる――。首相はそう高をくくっているのかもしれない。しかし、政治権力が国民への説明を放棄した先に待っているのは、民主主義の土台の崩壊である」(10日付の朝日新聞社説)
安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2019/12/10 14:48

◎「安倍晋三 桜とともにそのまま散って」 3日行動

 今年も12月になり、12月3日は、最後の「3日行動」だ。作家の沢地久枝さんが呼びかけた、毎月3日の「アベ政治を許さない」行動。午前中は日差しがあったが、昼から曇り空になり風も強く寒い。

25 12月3日行動1 DSCN8239


 豊田駅での行動では、プラスターを掲げ交代でスピーチして訴えた。傑作なプラスターがあった。

 「安倍晋三 桜とともにそのまま散って」
 「内閣府は公僕ではなく 安倍の下僕か」

 「桜を見る会」での安倍首相の国政私物化を痛烈に批判したものだ。

12月3日行動2 DSCN8242

12月3日行動3 DSCN8251


 ・国民の税金で後援会活動をする(衆院山口4区の後援会員を多数招待)。
・消費税を10%へ引き上げたばかりなのにもう税制改革と言って大企業、大金持ちへの減税を言い出している。

・消費税が上がれば上がるほど福祉が切り詰められる。
・相変わらず憲法改悪(9条)をねらっている…。

12月3日行動4 DSCN8252


 それぞれの思いを語り、市民の力で一緒にアベ政治を変えようと訴えた。

 来月、2020年1月は正月の3日。この行動をやることを確認した。来年も粘り強く頑張り、アベ政治を退陣させたい!

12月3日行動5 DSCN8250

             ◇

 パソコンの不具合により、「トヨタ高岡工場前で訴え」(12/06)を先にアップしました。
安倍政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2019/12/07 21:19

◎「毎日」社説も「逃げるほど疑惑が深まる」

 このブログ、「トヨタで生きる」では、昨日(12月3日)、安倍首相の国政私物化で大問題になっている「桜を見る会」の参院本会議でのやり取りを、「逃げる首相 待て!」とアップしました。

 今日4日付の毎日新聞社説は、「『桜を見る会』と首相 逃げるほど疑惑が深まる」との見出しで、ブログとほぼ同じ主張をしています。ブログの指摘が世論を反映していることを示すものです。

 ところがブログに寄せられたコメントは、的外れのものばかりです。民主党政権時代と同じだと言って、「共産党の処分対象となるNGワード」などと、あり得ないのがあります。

 今、国政の大問題になっているのは、安倍首相の「桜を見る会」の私物化です。民主党政権時代のことが問題になっているのではありません。時代錯誤もはなはだしいコメントです。

80 トヨタ本社 桜


 野党について「追及できない無能さ」などというコメントも、安倍首相が答弁でいかに「逃げ」まくっているかを首相に代わって弁解してやるようなものです。毎日社説のポイント(★印の部分)を見てみましょう。

 ――答弁全体は?
 ★「首相は内閣府が招待者の名簿を廃棄したことを理由に追及をかわす答弁に終始した」

 ――悪質なマルチ商法のジャパンライフの元会長を招待したことについては?

 ★首相は元会長と「個人的な関係は一切ない。妻も面識はない」と明言した。では、誰がどのようにして首相の推薦枠を使ったのかが問題になる。しかし、首相は個人情報だとして確認を拒んだ。
 元会長側が同社の宣伝チラシで招待状を公開しているのだから「個人情報」は理由にならないはずだ。

 ――反社会的勢力の関係者が参加した疑惑は?

 ★事実確認には名簿データの復元が近道だ。ところが首相は「復元は不可能」と断定的に答弁した。
 データは外部のサーバーで管理していたという。そのような場合、削除の仕方によっては履歴をたどって復元できる可能性もあるとされる。
 復元を試みる姿勢が首相に見えないのでは、不都合な事実を隠すために廃棄を急いだのではないかとの疑念に拍車をかけてしまう。

 ――首相の後援会が高級ホテルで開いた前夜祭の経費については?

 ★「後援会としての収入・支出は一切ない」との説明を立証する書類は示されていない。会費5000円で何人が参加したのか、首相からホテル側に明細書の発行を求めないのは解せない。
 
 どうですか。安倍首相の答弁のすべては、社説が結論で言うように、「首相がその気になれば真相解明が進むのに、説明から逃げるから、さらに疑惑が深まる」のです。

 次は毎日新聞の世論調査です。コメント者がいかに世論からずれているかが分かるでしょう(写真は、12月3日のテレビ朝日系の放送から)。

テレビ朝日系 12月3日
安倍政権 | コメント(9) | トラックバック(0) | 2019/12/04 20:54

◎逃げる首相 待て!

 あと数日で臨時国会は終わる。逃げる、逃げられる、逃げよっと…
 これでも一国の首相か、何という卑劣さ!

 参院本会議(1問1答形式の質問、答弁ができない)が12月2日、開かれた。安倍晋三首相は、「桜を見る会」の私物化について、野党の質問に、「廃棄した」「個人情報」などと逃げの答弁を繰り返し、ついに真実を明かさなかった。

 翌3日朝のテレビ朝日系のワイドショーでコメンテーターは、「安倍氏の答弁、まったく信用していない」と吐き捨てた。

 朝日新聞は、「野党は参院規則に基づいて予算委員会(注、1問1答形式)の開催を要求している。委員の3分の1以上の求めがあれば、委員長は委員会を開かねばならないと定められているにもかかわらず、与党が応じないのはルール無視もはなはだしい」(3日付社説)と書く。

参院本会議 田村議員
(安倍首相を追及する日本共産党の田村智子参院議員=12月2日の参院本会議)

 2日の参院本会議では、「桜を見る会」の疑惑について先鞭をつけた(11月8日の参院予算委員会)日本共産党の田村智子副委員長・参院議員が、安倍首相枠で悪徳マルチ商法会社「ジャパンライフ」の会長(当時)が招待されていたのでは、と追及した。

 同会長の招待状に「60」の区分番号が記されていることについて、「内閣府は招待区分60~63が総理・長官等の推薦者であると認めた。会長は、総理もしくは総理関係者によって招待されたのではないか」と追及した。

 さらに、「総理から招待されるのはすごい」と老後の資金をつぎ込んでしまったという被害者の声を紹介し、「総理がジャパンライフを信用させ、悪徳商法の被害を拡大する役割を果たした責任をどうとるつもりか」と問いただした。

ジャパンライフ
(ジャパンライフが「桜を見る会」を利用した資料=テレビ朝日系、12月3日放送から)

 安倍首相は、招待については個人情報のため「回答を差し控える」と答弁を拒否する一方で、「一般論として、企業の違法な活動に利用されることは容認できない」などと正義面して答弁するあつかましさ。

 田村議員は、今年の招待者名簿は、日本共産党の宮本徹衆院議員が資料要求した1時間後にシュレッダーにかけたこと。国立公文書館には、「桜を見る会」の文書が多数保存されており、(安倍首相の祖父の)岸信介内閣時代の名簿は永久保存であること。1957年の名簿は、戦後の引き揚げ者、戦後の復興への功績・功労者として、招待者の名前がすべて開示されていることをあげた。

 その上で、質問をこう締めくくった。

 「安倍政権の7年間で、公文書が、隠され、改ざんされ、廃棄される。官僚の答弁は、総理をかばうために矛盾に矛盾を重ねる。こんなことがどれだけ繰り返されてきたか。いつまでこんなことを繰り返すつもりなのか。日本の民主主義が壊されていくことを黙認などできるはずがありません」

安倍政権 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2019/12/03 17:27

◎The strange tale of Japan’s prime minister, official documents and a very large shredder

 上の英語見出しは、ワシントン・ポスト(米国時間11月27日付)が伝えた日本の安倍首相主催の「桜を見る会」の私物化問題です。日本のメディア以上に、安倍政権の公文書廃棄を痛烈に批判しています。

 見出しは、「日本首相の奇妙な物語 公文書と巨大なシュレッダー」。

 ヤフーニュースは、飯塚真紀子・在米ジャーナリストの同ポストの記事の解説を次のように報じています。

……
 記事導入部では、公文書をめぐる以下の問題を列記。

・議論を呼んでいる政府主催のパーティーの招待者名簿? 廃棄。
・首相官邸への訪問者名簿? 廃棄。(注、架計学園疑惑の事)

・スーダンやイラクに派遣されていた自衛隊が遭遇した危険な出来事が記されている活動報告? 最初は廃棄されたと言われていたが、後になって見つかる。

・安倍政権に脅威を与えた学校スキャンダル関係の重要書類? 改ざんされたものもあれば、廃棄されたものもあり。(注、森友学園疑惑の事)

 そして、安倍政権が公文書にこっそりとアプローチしていたことや1回1000ページの書類破棄能力がある産業用シュレッダーが、今週、日本のトップニュースになっていることに言及。

 「桜を見る会」に15000人という多数の人々が招かれて5500万円かかったことが問題となり安倍首相の支持率が落ちていることや、同会には反社会勢力のメンバーや投資詐欺で告発された会社の元会長も招かれたと言われていること、共産党の宮本徹衆院議員が5月9日に招待者名簿をリクエストした日に、その名簿がシュレッダーにかけられていたことなども指摘している。
……

内閣府のシュレッダー 宮本徹ツイッター
(内閣府の巨大シュレッダー=日本共産党の宮本徹衆院議員のツイッターから)

 解説記事にあるように、「桜を見る会」の招待者名簿の廃棄にとどまらず、安倍政権は、森友学園疑惑、架計学園疑惑、自衛隊の海外派遣報告など公文書を次々と廃棄してきたことを告発しています。その上で、ワシントン・ポストの記事の日米比較を紹介しています。

……
 アメリカは「大統領記録法」で、大統領が関わった書類はすべて歴史的記録として保存し、国立公文書館に送ることが規定されている。一方、日本の法律では、公文書は最低1年は保存すべきであるとされてはいるものの、適切と見なされれば、保存期間が1年未満の公文書でも、官僚の自由裁量で処理することが許されていると説明している。
……

 ワシントン・ポストの記事は、安倍政権の公文書廃棄が、いかに異常かがわかる記事です。

安倍政権 | コメント(5) | トラックバック(0) | 2019/11/30 15:33

◎「私人」なのに140人超も招待 「桜を見る会」に安倍昭恵氏

 この話の前提として思い起こして欲しいのが国有地を8億円も値引きして売却した森友学園疑惑です。同学園が建設を予定していた大阪府豊中市の小学校の名誉校長だったのが安倍首相夫人の昭恵氏。安倍政権は17年3月、昭恵氏は「公人ではなく私人であると認識している」とする答弁書を安閣議決定しました。

 今、政治の大問題になっているのが安倍政権の「桜を見る会」の私物化です。毎年、税金を使って開く「会」へ招待する人は本来、「功績、功労のあった人」のはずです。

 ところが昭恵氏は、安倍首相が主催の「会」に、首相枠のうち、確認できただけでも何と140人超の友だちを招待していた――「しんぶん赤旗」日曜版(12月1日号)が報じています。

 安倍政権の「会」の私物化をスクープ(11月3日号)し、政治問題化に火を付けた日曜版が放つ新たなスクープです。

 日曜版によると、昭恵氏がつくったマラソングループ「TEAM A」。運営を担う男性は14年から毎年、「会」に参加しています。日曜版の取材に語りました。

 「招待されたのは、選挙活動に携わって、後援会活動に従事して頑張ったね、という功労だったと思う」

 自民党の選挙運動に“功労”があったというのですから驚きです。税金を使っての“有権者買収”を事実上、認めたのです。他にも昭恵氏が招待した友だちは表のようになります。

50 昭恵氏の招待
(「しんぶん赤旗」日曜版、12月1日号から)

 昭恵氏が名誉会長を務めたスキーイベント関係者は、SNS(15年)に、堂々と投稿していました。

 「イベントのご縁で、『桜を見る会』にお誘い頂きました。…昭恵さんのご配慮に本当に嬉しく、また感謝しています」

 投稿には、昭恵氏を中心に20人ほどが写っている宴会写真が付いていました。「会」の前日にグループで「前夜祭」を開いていたのです。日曜版の取材に参加者が語りました。

 「昭恵さんは専門学校時代にスキーをしていた。その先輩・後輩やスキーイベントが縁で知り合った東北の人たちで、ここ数年は桜を見る会に毎年20人くらい参加している」

 森友疑惑では、野党の追及を逃れるために「私人」とまで閣議決定しながら、「桜を見る会」では、その「私人」が堂々と友だちを招待している――安倍首相・政権の私物化は極まった感じです。

 こんな人物をいつまで首相にしておいていいのでしょうか?
安倍政権 | コメント(7) | トラックバック(0) | 2019/11/29 17:40

◎「しんぶん赤旗」日曜版 安倍事務所の「案内状」を入手

 国政を揺るがす大問題になった安倍首相主催の「桜を見る会」。同「会」の私物化をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版(11月3日号)が、今度は安倍事務所の「案内状」を入手し、私物化の決定的証拠を突き付けています(11月24日号)。

 日曜版の見開きで、ドーンと掲載した安倍事務所が出した案内状。「2月吉日」の日付で、「ご出席をご希望される方は(中略)安倍事務所または、担当秘書までご連絡ください」とあります。

 安倍首相は国会で「招待者の取りまとめに関与していない」(8日の予算委員会)とのべていましたが、虚偽答弁だったことが明らかになりました。安倍首相、アウトです。

12 日曜版 桜を見る会案内状


 参加者に配布した「桜を見る会 注意点」では、バスの番号を①~⑰としています。また、「安倍晋三首相夫妻との記念撮影は、①号車より各号車2グループ(A・B)に分かれて撮影します」と記載されるなど、後援会員らへの“特別の便宜”だったことが明らかになりました。

 「桜を見る会」は、各界の功労者らを招待するのが本来の目的。しかし、「参加申し込み」には、氏名、住所、職業などの欄はあるものの、「功績・功労」の記入欄はなし。

 しかも、家族や知人、友人が参加する場合は、「(用紙を)コピーしてご利用ください」とあります。これは、だれでも、どれだけでも参加できるもので、安倍政権になってから「桜を見る会」が急激に増えたことに一致しています。

 「安倍事務所ツアー案(別紙)」には、A築地本願寺、B目黒雅叙園、C横浜中華街方面など3ルートの観光スケジュールが記載されていますが、すべてが「桜を見る会」に合流します。同「会」が目玉だったことがわかります。

 安倍首相、安倍政権は、参加者名簿を廃棄したなどと言って「桜を見る会」の私物化を隠すことに懸命ですが、野党の追及やメディアの報道で、言い訳はぼろぼろです。

 安倍政権の総辞職を求める国民の声は高まる一方です。
安倍政権 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2019/11/23 11:37

◎昭恵夫人 「私人」が「桜を見る会」の招待者推薦

 芥川賞作家の平野啓一郎氏が11月21日、ツイッターに投稿しました。

 「首相は議員辞職すべき」

 税金を使った「桜を見る会」で、今年の招待者約1万5000人のうち、官邸幹部と自民党の推薦が5割以上に上ったこと。そのなかに「私人」である安倍首相の夫人の昭恵氏の推薦もあったからです。

 これは20日の衆院内閣委員会での日本共産党の宮本徹議員の質問に対し、招待者の内訳は菅義偉官房長官の答弁で、自民党関係者の推薦が約6000人、安倍首相の推薦が約1000人、副総理、官房長官、官房副長官の推薦が計約1000人と5割を超えていたことがわかりました。

60 桜を見る会 招待者内訳
(日本共産党の宮本徹衆院議員の質問で明らかになった招待者の内訳。「しんぶん赤旗」、11月21日付から)

 また、宮本議員の質問に大西証史内閣審議官は、「安倍事務所で幅広く参加希望をつのる過程で、夫人からの推薦があった」と昭恵氏の推薦もあったことが判明したのです。

 安倍内閣は「桜を見る会」で、予算額の3倍以上の5519万円(19年度)もの税金を使って飲み食いするなどしていました。招待した半分以上は身内ばかりで、各界功労者という本来の招待者の枠を大きく踏み外し、同「会」を私物化していました。

 さらに、またまた出てきた昭恵氏の名前。国有地を8億円も値引きして売却した森友学園疑惑を思い出しましょう。森友学園が建設を予定していた小学校の名誉校長だったのが昭恵氏でした。これにかかわる財務省の決裁文書から、昭恵氏の名前を削除したのが理財局長だった佐川宣寿氏でした。

NHK 桜を見る会 安倍夫妻
(今年4月の「桜を見る会」でにこやかに手を振る安倍首相と昭恵夫人=11月21日放送のNHKから)

 安倍首相が国会で追及されると、「私や妻が関係していたということになれば総理大臣も国会議員も辞める」(2018年2月17日の答弁)と口をすべらせたことから官邸は大騒ぎになりました。

 この森友学園疑惑の渦中の17年3月、昭恵氏は「公人ではなく私人であると認識している」とする答弁書を安倍内閣は閣議決定までして、安倍首相から昭恵氏を引き離そうとしました。

 その昭恵氏、「桜を見る会」の記念撮影では、安倍首相の隣で招待者とにこやかに記念撮影していました。「会」は、「内閣の公的行事」のはずですが、「私人」である昭恵氏が招待者を選んでいたのです。

 都合が悪い時には「私人」と位置付ける一方で、菅官房長官は「最終的に決めるのは内閣官房、内閣府の中で取りまとめている」(20日の記者会見)として問題なしというのです。

 こんな安倍政権、安倍首相は1日も早く辞職するべきだ、というのが冒頭の平野氏のシンプルなツイッターでした。それは、国民の圧倒的な思いでしょう。
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/11/21 16:13

◎安倍首相 「お祝いムードなき記録更新」

みずからの後援会員ら約800人を招待し、税金で飲み食いし合った安倍首相主催の「桜を見る会」の私物化が「しんぶん赤旗」日曜版の取材や日本共産党の田村智子副委員長・参院議員の質問によって明らかになった国政を揺るがす大問題。安倍首相は言い訳をくり返していますが、すればするほど疑惑が深まっています。

その安倍首相、11月20日で首相在職日数が2887日と憲政史上最長になりましたが、「お祝いムードなき記録更新」(テレビ朝日系)などと揶揄されるほど窮地に陥っています。

 安倍首相、20日の参院本会議で、招待者選定について「私の事務所が内閣官房の推薦依頼を受け、参加希望者を募ってきた。私自身も事務所から相談を受ければ意見を言うこともあった」と自身の関与を認めました。

 さらに大西証史内閣審議官は、「安倍事務所において幅広く参加希望者を募るプロセスの中で、夫人からの推薦もあった」と、昭恵夫人からの推薦もあったことが明らかになりました。

 自民党は、この夏に改選を迎えた参院議員に、友人や知人、後援会関係者などを「4組までご招待」できるとした案内状を送っていたこともわかりました(朝日新聞、19日付)。自民党は「桜を見る会」を参院選に利用していたのです。

テレビ朝日 お祝いなき
(テレビ朝日系から=11月19日)

 安倍首相は、ホテルニューオータニの前夜祭で、5000円はホテル側が設定したとのべましたが、前夜祭の収支が安倍首相の関連政治団体の収支報告書に記載されていなければ違法になります。その問題が大きな焦点です。

 ホテルニューオータニに22年間勤務後、多くのホテル総支配人を務めてきたホテルコンサルティングの中山晴史所長が語っています(テレビ朝日、18日放送)。

 「今回ホテル側が勘案したと安倍首相はおっしゃっているが、ホテル側が自ら進んで提案することはまずない。あのようなパーティーでは食事で売上を上げようとまず第一義的に考える。スタートラインが5000円ではどういうメニュー構成にしょうか、まあおそらく調理部門に持っていけば突き返される。若干の乾き物とおつまみ程度でビール1本位で構わないなら、5000円で承ることも不可能ではない」

 共同通信の竹田昌弘編集委員は、「夕食会、こんなに多くの疑問」として、安倍首相が旅費、宿泊費は各参加者が旅行代理店に支払い、夕食会の費用は会場の入り口受付で、安倍事務所の職員が1人5000円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手渡したこと。受け付け終了後、集金した全ての現金をホテル側に渡すという形で、参加者からホテル側への支払いがなされた――と語ったことについて次のように疑問を呈しています(「47NEWS」、19日)。

 「ニューオータニの広報担当者は『一般的には、入金と同時に領収書を渡す』と話している。 安倍事務所の職員が各参加者から5000円を受け取り、ニューオータニの領収書を渡すためには、ニューオータニから事前に領収書をもらっていなければならない。領収書は入金と同時と言うのであれば、後援会は夕食会の前に費用を立て替え払いしたことになる」

 弁護士の郷原信郎氏(19日のYAHOOニュースから)
 「官邸で『番記者』に囲まれて、慌ただしく都合の良いことだけを述べる、ということを繰り返してきた安倍首相だが、その表情には、徐々に『余裕のなさ』が目立ってきている。それは、この問題をめぐる『詰将棋』が、“最終盤”に差し掛かっていることを示しているようにも思える」
安倍政権 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2019/11/20 21:11

◎「桜を見る会」 「しんぶん赤旗」日曜版が大活躍

 安倍晋三首相が税金で開催される「桜を見る会」を私物化していた大問題をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版(10月13日号)。日本共産党の田村智子参院議員の国会質問(11月8日)で、一気に火が付きました。

 思想家で神戸女学院大学の内田樹名誉教授は14日、ツイッターに投稿しました。

 ……
 「桜を見る会」は政権の命取りになると思います。(1)前夜祭での公選法違反(事後買収)を否定する証拠がない(2)議員の支援者が招待された事実を万単位の関係者がSNSでばらした(3)そもそも「違法行為ではないか」という自覚がなかった(4)違法行為でも「うるせえ」で済むと思っていた。
……

 安倍首相の“命取り”になるという大問題だといいます。 その日曜版が「安倍事務所が招待客集め」と題するスクープを連打しています(11月17日号)。

25 日曜版 第2弾


……
 「『桜を見る会』のご案内」と題する文書があります。フェイスブックに載せた(あべ晋三)後援会員は編集部の取材に「今年2月に封書で送られてきた」と語ります。

 文書の差出人は安倍晋三事務所。「出席をご希望される方は、2月20日までに別紙申込書に必要事項をご記入の上、安倍事務所または、担当秘書までご連絡ください」と記載されています。

 「案内」には桜を見る会とセットで「あべ晋三後援会主催 前日夕食会(会費制)」とも書かれています。

 関係者によると、同封された申込書には「後日郵送で内閣府より招待状が届きますので、必ず、現住所をご記入ください」と書いてあるといいます。

 桜を見る会の招待者を安倍事務所が取りまとめ、後援会行事の目玉にしていたことを裏付ける決定的“証拠”です。
……

 安倍首相は追い詰められました。さぁ、“命取り”になるような流れになってきました。

                                 ◇

 この記事は、11月16日にアップする予定でしたが、都合により前日にアップしました。
安倍政権 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2019/11/15 21:24

◎“アベチャンネル”もやるじゃないか 「桜を見る会」

 安倍晋三首相が自身の後援会員ら約850人を招待した疑惑の「桜を見る会」。安倍首相を批判せず、“アベチャンネル”と揶揄されるNHKが11月14日の午後7時のニュースで、独自取材した「安倍首相の国会答弁と食い違う証言」を放送しました。

 NHKも「桜を見る会」が安倍首相によって私物化されたと放送したのです。少し長いですが、以下はその内容――。

……
 まず「桜を見る会」の前日に「前夜祭」などと称して安倍総理大臣の後援会が都内のホテルで毎年、開いていた懇親会についてです。

 NHKが入手した「桜を見る会」の案内文には、前日の懇親会について、安倍総理大臣の後援会が主催し会費は5000円だったと記されていて、ことしの懇親会に出席した女性は「850人ぐらいが出席していた」と証言しています。

 政治資金規正法は、政治団体が会費を徴収して催し物を開いた場合には、その収支を政治資金収支報告書に記載することを義務づけていますが、政治団体「安倍晋三後援会」の収支報告書にはこうした懇親会の収支の記載はありません。

60 写真1 アベチャンネル
(NHKの11月14日の放送から)

 懇親会について安倍総理大臣は今月8日の参議院予算委員会で「各個人がホテルとの関係においてもそれはホテルに直接払い込みをしているというふうに承知している」と答弁し、会費は出席者がそれぞれホテル側に直接支払ったと受け取れる説明をしています。

 数百人規模のパーティーの代金を出席者一人一人がホテル側に直接支払うことは可能なのでしょうか?

 NHKは過去に懇親会が開かれていた都内の2つのホテルに取材しました。いずれも個別のケースについては答えられないとしましたが、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」は「パーティーの代金は原則として出席者から個別に受け取ることはなく主催者や代表者から一括で受け取る」と説明しました。

 「ホテルニューオータニ」は「代金を個別に受け取るか一括かはケースバイケースで相談次第だ」と回答したうえで、会費5000円のパーティーのプランはあるかどうか尋ねたところ「パーティープランの最低価格は1人1万1000円からで値切り交渉などには応じられない」などと説明しました。

菅官房長官は14日午後の記者会見で、安倍総理大臣の後援会が「桜を見る会」の前日夜に、東京都内で開いた懇親会の会費が1人5000円だったとされることについて、「安倍総理大臣の事務所のことなので承知していないが、5000円でできないことはないのではないか。想定の範囲だと思う」と述べました。

60 写真2 アベチャンネル
(NHKの11月14日の放送から)

 このうちことし4月の懇親会に出席した山口県内の地方議員は「5000円の会費は会場の部屋の前に設けられた受付でホテルの従業員ではなく安倍総理大臣の事務所の関係者に支払ったと思う。このような会合でホテル関係者に会費を支払うということはありえない」と証言しました。

 そのうえでこの議員は、5000円の会費について「ホテルで開かれるパーティーと考えると、少し安いと感じた」と話しました。

 このほか安倍総理大臣は「桜を見る会」の招待者について「各界において功績・功労のあった方を各省庁からの意見等を踏まえ幅広く招待している。私は招待者の取りまとめ等には関与していない」と答弁しています。

 しかしNHKが入手した「桜を見る会」の案内文は安倍総理大臣の事務所が地元関係者に参加を募る内容になっていて、実質的に安倍総理大臣の事務所が支援者の参加を取りまとめていたことを伺わせる内容になっています。

 かつて自民党の国会議員の秘書を務めていた地方議員がNHKの取材に応じ、総理大臣主催の「桜を見る会」には国会議員の推薦枠があったとしたうえで、「みずからもその枠を割りふる仕事をしたことがある」と証言しました。

 この地方議員によりますと、十数年前の自民党政権時代に自民党の国会議員の秘書を務めていた際、総理大臣主催の「桜を見る会」の参加者に国会議員の推薦枠があることを知らされ、その枠を議員の支援者に割りふる仕事を担当したということです。

 この議員は、「秘書の仕事として、議員の指示を受けて支援者に『桜を見る会』への参加を呼びかけたことがある。割り当てられた推薦枠は5人ほどで、後援会で功労があった方やお世話になった方に声をかけていた」と証言しました。

 そのうえで、「桜を見る会」は公的行事というより政治活動の色彩が強いのかという質問に対し、「そのように指摘されても否定しづらい部分は大いにある」と述べました。

 さらに、地方議員になったあと、「桜を見る会」に実際に参加した際に感じた違和感についても証言しました。

 この議員が住んでいる地域では、地方議員が「桜を見る会」に招かれることはふだんはほとんどなかったということですが、自民党の総裁選を控えていた去年の『桜を見る会』には、この議員を含めて多くの自民党の地方議員が会に招かれたということです。

 この議員は「ふだんは招待されないのに総裁選前に全国の自民党の地方議員が呼ばれたということは、3選を目指ざす安倍総理大臣への支持固めという意味合いがあるのではないかという疑いを感じた」と話していました。
……

NHK 安倍答弁
(NHKの11月14日の放送から)

 NHKがこの独自取材を放送した14日、日本共産党の志位和夫委員長は記者会見で、安倍首相の「疑惑はふくらむ一方だ」とのべ、3点の疑惑を指摘しました。

 第1は、「桜を見る会」を安倍後援会が私物化し、国民の血税を使って買収を行っていた疑惑。第2は、1人あたり5000円の会費を取り850人規模で開催した「前夜祭」の収支が、安倍氏の関連政治団体の収支報告書に記載されていない問題。第3は、首相の虚偽答弁の問題――と指摘しました。

 その上で、官邸内の「推薦枠」があったにもかかわらず、また安倍後援会が招待者の取りまとめを行っていたにもかかわらず、「招待者のとりまとめに関与していない」(8日の参院予算委)とのべたのは、明らかな虚偽答弁。

 志位委員長は、「この3つの問題は、どれも安倍首相でなければ答えることのできない問題です。とくに虚偽答弁は深刻な問題です。首相が国会で疑惑をただされたらウソで切り抜けることが堂々とまかり通ったら、まともな国会審議ができなくなる。ですから首相が出席した予算委員会の開催がどうしても必要です」と強調しました。

 さらに志位委員長は、「首相が説明を拒否した場合や説明できなかった場合には辞めていただくしかない。このことを野党で共同して強く求めていきたい」とのべました。

 NHKの放送内容は、志位委員長が指摘した「3点の疑惑」を裏付ける内容になっています。安倍首相は、疑惑を説明する責任があります。説明できなかったら首相を辞める以外にないでしょう。

安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/11/15 14:08

◎「桜を見る会」は来年度中止 安倍首相、“私物化”認めた

 安倍晋三首相は11月13日夕方、国民からの厳しい私物化批判を受けて来年度の「桜を見る会」は中止することを記者団に表明しました。「しんぶん赤旗」日曜版が10月13日号でスクープしてちょうど1カ月、日本共産党の田村智子副委員長が参院予算委員会で取り上げて(11月8日)からわずか5日です。

 日本共産党の小池晃書記局長は同日、「公的行事の私物化を認めたのと同然だ。首相の資格が問われる問題」とのべ、首相が出席する衆参予算委員会の集中審議を求め、問題を徹底追及すると表明しました。

 安倍政権になってから「桜を見る会」の予算も参加人数も急速に増え、今年4月の「会」には、安倍首相の後援会関係者らが約850人も招待されるという異常な私物化ぶりが明らかになりました。

 「しんぶん赤旗」や田村議員の追及は、テレビ、新聞がいっせいに報道。また、独自ネタ合戦の様相を見せ、テレビのワードショーなどでも大きく取り上げられるなどして、安倍政権は一気に追い込まれました。

50 マス酒 あべ
(マス酒で乾杯する得意絶頂の安倍首相=今年の「桜を見る会」。テレビ朝日系から)

 この日、安倍首相の前に中止を明らかにした菅義偉官房長官は、「さまざまな意見があることを踏まえ、政府として招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討していく」とのべました。

 「しんぶん赤旗」日曜版や田村参院議員の追及で、招待対象者の選定や手続きなどで問題があったことを認めざるを得なくなりました。

 また、内閣官房が招待者名簿を作成する際、「官邸内や与党にも推薦依頼を行っており、官邸内は首相、副総理、官房長官、官房副長官に対して事務的に推薦依頼を行ったうえで、提出された推薦者のとりまとめを行っている」とのべました。首相らによる招待「枠」があったことを認めたかっこうです。

 しかし、安倍政権は来年度の中止で問題を収束させ、世論を鎮静化させようとしていますが、とんでもないことです。招待者の名簿は破棄したといいながら文科省にはあることを萩生田文科相は認めました。

 萩生田氏は、「個人情報」を盾に公表をしないとしています。選定基準を明確化する上では、どう選んでいたかを明らかにする必要があるでしょう。「桜を見る会」と一体で開催されてきた安倍首相後援会の「前夜祭」の問題などの究明も必要です。

 衆参の予算委員会を開いて、首相自らが具体的に説明する責任があります。菅原一秀前経済産業相、河井克行前法務相が相次いで辞任したことについても、両氏からいまだに何の説明もありません。「桜を見る会」も、同じようにさせては絶対にならないでしよう。われわれの血税が使われたのですから。
安倍政権 | コメント(5) | トラックバック(0) | 2019/11/14 16:57

◎安倍首相の「桜を見る会」 「赤旗」が追撃

 安倍首相が追い詰められています。安倍首相の「桜を見る会」で、「しんぶん赤旗」が11月13日付で追撃です。「桜を見る会」と一体で開かれていた安倍後援会の「前夜祭」についてです。

 「赤旗」によると、読売新聞の「安倍首相の一日」欄で「桜を見る会」の前日を調べてみると、2017~19年の3年間「東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。『安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭』」と書かれています。

「前夜祭」の費用は、「しんぶん赤旗」日曜版の取材に複数の参加者が「5000円の会費を払った」と証言しています。ところが、安倍首相が代表を務める政党支部や関係する政治団体は6つあるものの、収支報告書には「前夜祭」についての記載がないのです!

書かれていないのなら、政治資金規正法の疑いがあるというのです。対価を徴収して行われる催し物を「政治資金パーティー」と規定しており、収入や経費を収支報告書に記載するよう義務付けているからです。

安倍首相は8日の参院予算委で、日本共産党の田村智子副委員長から「前夜祭」について追及されると、「(各個人が)そのホテルとの関係においても、それはホテルに直接払い込みをしているというふうに承知をしている」と答えました。

80 桜を見る会 前夜祭のホテル
(しんぶん赤旗」、11月13日付から)

 バス十数台で、数百人が前夜祭や「桜を見る会」に参加したとみられますが、後援会行事の費用を各個人がホテルに直接支払ったのか? 誰が主催した宴会なのか? 誰が参加費を集め、ホテルに費用を支払ったのか?

 安倍首相の答弁は、にわかには信じがたいものです。安倍首相は、明確な説明をすべきです。野党は、予算委員会での集中審議を求めていますが、自民党は応じないといいます。

 「赤旗」は、野党が12日に合同ヒアリングを行ったことも伝えています。
 「桜を見る会」という公的行事に地元後援会員を無料招待していた安倍首相の行為が公選法違反かどうか?

 総務省の担当者は、一般論としつつ「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として金銭・物品を提供することは買収罪にあてはまる」と明言したのです。

安倍首相の「桜を見る会」の私物化は、首相の地位にもかかわる大問題に発展してきました。
安倍政権 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2019/11/13 18:43

◎桜を見る会 安倍首相、税金使って後援会員らを大量招待

 このブログ「トヨタで生きる」では、安倍首相の国政私物化問題の1つとして、「しんぶん赤旗」日曜版がスクープした「『桜を見る会』も」を取り上げました(2019/10/21アップ)。

 この問題を、11月8日の参院予算委員会で日本共産党の田村智子副委員長が追及しました。毎年、東京・新宿御苑で4月の半ばに開かれている「桜を見る会」は、安倍政権になって参加者は急激に増え、財政が厳しい時に支出額は予算額の3倍にもなっています(グラフ)。

桜見る会 グラフ


 田村議員は、各界で「功労・功績のある方」を各府省が推薦するとしながら、安倍首相、萩生田光一文科相など閣僚・自民党議員の後援会・支持者が多数招待されていることを明らかにしました。

 その上で、安倍首相の地元の下関市選出の友田有・山口県議会議員がブログで「今回は私の後援会女性部の7名の会員の方と同行しました」と発信していることなどを紹介。安倍首相の後援会員が、安倍事務所が取りまとめ役になって「下関から毎年数百人が上京する」と証言していることなどを示しました。

80 田村質問1
(追及する日本共産党の田村智子参院議員)

……
  田村 案内状発送は内閣府が一括して行い、必ず招待者一人ひとりにあてて送付する。安倍事務所がとりまとめをしなければ、下関市の後援会員の名前や住所がどうしてわかるのか。

 大塚幸寛・内閣府大臣官房長 推薦者のとりまとめにかかる情報は、円滑な取りまとめに支障をきたす恐れがあるので、答えは差し控える。

 安倍首相 個人に関する情報であるため、回答を差し控える。
……

 安倍首相や大塚官房長は答弁に詰まると、「セキュリティーにかかわることなので回答を差し控える」などと何度も具体的な答弁を拒否。逃げることしかできず、審議はしばしば止まりました。

 田村議員は、「桜を見る会は参加費無料でアルコールなどをふるまう。政治家が自分のお金でやれば明らかな公職選挙法違反だ。こういうことを公的行事と税金を利用して行っていることは重大問題だ」と厳しく追及しました。

 田村議員の追及は、大反響を呼んでいます。TBS系の「NEWS23」や毎日新聞、東京新聞などが取り上げました。また、立憲民主党の枝野幸男代表は「党派を超えて、数年に1度の素晴らしい質疑だった」とツイッターに投稿しました。
安倍政権 | コメント(7) | トラックバック(0) | 2019/11/10 10:43

◎奢る安倍氏は久しからず

 就任間もない経産相と法務相の2人の重要閣僚の辞任が相次いだ安倍内閣。11月6日、衆院予算員会で開かれた集中審議に注目し、NHKの生中継を聞いた。安倍首相は、2人の任命を「適材適所」と強弁し、辞任について「責任を痛感している」をくり返すだけだった。

 これで「責任」を果たしたのか? これで終わりなのか? 辞任した2人は「説明責任を果たす」とのべていたにもかかわらず、辞任するとダンマリ。自民党総裁として2人に説明させるべきだと野党が求めても、安倍首相は、「政治家として自ら説明責任を果たすべきだ」と、本人任せの姿勢。こりゃだめだ。

 安倍首相、挙句の果ては架計学園疑惑で、現在は大臣に納まっている萩生田光一文科相にかかわる資料が文科省から出てきたことについて、野党が「文科省の方が書いた文書か」と問いただすと、質問者に「あなたが書いたんだろう」と大臣席からヤジを飛ばす有様だ。

 野党議員が取り消しを迫ると、「誰が書いたかわからないという意味において、そう言った。取り消せというが正式の答弁でないので」などと開き直る。騒然とする議場。

70 安倍首相 責任痛感 NHK
(衆院予算委員会で「責任を痛感」とのべただけの安倍首相=11月6日、NHKテレビから)

 安倍首相は、これまでもヤジをくり返している。大臣が相次いで辞任するという内閣総辞職に相当する事態なのに、何の反省もなく、「責任を痛感している」は、口だけであることが証明された格好だった。

 これが一国の首相なのか? 政治家以前に、人間として問われる。「驕る平家は久しからず」の言葉があるが、「奢る安倍氏は久しからず」にしなければならないと思った。

 集中審議では、日本共産党から塩川鉄也議員が、萩生田文科相が延期を表明した英語の民間試験について質問。受験会場が限定される地域格差や受験料や交通費負担の経済格差が生じるなどの問題点を改めて指摘した。

 その上で、「大学入試制度の転換と民間企業の参入への道を開いたのは、安倍首相が主催する教育再生実行会議の『大学入学者選抜改革』の提言(13年)だ」と安倍首相の責任を追及したが、安倍首相はまともに答えなかった。

 衆院に続いて参院でも集中審議が行われる。安倍首相らの逃げ切りは許されない。英語の民間試験で振り回された高校生は怒っており、奢る安倍首相に国民はまったく納得していない。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2019/11/07 11:40
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